『テラートレイン』
TRAIN(2009年アメリカ)
監督:ギデオン・ラフ
脚本:ギデオン・ラフ
出演:ゾーラ・バーチ
ギデオン・エメリー
カヴァン・リース
■ストーリー■
ヨーロッパに遠征でやってきたアメリカの大学のレスリングチーム。リトアニアで試合に負けムシャクシャしていたアレックスたちはホテルを抜け出してパーティに出かけるが、ささいなことでケンカをしてしまい、翌朝、乗るべき列車に乗り遅れてしまうのだった。駅ではコーチが遅刻した彼らを待ち受けていた。コーチとともに次の試合会場があるオデッサに向かおうとするが言葉が通じず列車のチケットが買えずにいると、同じくオデッサに向かうという英語を話す女性が近づいてくるのだった。その女性とともに列車に乗り込むのだが…。
■感想■
1980年のジェミー・リー・カーティス主演のスラッシャー映画系のホラー『テラー・トレイン』のリメイク。
列車が舞台の殺人事件を描くティーンホラーというのが同じだけで、なんでリメイク??って感じの作品になっています。
オリジナル版に出演していたデヴィッド・カッパーフィールドが違う役で出てきて列車を消しちゃったりすれば良かったのに、、。
1980年のオリジナル版の原題が”TERROR TRAIN”で、今作の原題が”TRAIN”でそこも違っているのに、、。
リメイクにする必要があったのかどうか、、。
ジャンルも、大きく考えれば同じホラー映画ではあるものの、ジャンルがずいぶん違っちゃてます。
1980年のオリジナル版は『13日の金曜日』以降ブームになったスプラッター映画です。列車という限定空間を舞台にして、誰が犯人か?というミステリー要素が入ったティーンホラー映画でした。
一方、リメイクの今作は、東欧を舞台にした痛い系の手術系のホステル風の残酷ホラー映画になっています。
登場人物も犯人に狙われてちょこっと当然みたいなティーンだったのが、寝坊しただけのレスリング部の若者たちに変更になっています。
主人公たちがレスリング部の若者という設定なので、少し強いのかな??と思っていると全然そんなコトなく普通の若者です。元特殊部隊とか、元シールズの教官のコックとか、ゴルゴ13とかでないので、普通のティーンですからビビリまくりの逃げまくりで普通の描写なんですけどね、、、。
「リメイクだー!!わー楽しみ!!」
って、観た映画ファンが引くような感じでは??少なくとも自分はそうでした!!
それに、今作の描く東欧って怖すぎ!!
こんな映画が製作されると、そういうイメージがついちゃうかも??
今作の監督ギデオン・ラフは今作以降はTVドラマで活躍しているみたいです。
『紅海リゾート 奇跡の救出作戦』(2019年)は配信されているようです。
リメイクでなくて良かったのでは?度 ★★★★
リメイク感なし度 ★★★★★
痛そうな描写が大丈夫なら楽しめる度 ★★★★
オリジナル版もブルーレイ化されています
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