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映画感想のブログ!!
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『影なき爆殺魔』 「雨影の爆殺魔」映画化

2024-01-16 22:41:07 | ミステリー

THR3E 影なき爆殺魔
THR3E(2006年ポーランド、アメリカ、イギリス)
 監督:ロビー・ヘンソン
 脚本:アラン・マッケルロイ
 原作:テッド・デッカー「影の爆殺魔」(扶桑社ミステリー)
 出演:マーク・ブルカス
    ジャスティン・ワデル
    ローラ・ジョーダン
    ビル・モーズリー

 ■ストーリー■
 優秀な学生ケヴィン・パーソンは運転中に爆弾魔から謎かけの電話がかかっくる。ケヴィンは、あわやのところで危機一髪、車から脱出するのだった。その手口から今回の事件は、謎かけ殺人鬼「リドルキラー」の仕業だと思われた。しかし、「リドルキラー」が標的にするのは有名人なのに、なぜ今回一般人のケヴィンが狙われたのか理由が分からなかった。
 3ヶ月前に「リドルキラー」に弟を殺された警察の心理分析官ジェニファーは、今回のケヴィンの事件の捜査に執念を燃やすのだった。一方、ケヴィンは幼馴染にサマンサと独自に捜査を始めるのだった。そんなとき、「リドルキラー」はケヴィンに”罪を告白しろ!”と言ってくるのだった。
 ケヴィンは少年時代に、町を追い出した少年のことを思い出すのだった。

 ■感想■
 テッド・デッカー原作「影の爆殺魔」(扶桑社ミステリー)の映画化作品です。 
 今作はTV東京が海外の作品で日本では劇場未公開の作品をDVD化していく「TX-V」レーベルシリーズの1本です。今作が「TX-V」レーベルの第1弾の作品でした。
 TX-Vの企画かどうかわかりませんが、TV東京発売の作品をあげると、、
 第2弾以降タイトルだけ書くと『Dark Floors ダーク・フロアーズ』『NOISE ノイズ』『MAGIC AND THE WAR OF DRAGONS 魔法戦士と竜の騎士団』『ダークネスナイト』『ガーディアン』『THE BOXER ザ・ボクサー』『VANGUARD』『A TIME 0F WARタイム・オブ・ウォー  戦場の十字架』『CODE;GENE コード;ジーン』『2 ROOMS トゥー・ルームス』『ミリタリー大作戦 シュミット教官大暴れの巻』『氷の素肌 ネイキッド・シンドローム』『ミッドナイト・トレイン』『クリスマス・キャロルの大冒険』。

 当時、DVDレンタル店で良く見かけた作品と、全然気づかなかった作品と色々。
 どんな作品かわかる範囲で書くと、、。
 『Dark Floors ダーク・フロアーズ』(2008年)はフィンランド、アイスランドのホラー映画。
 『NOISE ノイズ』(2007年)はティム・ロビンス、ブリジット・モイナハン、ウィリアム・ハート出演のコメディ。
 『MAGIC AND THE WAR OF DRAGONS 魔法戦士と竜の騎士団』(2008年)はマーク・アトキンス監督作。
 『ダークネスナイト』(2007年)は「シャークネード」シリーズのマーク・C・フェランテ監督のホラー。
 『2 ROOMS トゥー・ルームス』ブリタニー・マーフィ主演のサスペンス映画。

  
 自分的には、原作がちゃんとある作品を映画化した『影なき爆殺魔』、北欧映画『Dark Floors ダーク・フロアーズ』、ファミリー映画『クリスマス・キャロルの大冒険』以外はもう少し変わった作品のラインナップだと良かったのに、、。と思っちゃいます。
 50本、100本もリリースするなら全然良いんですけど、、少ししかしないなら、話題になりそうな作品をラインアップした方が良かったのでは??
 例えば、、あくまでも例ですが、2008年くらいの作品だと
 マイケル・ケイン主演の犯罪物『狼たちの処刑台』(2009年)
 ケン・フォーリー主演のゾンビ映画『ゾーン・オブ・ザ・デッド』(2009年)
 1980年代のスラッシャー映画リメイク『スプラッター・ナイト 新・血塗られた女子寮』(2009年)
 みたいな作品とかだったら、すごーく良かったのに、、。
 

 今作『影なき爆殺魔』は、製作費240万ドルのハリウッド的な感覚では、低予算の作品です。
 でも、ポーランド映画としてみるとけっこう240万ドルという製作費はけっこうお金がかかってるのかもしれないです。ロケはポーランドで行われました。
 小説版のあらすじをちょこっと読んだときに、犯人はすぐにわかったつもりになっていた作品です。
 なので、映画化した今作でも油断して観ていたら、違う方向に進んでいくので、「おかしいなぁ」と思っていたら、全然違ってました、、。
 
 ”予想、大外れ!!”

   正確には、半分くらい当たってました、、。、みたいな感じです。正確にはハズレなので、厳しい試験なら0点かな??

