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『脳男』デクスター男

2014-01-01 20:03:55 | 日本映画

脳男
(2012年日本)
 監督          瀧本 智行
 脚本          真辺 克彦
              成島 出
 原作          首藤 瓜於
 出演          生田 斗真
              松雪 泰子
              江口 洋介
              石橋 連司
              夏八木 勲

 ■ストーリー■
 連続爆破事件が発生し、また犯人をマスコミを通じて批判した人間たちが殺される事件が発生し、人々をを恐怖に陥れていた。爆弾に使われた特殊な部品から、容疑者、緑川を割り出した刑事の茶屋は、緑川のアジトを急襲するが緑川を捕り逃してしまうのだった。しかし、アジトにいた謎の若者の捕獲に成功するのだった。謎の男は、鈴木一郎と名乗るのだが、名前以外、なにも語ろうとしなかった。鈴木一郎、爆破事件の現場に偶然居合わせた精神分析医、鷲谷真梨子による精神鑑定が行われることになるのだが、鈴木一郎が感情を一切表に出さないことにに興味を抱くのだった…。

 □■□ネタバレあり!□■□

 ■感想■
 「江戸川乱歩賞」受賞の首藤瓜於の同名小説「脳男」(講談社文庫)の映画化作品。

 連続殺人鬼を殺していく殺人鬼の活躍を描くアクション映画。
 連続殺人鬼を殺す殺人鬼、魅力的なキャラクターです。
 ダイナ・グラシウナス&ジム・スターリン「サイコメトリック・キラー」(ハヤカワ文庫)や、ジェフ・リンジー「デクスター 幼き者への挽歌」をTVドラマ化した「デクスター 警察官は殺人鬼」と、小説やTVドラマでも同じようなキャラクターが出てきて活躍しています。

 ところで、今作は、原作と同じ展開なんでしょうか??
 ちょっと気になって調べてみたら、時間の関係や、登場人物たちの映画的見せ場のために、またまたずいぶんと改悪されたみたいですねぇ・・・。
 

 連続爆殺魔の緑川が、脳男を殺すために、移送中の警察車両をバイクで襲うシーンとかって、いかにも1970年代の東映のアクション映画みたいな展開ですよね。わざわざ犯人が警察車両を襲う意味がわからないです!
 犯人は、連続殺人鬼のサイコだから、意味不明の行動をしたとしても、「ガイキチのしたことですから、理由なんてないですよ・・・」みたいな言い訳ですますつもりなんでしょうか??

 かつてのプログラムピクチャーが作られた時代のそういう作品だったら、犯人の方から接触してくるようなこんな風な展開からクライマックスに突入しても、しょうがないと思いますけど、ランニングタイム125分で、宣伝にもお金をかけた大作で、こういう展開はダメでしょう!
 まるで1970年代のTVの刑事ドラマの延長みたいな展開!
 TVドラマという制約があって作られた作品と同じレベルにしか、思えない印象です!

 なんで原作を改変しちゃったんでしょう??
 普段、映画をまるっきり観ないような人には、十分楽しめるレベルです!
 いや、もう少面面白いですにはなっているだけに、余計に残念な感じです!もう少し、原作風に展開してくれれば良かったのに・・・。 65点

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原作小説

脳男 (講談社文庫)
首藤 瓜於
講談社

原作の続編

指し手の顔(上) 脳男2 (講談社文庫)
首藤瓜於
講談社
指し手の顔(下) 脳男2 (講談社文庫)
首藤 瓜於
講談社

 

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『プラチナデータ』2時間サスペンス劇場

2014-01-01 00:56:57 | 日本映画

プラチナデータ
(2013年日本)
 監督          大友 啓史
 脚本          浜田 秀哉
 原作          東野 圭吾
 出演          二宮 和也
              豊川 悦司
              鈴木 保奈美
              生瀬 勝久
 
 ■ストーリー■
 近未来、国民のDNAデータを秘そかに収集し、犯罪現場に残されたDNAと照合し犯人逮捕に活用していた。そしてそのDNAデータは「プラチナデータ」と呼ばれていた。警察庁の特殊解析研究所に勤める神楽龍平は、このDNA捜査システムを開発した天才科学者だったが、ある日、連続殺人事件現場に残されたDNAが、彼を犯人だと割り出すのだった。身に覚えの無い神楽はデータを消去し、研究所から逃亡するのだった。一方、刑事の浅間は、データ解析をした神楽は犯人では無いのではないかと思いつつも追跡を始めるのだった。

 ■感想■
 東野圭吾原作の同名小説「プラチナデータ」(幻冬舎)の映画化作品。

 監督が『るろうに剣心』(2012年)の大友啓史ということで、期待して観たんですが、やはり日本映画、普通の何の特長もないオーソドックスなTVドラマのような作品でした。

 とにかく、ランニングタイム134分が、長すぎ!
 TVの2時間サスペンスなみの作品に134分!
 TVの2時間サスペンスもどうしようも無い作品ばかりだから、今の時代だと、今作くらいで、頑張っている作品になっちゃうんでしょうか?

 一応、ミステリー風のテーマの作品なのに、必要とも思えない爆発シーンや、お涙頂戴系なラストの展開で、いつもの日本映画になっています。
 見せ場も多くして、出演者のファンには良いですけど、1本の作品として観ると、全然良くない作品に・・・。

 ストーリーが全然ないのが、とにかくダメ!
 「だから、何??」
 みたいなストーリー!
!!!
 
 まず天才科学者なのに、警察からの追跡をかわす神楽の存在が不自然すぎ!
 「あんたは、007タイプのスパイか??」と思わず突っ込みたくなりました!
 
 2重人格の要素がか出てきた段階で、DNA分析で二宮和也が犯人という結果が出てきた謎
がすべてオジャン!

 唐突に出てくる真犯人!唐突というより、誰が犯人でも全然OKな感じの方が問題ですけど・・・。

 必要性が感じられない、恋愛映画風なラストでの展開!

 そして、134分というムダに長い時間!
 せめて、ランニングタイムが90分くらいなら、楽しく観れたかもしれないですけどね。

 原作が、この映画版とどれくらい違うのか知りませんけど、どれくらい違うんでしょうね??
 わざわざ原作を読み比べる気にはなりませんしねぇ。

 出演者のファンだったら、観ても良いとは思いますけど・・・。  50点

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