『ウルヴァリンSAMURAI』
WOLVERINE(2013年アメリカ、オーストラリア)
監督 ジェームズ・マンゴールド
脚本 マーク・ボンバック
スコット・フランク
出演 ヒュー・ジャックマン
真田 広之
TAO
福島 リラ
スヴェトラーナ・コドチェンコワ
ハル・ヤマノウチ
ウィル・ユン・リー
ファムケ・ヤンセン
イアン・マッケラン
パトリック・スチュアート
■ストーリー■
カナダの山奥で暮らすウルヴァリンの元に、かつて彼に命を助けられた日本人、矢志田の使者ユキオが現われる。日本で大実業家となっていた矢志田は病気で余命わずかとなり、ウルヴァリンに別れを言いたいと言うのだった。
矢志田の願いを聞き入れ日本にやってきたウルヴァリンは、矢志田と再会するが、「永遠に生き続けることを終わらせてあげよう」と提案をするが、その夜、息を引き取ってしまうのだった。矢志田の告別式で日本のヤクザが襲ってきて、矢志田の後継者である孫娘のマリコが狙われるのだった。ウルヴァリンはマリコをかばい逃走するのだが・・・。
■感想■
「X‐メン」の人気キャラクター、ウルヴァリンを主人公にしたシリーズ2作目。
不死身の力を持つミュータント、ウルヴァリンですが今作では、敵のミュータント、ヴァイパーにより不死身の回復力を奪われて、ピンチに!!
でも、回復力を奪われても、強いコトに変わりは無いですけどね。
強いといえば、走行中の新幹線の屋根の上でウルヴァリンと戦う日本のヤクザ、強すぎ!
「あんたはミュータントか??」
思わず突っ込みたくなる強さ!
今般、ミュータントは、ウルヴァリン以外は、毒を扱うヴァイパーと、予知能力を持つユキオだけというずいぶんと寂しい作品になっています!
前作『ウルヴァリンX‐MEN ZERO』(2009年)では、次から次へとミュータントが出てきたのに、今作は、登場するミュータントが少ないので、ミュータント同士の対決もちょこっとあるだけという作品に・・・。
謎のニンジャみたいな集団や、パワードスーツ等も出てきますが、対決シーンは、あまり盛り上がらないです!1番盛り上がるのは、中盤にある新幹線の屋根の上での対決シーンという何かワケの分からないアクション映画になっちゃってます!
観終わったあとで、良く考えると、親子ゲンカみたいなストーリーも、盛り下げる要因になっているのかも??
せっかく、ウルヴァリンという魅力的な主人公やミュータントがいる世界観が作られているのに、こんなチマチマしたストーリーの作品を作ってしまったんでしょうか??
日本が舞台になるって聞いたときに、イヤ~な予感がしましたけど、想像どおりのデキの作品になっちゃいました!!
パチンコ、ラブホテルといった海外の人が見たら面白いかもしれないシーンも、必然性がまるっきり感じられないです・・・。
ミュータントが出てこなくても、『ニンジャ 転生の章』(劇場公開題:『ニンジャ』)(1984年)くらいぶっとんだニンジャが出てきたら楽しめたのに!!いっそのこと、新幹線での対決シーンも『ハンテッド』(1995年)の新幹線での大虐殺シーンくらいぶっ飛んじゃえば良かったのに!!
監督が、ジェームズ・マンゴールドだから、そんなのムリでしょうけどね。
なんで、こういうミュータントが出てくるコミックの映画の監督がジェームズ・マンゴールドなんでしょう??
スティーヴ・マイナー監督でも、アイザック・フロレンティーン監督でも、少なくてもジェームズ・マンゴールド監督よりかは、こういうエンターテイメント映画には適任だと思うんですけどね。 60点
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