  もう少しリドルキラーの凶行が描かれていたら良かったかもしれないですね、、。
 
 実は、原題の”THR3E”にヒントがあるんですけど、気がつくわけがない、。でもタイトルで堂々とうたっているんだから、フェアと言えばフェアですね、、。
 見せ方もあるので、もっとミステリー映画が得意な脚本家と監督だったら、もっと、もっと面白くなったのに、、。
 本当はリメイクして欲しいくらい、、惜しい。


 ミステリー映画度         ★★★★
 ほとんどの人が騙されちゃうかも度 ★★
 もっと評価されてもいいかも度   ★★

 

原作は扶桑社ミステリーで上下巻の長編です。

 

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『抹殺者』 アクション映画ではありません、、、。

2024-01-15 00:25:25 | ミステリー

抹殺者
THE BODY(2000年アメリカ、イスラエル、ドイツ)
 監督:ジョナス・マッコード
 脚本:ジョナス・マッコード
 原作:リチャード・ベン・サピア(「キリストの遺骸」扶桑社ミステリー)
 出演:アントニオ・バンデラス
    オリビア・ウィリアムズ
    ジョン・シュラプネル
    ジェイソン・フレミング
    ジョン・ウッド

 ■ストーリー■
 古学者のシャロン博士が、エルサレムの町で磔にされたであろう古い遺体を発見する。バチカンは元軍情報部員の神父マットに遺体の調査をさせることに。シャロンとマットは、遺体を調査しキリストの遺体ではないかと推測するが、もし、キリストのものであったらキリスト教の歴史を揺るがすことになってしまうものだった。やがて、イスラエルとパレスチナの過激派も遺体を手に入れようと動き出していた。

 ■感想■
 リチャード・ベン・サピアの歴史ミステリー「キリストの遺骸」(扶桑社ミステリー)の映画化作品。
 リチャード・ベン・サピアと言えば、ウォーレン・マーフィーとの共作の「デストロイヤー」シリーズが有名なので、てっきりアクション度200%のアクション映画かと思っちゃいました。「デストロイヤー」シリーズは『レモ 第1の挑戦』として映画化されていますが、わずか1作でシリーズ化されませんでした。
 リブートでもリメイクでも、なんでもいいので俳優を代えたり、設定を変えたりしてシリーズ化しようとは思わなかったんでしょうか??

 日本でも、「殺人機械デストロイヤー」シリーズで創元推理文庫でけっこうな数の作品が翻訳されていたりしたんですけどねー。

 で、今作『抹殺者』ですが、アクション映画風のDVDパッケージや当時の宣伝物でしたが、それに騙されないで歴史ものとして見ればそれなりに面白いかもしれないですねー。
 自分はアクション映画だと思ったので全然ダメでしたけどー。

 DVDのパッケージに映画に出てこない爆発シーンや、着てもいない防護服を着てる人物だとか、主人公が武器を持っていたりするのには全然おかしいとは思わないんですが、今作は完全に勘違いしちゃいました!!
 
 文句言うなら「映画を観る前に、原作を読んでおけ!!」ってコトなんでしょうけどねー。

 アントニオ・バンデラス主演だし、タイトルも『抹殺者』だし、だまされちゃいますよね、、。ちなみに今作のパッケージでもバンデラスは銃をかまえてました、、。
 でも、神父だから暴れないですよね、、、。

 アクション映画度  ★
 ドラマ度      ★★
 歴史ミステリー度  ★★★

 でも、こういう風に映画を宣伝するのって、けっこう好きです。
 『サランドラ』の出てこない武器のジョギリとか、『アリゲーター』(1980年)の”誰でも12回は必ず飛びあがります”のうたい文句とかとか、、。

 観客に、映画を観に来させなければいけないですからね。
 まぁ、今作は時代的にはレンタルビデオの時代だからレンタルしてもらわないといけないですからね。
 
 でも、歴史ミステリーのエンターテイメント系の作品が好きな人は確実に来ないですよね、、。アクション映画だと思って、、。

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デストロイヤーシリーズ映画化『レモ 第1の挑戦』

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『ソフィー・マルソーの過去から来た女』 ソフィー・マルソー監督です。

2024-01-14 00:52:08 | ミステリー

ソフィー・マルソーの過去から来た女』(別題:『ドーヴィルに消えた女』)
LA DISPARUE DE DEAUVILLE(2007年フランス)
 監督:ソフィー・マルソー
 脚本:ソフィー・マルソー
    ジャンギード・スピネッリ
    ジャック・デシャン
 出演:クリストファー・ランバート
    ソフィー・マルソー
    ロベール・オッセン
               ニコラ・ブリアンソン
    マリー=クリスティーヌ・バロー

 ■ストーリー■
 妻を亡くしたショックから記憶障害になった刑事ジャックの元に謎の女性が現れ対岸の町のホテル「ノルマンディー」の支配人に会いに行くように言われ、言われるがまま向かうのだった。ホテル「ノルマンディー」では支配人は行方不明になっており、秘密の部屋401には36年前に事故死した女優ヴィクトリアに関係する品物を集めていた。ヴィクトリアは謎の女性にそっくりだった。

 
 ■感想■
 ソフィー・マルソーが、脚本&監督&出演のミステリー系ドラマ。
 2008年フランス映画祭で『ドーヴィルに消えた女』というタイトルで上映されました。

 リリースされた当時、映り込んだマイクが話題になりました(??)
 なぜ、マイク??
 『シェーン』のバスの映り込みは超有名ですが、、、『シェーン』が作られたのは1953年ですからね。もう少し最近の作品では『グラディエーター』(2000年)の馬車戦のボンベとかも有名ですね。

 わざと狙ったんでしょうか??狙うワケないか??

 内容的には、良くありがちなフランス映画っぽいフランス映画。
 「フランス映画大好き、他の国の映画はあまり好きじゃない」みたいな映画ファン向けの作品です。
 こういう作品をあまりフランス映画を観たコトない人が観たら、フランス映画が嫌いになっちゃうかも??

 主人公が記憶障害っていう設定だから、何があっても大丈夫でしょ!みたいな演出方法はやめて欲しかったです。
 1970年代だったら、まだアリかもしれないですけど、、。

 大体、こういう作品でそっくりな女性が現れた段階でストーリー的に正体が分かっちゃいますよね、、。
 特に30年以上前の女性とそっくりとかって、、。
 
 同じ時代にそっくりな女性がいたら、双子かクローン人間でしょうけど、、。

 思わせぶりな演出ですけど、主人公の記憶がおかしいから何があってもOK!みたいなストーリーのつなぎ方って、どうなんでしょう??
 もう少し観ている人に分かりやすい演出して欲しかったです。
 でも、そうなると、大したストーリーでないので、あっという間に終わっちゃいそうな内容に、、、。

 無駄なカーチェイスシーンとか、予告のために必要だったんでしょうか??
 
