『マレフィセント』
MALEFICENT(2014年アメリカ)
監督 ロバート・ストロンバーグ
脚本 リンダ・ウールヴァートン
出演 アンジェリーナ・ジョリー
シャールト・コプリー
エル・ファニング
サム・ライリー
■ストーリー■
妖精の国に入り込んだ少年ステファンは、妖精マレフィセントと出会い恋に落ちる。ステファンはマレフィセントと真実の愛のキスを交わすのだった。時が経ち、人間の国の王ヘンリーは妖精の森に攻撃を仕掛けるが返り討ちにあうのだった。傷ついたヘンリー王は妖精のマレフィセントを討った者に王女との結婚を約束するのだった。野心に燃える兵士となったステファンはマレフィセントの翼を斬り取り王へ献上し次期の王座を手に入れるのだった。
■感想■
ディズニーの有名なアニメ『眠れる森の美女』(1959年)を、ヴィラン役のマレフィセントを主人公にディズニー自らリメイクしたファンタジー映画。
マレフィセントはアンジェリーナ・ジョリー。
ストーリーは『眠れる森の美女』とまるっきり違う展開!
なんで、なんで、『眠れる森の美女』を全否定するような作品を作っちゃったの??
オリジナル版は、なんだったの??って思うくらいの改変!!
まるで、『真昼の決闘』(1952年)のリメイクを作って、町の住人が助けるって申し出てくれているのに、主人公の保安官が、素人の助けは要らないって断っちゃうくらいの改変!!
今作は、リメイクとしてどうかということ抜きにして、1つの作品として観た場合、それなりに面白い作品になっているってコトでしょうか??『眠れる森の美女』がなければ全然OKですけど、なんで、自らオリジナルのアニメを否定するような作品を作ってしまったんでしょうか??
あと、「真実の愛が王子様からの愛でない」って、『アナと雪の女王』(2013年)みたい。
なぜ、これまた、同時期に同じような「愛」を描くの??
日本語吹替版のキャストは、3人の妖精に福田彩乃の1人3役と、オーロラ姫に、上戸彩。
福田彩乃の1人3役は、少し厳しかったかな??って感じですけど、本当に(タレントとしては)うまかったです。言われなければ、ちょっとだけ気になるだけくらいの上手さ!
一方、上戸彩は声が、オーロラ姫と、自分の印象では、どうも合っていない!うまい、へたというよりも、合っていないって感じです…。上戸彩の声だからと思って観たせいもあるかもしれませんけどね。気になる方は、自分で観て(聞いて)合っているかどうか確認してみて下さい。
1959年のオリジナル版『眠れる森の美女』を、こんな風にリメイクするのは、自分は、あんまり好きではないですね!!まぁ、でも50年以上前の作品だし、今作を観て楽しめた方はそれはそれでOKでしょう!! 60点
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