 ランニングタイム104分も長すぎ!!
 この内容ならあと20分くらい短くても良かったのでは??

  マイクが映り込んだコトしか記憶に残らない作品になっちゃいます!!

 映り込んだマイクしか記憶に残らない度    ★★★★★
 フランス映画の悪い意味で思わせぶり度    ★★★★
 S・マルソーは出演だけで良かったのでは度 ★★★★★


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『マーダー・フィルム』 映画の中から殺人鬼、、。

2024-01-13 00:22:01 | ホラー

マーダー・フィルム
MIDNIGHT MOVIE(20081年アメリカ)
 監督:ジャック・メシット
 脚本:ショーン・フッド
    マーク・ガーベット
    ジャック・メシット
 出演:レベッカ・ブランディス
    ダニエル・ボンジュール
    グレッグ・シラルニック
    マンデル・モーン
    スタン・エルズワース

 ■ストーリー■
 テッド・ラドフォードが40年前に作ったホラー映画“DARK BENEATH”が5年ぶりにある町で上映されることになった。5年前、病院に入院していたラドフォードは検査のために病院で見せられた“DARK BENEATH”の上映中に大量殺戮を行い行方不明になっていた、、、。
 人を怖がらせることにだけ興味を持ったラドフォードが、この映画にのめりこみ精神に異常を起こしていたのだ。5年前の事件を追う刑事、医者は映画館にラドフォードが現れるのではないか映画館にやってくる。何も知らない観客をふくめ、その映画が始まるのだが…。

 ■感想■
 映画の中から殺人鬼が出てきて、現実に人間を殺し始めるっていうホラー映画。
 
 映画の中から登場人物が現実側に出てくるっていうアイデア自体は、そんなに目新しいわけではないですけど、そのアイデアだけで1本ホラー映画を作っちゃいました!みたいな感じ、、。
 映画の中の人物が現実に現れるって、『カイロの紫のバラ』(1985年)のホラー版??
 っていうか、超有名な作品で、イタリアのランベルト・バーヴァ監督のホラー映画『デモンズ』(1985年)がありました!!
 ホントのメジャー作品では『ラスト・アクション・ヒーロー』(1995年)も、、。

 目新しさはないですが、なかなか面白い作品になってます!!やっぱり低予算映画も見せ方が良ければ面白くなるっていう良い例では??
 今回、評価甘すぎ!!
 自分でも、かなり甘い評価だと思っているので、わざわざ借りて観てつまらなかったらすいません、、。
 
 殺人鬼の使う武器とかの設定とかも面白いですし、なかなか面白い作品になってます。

 しかも、ある程度面白いのにランニングタイムが80分!!

 み、み、短い!!
 IMDbで確認すると今作のランニングタイムは82分のようなので、日本版は2分カットされたんでしょうか??観たときにチェックしていなかったので、記載のミスなだけで、日本版も82分の可能性もなくはないですが、、。

 Z級の超手予算の観るのもツライ作品なら80分も長すぎかもしれませんが、こんなに面白いのに、80分!!

 【シカゴ・ホラー映画フェスティバル】2008年
   撮影賞、長編作品賞 受賞しています。

 あまりに面白いから続編が製作されるのかな??と期待していたら、続編は作られませんでした。
 少しだけ、残念!!
 
 監督のジャック・メシットは、映画は今作以外は監督作がないようで、TVシリーズを監督しているようです。撮影が多いようです。脚本ではダニエル・ウー主演の中国、香港のサスペンス映画『控制 コントロール』(2013年)の脚本を書いています。
 『控制 コントロール』は、うろおぼえですけど、Sci-Fi系のアクション映画だと思って観ていたら、最後は犯罪物になったという少しだけドンデン返し系の作品でした、、。

 脚本家の1人、マーク・ガーベットは今作以外に『悪霊の餌食 ブラッディ・アイランド』(2009年)の脚本を書いています。こちらは未見です、、。
 ショーン・フッドは『ハロウィン・レザリクション』(2002年)、『コナン・ザ・バーバリン』(2011年)、『ザ・ヘラクレス』(2014年)の脚本を書いています。

 こういうホラー映画、話題にもなりませんでしたが、けっこう好きです。
 音楽や削除シーンを編集して、本国アメリカでは2011年にDVD”Midnight Movie Killer Cut”がリリースされたようです。ホラー映画観る人が多くて、マーケットが大きいってコトなんでしょうけど、、うらやましいです。
 
 今作の製作費は100万ドルなので、アメリカ映画で2008年の作品と考えると、少し低予算の作品になりますね。でも、100万ドルで今作が作れるなら大満足です!!
 
 映画の中から殺人鬼の新味度 ★
 続編あったら観たい度    ★★★
 登場人物退場しまくり度   ★★★

 

TV朝日「ウィークエンドシアター」放映時の音声が、、。

映画館が舞台の1作目は大好きな作品です。

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『軍鶏 shamo』 日本コミック映画化

2024-01-12 23:57:12 | 香港映画

軍鶏 shamo
SHAMO(2006年香港、日本)
 監督:ソイ・チェン
 脚本:橋本 以蔵
    セット・カムイェン
 原作:橋本 以蔵
    たなか 亜希夫
 出演:ショーン・ユー
    フランシス・ン
    魔裟斗
    ディラン・クォ
    ブルース・リャン
    テリー・クァン

 ■ストーリー■
 ある日、普通の家庭に育った成嶋亮は両親をナイフで殺し少年院に送られる。日々、親殺しとして少年院でリンチにあうのだった。空手の教官の囚人、黒川と出会い空手を教わり格闘術の腕を上げた成嶋は刑期を終えて出所してくるのだが、、。 

 □■□「軍鶏 shamo」ファンの方読まないで下さい□■□
 原作のコミック、映画版ともにファンの方は読まないで下さい。
 ほめてません、、。

 ■感想■
 日本のコミック「軍鶏 shamo」を香港、日本合作で映画化した格闘アクション。
 監督は、犯罪物と思わせておいて、なぜかラストで格闘系アクション映画になってしまう『ドッグ・バイト・ドッグ』(2006年)のソイ・チェン。
 
 原作者の橋本以蔵が自ら脚本を書いてます。
 原作者自ら脚本を書いているんですが、ストーリーが良くわかりません!!
 コミックの映画化作品だから、今作を観る人は原作のコト知っている人対象なんでしょうか??
 自分は原作を全然知らないので、ストーリーについていけませんでした、、、。

 

 まず、主人公の設定ですが、何かストレスがあったのかどうか分かりませんが冒頭から親殺しをする主人公のキャラクター、全然感情移入できない、、。
 105分の映画の主人公としてこの設定はキツイのでは??

 原作通りだからってコトなんでしょうけど、長期の連載物のコミックなら人気を呼ぶキャラクターでも、105分で終わってしまう映画でこのキャラクター設定は原作ファン以外置いてけぼりなのでは??

 そうは言っても感情移入できないような登場人物を主人公にした作品も探せばけっこうあるんでよね。
 リチャード・フライシャー監督の『絞殺魔』(1968年)、犯罪物『地獄の貴婦人』(1974年)、マックス・フォン・シドー主演『ナイトビジター』(1970年)、『完全犯罪<パーフェクト・クライム>』(1981年)、『マッドボンバー』(1972年)、。
 思いつくのが古い作品ばかりですいません、、。
 ミステリー映画や犯罪映画ではけっこうありますね。

 別に『地獄の貴婦人』の主人公たちに感情移入して観たワケじゃないですけど、、。

 でも、特に『軍鶏 shamo』の主人公に感情移入できないのは、格闘映画だからかもしれないですね、、。 

 原作のファンのための映画化と割り切って観るしかないですね。
 どんな作品か知らずに観た自分が悪いんでしょうけど、、、。
 
 映画を観るときに、事前にその作品の情報を得ないようにしているので、こういうコトが起きちゃいます。
 好みのジャンルでもないのに観てしまう系なコト。
 最近は多少なりとも事前にどんな作品か情報を得るようにしているので、そういうコトは、かなり減りましたが、今作を観たのは2008年頃なので、まさにそのパターン!!

 ”ミステリー映画だと思って観始めたら、オカルト映画だった” 
 自分は、このパターンが1番多いかもしれないです。

 でもその他にも、いろんなパターンが。
 ”アクション映画、犯罪映画だと思って観始めたら人間ドラマだった”
 ”B級映画だと思って観始めたらZ級で観るのが苦痛でほとんど覚えていない”
 ”武侠映画だと思って観始めたらクンフー映画だった”
 
 
 原作はかなり殺伐とした長い作品みたいです。知らなかったです、。コミックで34巻、、。長編です、、。
 
 脚本家のセット・カムイェンは、『姉後 ~ANEGO~』(2005年)、『ドッグ・バイト・ドッグ』(2006年)、『SPL 狼よ静かに死ね』(2005年)、『導火線 FLASH POINT』(2007年)、『惨殺のサイケデリア』(2013年)の脚本家です。
 作品から見ると、格闘物が得意な印象ですが、格闘映画以外はあまり印象がないんですが、香港映画界なんで、どんな映画の脚本でも書いちゃいますよね。


主人公が普通でない人の映画をいくつか。
「木曜洋画劇場」で放映した吹替音声つきで再発お願いします。

バート・I・ゴードン監督の犯罪物。普通っぽい人出てきません、、。

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『コールド・バレット 凍てついた7月』 ジョー・R・ランズデール原作

2024-01-11 09:49:26 | サスペンス

コールド・バレット 凍てついた7月
COLD IN JURY(2014年フランス、アメリカ)
 監督:ジム・ミックル
 脚本:ニック・ミダチ
    ジム・ミックル
 原作:ジョー・R・ランズデール「凍てついた7月」(角川文庫)
 出演:マイケル・C・ホール
    サム・シェパード
    ドン・ジョンソン
    ヴェネッサ・ショウ
    ニック・ミダチ
    ワイアット・ラッセル

  ■ストーリー■
 1989年、深夜、テキサス州に暮らすデイン家に侵入者があり、リチャードは侵入者フレディを殺してしまうのだった。フレディが犯罪者だったこともあり、正当防衛が認められリチャードは罪に問われなかったものの、罪の意識からフレディの葬式に行き、その場で、フレディの父親ベンに会ってしまうのだった。
 息子が殺され怒り心頭のベンはデイン家の周りをうろつきだすのだった。そして何者かがベンが自宅に押し入ってきて、、。
 


 □■□ネタバレあり□■□
 中盤以降の展開についてネタバレしています。
 今作は途中からの展開について知らないで観た方が絶対に面白いので、
    観てから読んで下さい。


 ■感想■
 ジョー・R・ランズデール原作の映画化したサスペンス映画。
 正当防衛で侵入者を殺してしまった家族の元に、侵入者の父親が現れるスリラー映画。
 侵入者の父親を演じているのがサム・シェパードで、怖すぎ、、、。
 正当防衛で侵入者を殺した抱けなのに、、侵入者の父親に逆恨みされ、、。
 
 と、思っているとストーリーは全然違う方向に、、、。

 サム・シェパードがネチネチいやがらせするストーリーなんだろうなぁ、、。
 と勝手に思い込んで観ていたら、あれよ、あれよ、と犯罪映画になり、しかも、警察ぐるみの犯罪隠ぺいがわかり、素人3人が犯罪者と戦う映画に、、。
 3人目は、探偵役のドン・ジョンソン。
 カッコ良いんですけど、何者ですか??
 探偵って、歩く治外法権みたいなマイクハマーじゃないんだから、これは暴れすぎでしょ!!
 3人とも、日本の時代劇の登場人物のように暴れすぎ!!
 いくら1989年とはいえ、これはやりすぎ!!結局、犯罪者同士の仲間割れってコトで処理されちゃうんでしょうか??
 
 まぁ、警察もフレディのことは知っていて目をつむっていたんだから、大事にはしたくないでしょうしねぇ、、。

 

   原作もあるので、読まれた方にとっては、普通の展開なんでしょうけど、映画で初めて観た人は驚きの展開。どんでん返しとまではいかないですけど、平凡な家庭人が悪質なヤツからネチネチされるスリラー映画が、極悪人を退治するアクション映画に変更になっちゃいます!!

 リチャードが、悪質ないやがらせから息子のジョーダンを守ろうとするの父子の物語と展開すると思っていると、違うもう1つの父子の関係が物語のメインになっていきます。
 息子フレディがモラルのない極悪人と知った父親ベンが、やるべきことをしようとする父子の物語へ、、。


 今作はいろんな映画賞を受賞、ノミネートされています。
 わかっている賞をあげると、
 
 【ドゥーヴィル映画祭】2014年
   特別グランプリ(ジム・ミックル) ノミネート
 【エディンバラ国際映画祭】2014年
   観客賞 ノミネート
 【サウスイースタン映画批評家協会賞】2014年
   ワイヤット賞 ノミネート
 【サンダンス映画祭】2014年
   作品賞 ノミネート
 【ワルシャワ国際映画祭】2014年
   フリー・スピリット・アワード ノミネート
 【クロトゥルーディス・アワード】2015年
   脚色脚本賞(ジム・ミックル、ニック・ダミチ) ノミネート
 【タリン・ブラック・ナイト・フィルム・フェスティバル】2014年
   北米インデペンデント映画作品賞 ノミネート
 【U.K.クライム・スリラー・アワード】2014年 
   作品賞 受賞
 【ブカレスト国際映画祭】2015年
   作品賞 ノミネート

 賞を獲ったり、ノミネートされるのも分かります!!面白いです!!

 監督のジム・ミックルは吸血鬼映画『ステイク・ランド 戦いの旅路』(2010年)、パニック映画『ネズミゾンビ』(2006年)、スリラー映画『月影の下で』(2019年)とエンターテイメント作品をコンスタントに監督しています。
 『月影の下で』もホラー系のスリラー映画と思っていると、中盤から驚きの展開に、、。
 
 最近はTVシリーズとかを監督しているみたいですが、エンターテイメント映画を監督して欲しいですね。その時は日本でリリースして下さい。

 

原作も邦訳されています。

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『次に私が殺される』 スペイン製スリラー

2024-01-10 23:24:15 | ミステリー

次に私が殺される(別題:『テシス 次に私が殺される』『殺人論文 次に私が殺される』)
TESIS(1996年スペイン) 
 監督:アレハンドロ・アメナーバル 
 脚本:アレハンドロ・アメナーバル
    マテオ・ヒル
 音楽:アレハンドロ・アメナーバル
 出演:アナ・トレント
    フェレ・マルティネス
    エドゥアルド・ノリエガ
    ザビエ・エロリアガ
    ミゲル・ピカソ

 ■ストーリー■
 大学で映像を学ぶアンヘラは映像の暴力をテーマにして論文を書くことにする。アンヘラは教授のフェゲロアにビデオマニアのチュマを紹介してもらうのだった。翌日、フェゲロア教授は暴力的な映像を見て心臓発作で死んでしまう。図書室で教授の死体を発見したアンヘラは、教授の見ていたビデオテープを持ち帰ってチュマと観るのだった。
 そのビデオテープには2年前に行方不明になった女子学生ヴァネッサが殺されるシーンが映し出されていた!撮影に使われたビデオカメラは現在作られていないものであることがわかる。アンヘラは、そのビデオカメラを持ったボスコと知り合うのだった、、。

  ■感想■  
 アレハンドロ・アメナーバル監督のスペイン製ミステリー映画。 
 アレハンドロ・アメナーバル監督は『オープン・ユア・アイズ』(1997年)、『アザース』(2001年)、『リフレッション』とミステリー系のスリラー映画を監督しました。
 最近は『海を飛ぶ夢』(2004年)、『アレクサンドリア』(2009年)、『戦争のさなかで』(2019年)と自分が観ないようなマジメそうな作品を監督しました。
 
 脚本はアレハンドロ・アメナーバルとマテオ・ヒル。 
 マテオ・ヒルは、アレハンドロ・アメナーバル監督作で脚本を書く以外に、『パズル』(1999年)で監督、脚本を担当しました。『パズル』ではアレハンドロ・アメナーバル監督が音楽を担当してます。 
 
 
 今作も、劇場公開されたときや、ビデオになったときにそれなりに話題になったんですけど、見逃していたんで、今回やっと鑑賞しました。 
 もっと、過激な怖いスリラー映画かと思ったんですけど、ごくごく普通のスペインのミステリー映画でした。
 
 登場人物も多いのは、こういうミステリー作品には良いです!!
 
 多いと言っても怪しい人物は、3人しかいませんけど、、、。

    ビデオマニアのチュマ。
 チュマの友人ボスコ。
 後任の教授カストロ。
 
 でも、真犯人は、チュマ?ボスコ?カストロ?


 それなりに面白いもののランニングタイム125分も長すぎ!
 
 エンターテイメント作品としてヒネリが少ないのに125分は長すぎ!
 あと20分くらい短くしないと、、。せめて、あと10分くらい短かったら良かったのに、、。 
 ホントにあと10分くらいカットしたら、テンポが良くなってもっともっと良かったのに、、!

 と思いましたが、すごーく高く評価されています。今作は色んな賞を獲得、ノミネートされました。
 
 【ブリュッセル国際映画祭】1997年
   ヨーロッパ・ファンタジー映画作品賞(シルバー) 受賞
 【ファンタスポルト】(ポルト国際映画祭)1997年
   ヨーロッパ・ファンタジー映画作品賞(ゴールド) ノミネート
 【ゴヤ賞】1997年
   優秀女優賞(アナ・トレント)ノミネート
   新人俳優賞(フェレ・マルティネス) 受賞
   新人監督賞(アレハンドロ・アメナーバル) 受賞
   オリジナル脚本賞 受賞
   編集賞 受賞
   音響賞 受賞
   作品賞 受賞
   プロダクションマネージャー賞 受賞
 【プチョン国際ファンタスティック映画祭】1997年
   作品賞 ノミネート
 【バルディビア国際映画祭】1997年
   観客賞 受賞
 【ホセ・マリア・フォルケ映画祭】1997年
   作品賞 受賞
   2020年 25周年賞 ノミネート 

 ブリュッセル国際映画祭、ファンタスポルト(ポルト国際映画祭)と、世界三大ファンタスティック映画祭のうち、2つの映画祭で作品賞、受賞とノミネート!!
 すごい作品でした、、。
 ランニングタイム125分のままで、、。評判に影響されやすい、、。
   

 ミステリー映画度    ★★★
 ゴアシーン度      ★
 ミスリードで騙された度 ★★ 

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『ドント・ウォーリー・ダーリン』 まさかのオチ、、

2024-01-09 22:46:52 | サスペンス

ドント・ウォーリー・ダーリン
DON'T WORRY DARLING(2022年アメリカ)
 監督:オリヴィア・ワイルド
 脚本:ケイティ・シルバーマン
 原案:ケアリー・ヴァン・ダイク
    シェーン・ヴァン・ダイク
    ケイティ・シルバーマン
 出演:フローレンス・ピュー
    ハリー・スタイルズ
    オリヴィア・ワイルド
    ジェンマ・チャン
    クリス・パイン

 ■ストーリー■
 1950年代のアメリカ、アリスは夫ジャックと郊外の町で平和に暮らしていた。町の男性たちはみんな砂漠の先のビクトリー社で働いていた。妻たちは家にいて専業主婦として生活していた。ある日、アリスは、友人のマーガレットからこの町にいてはダメと忠告を受けるのだった。また、アリスはバスで砂漠に行ったときに軽飛行機が墜落する現場を見て助けに行こうとするのだったが、、。
 
 □■□ネタバレあり□■□
 今作の重要なネタに触れてます。このネタがわかっちゃうと面白さが無くなるので観てから読んで下さい。でも、今作おすすめしていません。観るなら自己責任で観て下さい。
 今作のコトが好き!面白い!と思った方もほめてないので読まないで下さい!
 

 ■感想■
 理想的な1950年代の町に住む主婦が生活に疑問を持つサスペンス映画。
 製作費2000万ドルの作品です。
 でも、フローレンス・ピュー、ハリー・スタイルズ、クリス・パインの出演料を考えると、、、。
 出演者のギャラ以外はあまりお金がかかってないかも??
 2000万ドルあるなら、普段、自分が観るような低予算のホラー映画何本作れるのか、、。

 このネタでランニングタイム123分!!
 長すぎ!!
 あと40分くらい短くて良かったのに、、。
 
 脚本&監督は、女性の地位だとか、社会での女性への差別とか描きたかったんでしょうね!!
  
 『13F』(1999年)『ヴィレッジ』(2004年)、『恐怖の獣人』(1958年)少しネタバレしてます。

 それにしても、他の作品でけっこう前に使われたオチで作っちゃいましたね、、。

 このショッキングさは、M・ナイト・シャマラン監督の『ヴィレッジ』よりも大きいです。
 1958年の『恐怖の獣人』と同じようなネタで映画を作っちゃったような『ヴィレッジ』よりも、、。
 『ヴィレッジ』はエンターテイメント作品としてある程度面白かったから、しょうがないかな?とか思いましたけど、、、。
 

 
 自分は『ステップフォード・ワイフ』(2004年)系のオチだと思ったんですけど違ってました。
 想像の上を行ってました、、。

 まさか、まさかの『13F』と同じようなネタを使うなんて、、、。
1999年の『13F』の方が衝撃的でした。
 仮想現実を使って色んなエンターテイメント作品がありました。『マトリックス』(1999年)、『イグジステンス』(1999年)、、。『13F』、『マトリックス』、『イグジステンス』すべて1999年の作品です。1999年は仮想現実がブームだったんでしょうか??
 今作も1999年製作の作品だったら、別に目立たなかったのに、、。

 でも、あまりにも普通過ぎて、、、。
 
 「まさか、そんな単純なオチのワケないよね、、」
 
 一瞬よぎった仮想現実オチですが、自分で否定しちゃいました。
 今や、このオチ使うのって低予算の作品くらいだと勝手に思い込んじゃいました。
 
 脚本家と原案はそれを狙ったんでしょうか??
 でも、考えたら1999年の作品って、20年以上前の映画だから、観ていない映画ファンも少なくないかもしれないですね、。

 
 『13F』観たくなった度          ★★★★
 20年前の映画を観ていなけれべ驚ける度 ★★★★★
 全然オチに気がつかなかった度     ★★★ 

 

『13F』(1999年)

『イギジステンス』(1999年)

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『ワイルドスピード』 吹替【ザ・シネマ新緑版】放送

2024-01-08 22:28:33 | ホントの日記

 ヴィン・ディーゼル出演の人気シリーズ「ワイルド・スピード」シリーズの1作目『ワイルド・スピード』(2001年)の日本語吹替新緑版が、CS放送の「洋画専門チャンネル ザ・シネマ」で、2024年1月28日(日)、2月4日(日)に放送されます。

 2024年1月24日(日)21:00-23:00
 2024年2月  4日(日)21:00-23:00

 放送日、時間については変更の場合ありますので、「ザ・シネマ」のWEBサイトで検索お願いします。

 吹替キャストは

 ヴィン・ディーゼル    :楠大典
 ポール・ウォーカー    :高橋 広樹
 ミシェル・ロドリゲス   :甲斐田 裕子
 ジョーダナ・ブリュースター:岡崎 三惠

 4作目以降のキャストに合わせた新緑ということでしょうか。

 ソフト版、TV朝日「日曜洋画劇場」版と3つ目の版ですね。
 
 

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『サイコ・キラー』 アルベルト・デ・マルチーノ監督ジャッロ

2024-01-08 00:48:55 | イタリア映画

サイコ・キラー(別題:『殺しの方程式サイコキラー』)
FORMULA FOR A MURDER
(1985年イタリア)
 監督:マーティン・ハーバート(アルベルト・デ・マルチーノ)
 脚本:フランク・ウォーカー
    マーティン・ハーバート
 出演:クリスティナ・ネイギー
    デビッド・ウォーベック
    キャロル・ブルメンバーグ
    ロッサノ・ブラッツィ
    アンドレア・ボシック

 ■ストーリー■
 大金持ちのジョアナは11歳のときに卑劣な神父に乱暴され、逃げようとして階段から落っこちてしまい下半身麻痺になり足が不自由になってしまう。以後車椅子の生活を余儀なくされるのだった。
 現在、教会では何者かによる神父の惨殺事件が起きていた。そんなとき、ジョアナにフェンシングやアーチェリーを教えているインストラクターのクレイグは、ジョアナにプロポーズをして結婚する。しかし、ジョアナは自分に乱暴をした神父が目の前に現れる幻覚を見るようになるのだが、、。

 
 □■□ネタバレあり!□■□
 今回、ネタバレしてます。映画の中盤で犯人わかっちゃいますが、、。

 ■感想■
 アルベルト・デ・マルチーノ監督の1985年のジャッロ映画。
 
 自分は、アルベルト・デ・マルチーノ監督って好きなんです!
 傑作ホラー『悪魔が最後にやって来る!』(1977年)を始めとして、ギャング映画『続シンジケート』(1973年)、アクション映画と思わせといて、実はミステリー映画な『ビッグマグナム77』(1977年)と好きな作品を監督しています!!
 基本、1970年代1980年代のイタリア映画のエンターテイメント映画好きだから甘いんですが、、。


 脚本は、アルベルト・デ・マルチーノとヴィンセンツォ・マニーノ。
 ヴィンセンツォ・マニーノは、ポリッツィオテスキの大傑作『ナポリ犯罪ルート』(1976年)の脚本家です。その他には、『ルチオ・フルチのマーダーロック』(1985年)や『ベレッタの女最後の誘惑』(1987年)、『怒りの標的』(1987年)などの作品の脚本も書いてます。


 面白いです!
 面白いです!
 すごく面白いです!!

 1980年代のイタリア映画って本当に面白いです!
 もちろん、1960年代のマカロニウエスタンも1970年代のアクション映画も大好きなんですけど! 
 今作も日本では未ブルーレイ化、未DVD化です。
 マカロニウエスタンはかなりソフト化されましたけど、ジャッロ映画とかユーロクライム系の作品てディスク化されないですよねー。

 
 ジョアンナが見る幻覚??の自分を犯した神父や、血まみれの人形のイメージなど、まさに映画的!で印象に残ります!
 サウンドトラックに合わせて、神父が血まみれの人形を持ち歩くシーンなど本当に印象的!


 幼いころに、神父に乱暴されたジョアナの周りで起きる連続殺人事件を描くスリラー映画なのかな??
 とか思ってると、ストーリーはまるっきり違う方向に進んでいきます。
 
 大金持ちジョアナの財産を狙った、夫と家政婦の起こす事件だとわかります!それも、かなり前半で分かっちゃいます!

 ミステリー映画として定番中の定番のストーリーですけど、見せ方がうまいので、最後まで面白く観れます!
 ヒロインのジョアナが見る悪夢のシーンとかも、サスペンスを盛り上げるのに、効果的に使われてます!スリラー映画に良くありがちなの意味不明な悪夢のシーンとは大違い。

 後半のクライマックスは犯人と足の不自由なヒロインの攻防戦!!
 ヒロインは普通の人なんで絶対的に不利!!車椅子でもやたら強い『エンドプレイ』(1976年)の犯人とは大違いです。マイナーすぎて誰も『エンドプレイ』わからないですよね、、。

 遺産を狙って、ヒロインと結婚するデビッド・ウォーベックのキャラクター設定が、ちょっとだけ変ってて楽しめます!
 性格、はっきりして!って感じ。

 ヒロインのことを愛し始めちゃいますけど、神父を2名も惨殺してますからね!
 完全な凶悪犯です!
 ホントにヒロインを愛する設定にするんなら、ムダに人を殺さなくても良かったのに!
 でも、まぁ、それじゃ映画にならないですね。


 ランニングタイムが89分と短いのですごくテンポが良いです。こういうエンターテイメント作品は、あまり長いと間延びしちゃいますもんね。日本公開版は89分ですけど、オリジナルイタリア公開版は96分みたいです!
 89分版でも面白かったですけど、96分版観てみたいです。96分版のブルーレイ、DVDとか発売して欲しいです!!


 定番みたいなストーリーなんで、ビックリ度は低いですけど、前半予想していたストーリーと後半(正確には中盤以降)で雰囲気が変わるのですごく面白かったです。


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『華麗なる殺人死ぬには美しすぎて』 1989年のジャッロ。

2024-01-07 00:32:53 | イタリア映画

華麗なる殺人 死ぬには美しすぎて
SOTTO IL VESTITO NIENTE 2(1989年イタリア)
 監督:ダリア・ピアーナ
 脚本:クラウディオ・マンシーニ
    アキーレ・マンゾッティ
    ダリア・ピアーナ
 出演:フローレンス・ゲラン
    フランソワ=エリック・ジェンドロン
    ジョイア・マリア・スコーラ
    ランディ・インゲルマン
    ジョヴァンニ・タンベリ

 ■ストーリー■
 ファッションモデルのシルビアは、ファッション業界の大物に目をつけられ、あるパーティを仕組まれ襲われてしまうのだった。
 怒ったシルビアはパーティ会場から車で逃げ出すが、3時間後パーティ会場から10キロ離れた崖から転落して死んでしまう。なぜ10キロ先の崖まで3時間もかかったかは不明だった。
 その後、メラニーというモデルがミラノにやってくる。そんなとき、例のパーティを仕組んだ現場にいた者たちが、次々に殺されていく事件が起きていくのだった。

 ■感想■
 ファッション業界を舞台にした1985年のイタリアのジャッロ映画『ドレスの下はからっぽ』の続編です。
 『ドレスの下はからっぽ』のイタリアのタイトルは”SOTTO IL VESTITO NIENTE”ですが、今作のイタリアのタイトルは”SOTTO IL VESTITO NIENTE 2"です。
 続編と言っても、関連するのは映画の舞台がファッション業界というところだけですけど。

 『ドレスの下はからっぽ』は、双子の兄妹の超自然的な精神感応力をきっかけにして、正統派のジャッロを目指したようなミステリー映画でしたが、今作は殺人シーンもあっさりと軽く描かれすぎで、ジャッロ映画の雰囲気は少し薄目です。
 プロモーションビデオの撮影シーンが多いからかもしれないですけど、スタイリッシュでオシャレなシーンが多すぎ!
 ミステリー度もあまり高くない、、。
 
 ダリオ・アルジェント監督全盛期の作品みたいにストーリーを描くことそっちのけで、殺しのシーンをしっかり描けとは言いませんけど、今作は余りにも殺しのシーンがアッサリしたものです。

 ストーリーがミステリー的に素晴らしいものだったら良いんですけど、肝心のストーリーも大したことないのが、、、。
 ストーリーもこういう作品を観なれた人にはすぐにわかってしまうような感じ、、。
 
 今作は1989年にイタリア本国で公開されて『ロジャー・ラビット』に次ぐ第2位のヒットになったらしいですけど、、、。
 1989年は他に大ヒットした作品は無かったんでしょうか??
 自分も『ロジャー・ラビット』より今作の方が観たいですけど、、。
 
 ミラノにやってきたメラニーやシルビアを使おうと思っていたディレクターのデビッドを主人公にして連続殺人事件を捜査するっていうストーリー運びをメインにすれば良かったのに、、。そうなってません。
 被害者が次に殺されるのが自分かも?って、おびえてるのがストーリーのメインになっちゃってます!!
  延々と被害者たちが描かれてく、、。
 なのに、殺人シーンはあっさりめ!

 肝心なラストの犯人も別に驚かないでしょう。
 登場人物が少ないので犯人になりそうな容疑者は2人しかいないですからね、、。
 これが、もう少しミステリー度高めの脚本だったら、、、。もちろん犯人も違う設定で。

 オリジナル版はランニングタイム100分ですが、日本公開版は90分なので、10分でずいぶん印象が変わるのかもしれないですけど、、。

 けっこう殺人シーンとかしっかり描かれていたりして、、。
 『血のバレンタイン』もゴアシーンがしっかり描かれていた日本劇場公開版と、ゴアシーンがカットされたアメリカ劇場公開版では印象が全然違いますからね、、。
 90分くらいの作品で10分違うと、ずいぶん違っちゃいますよねー。

 主人公がハッキリしないのが、ちょっと感情移入できない理由かもしれないです。
 もう少し、普通のミステリー映画のような体裁をとってくれたら、面白く観れたと思うんですが、。
 
 ジャッロ映画としても、ミステリー映画としても、特別に面白い作品では無くあくまでもジャッロ映画の1本って感じの作品です。
 ジャッロ映画のブームが去って久しい1989年の作品だから、こんな作品が作られただけでも良しとしなければいけないんでしょうねぇ。
 肝心なラストの犯人も別に驚かない映画ファンは少なくないでしょう。

 これが、もう少しミステリー度高めの脚本だったら、最後の犯人にも少しは驚けたのに!

 でも、イタリア映画なんで、これくらいでOKです、、。
 イタリア映画に甘いので、、。

 

パンフレットです。

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『今日も僕は殺される』 これもループ物、、。

2024-01-06 13:30:13 | ホラー

今日も僕は殺される
THE DEATHS OF IAN STONE(2007年アメリカ、イギリス)
 監督:ダリオ・ピアーナ
 脚本:ブレンダン・フッド
 出演:マイク・ヴォーゲル
    ジェイミー・マーレイ
    クリスティーナ・コール
    マイケル・フィースト
    マイケル・ディクソン
 
 ■ストーリー■
 大学のホッケー部の選手のマットは、数秒差でゴールを決められずチームの仲間から文句を言われくさっていた。彼女に慰められたマットはショックから立ち直ろうとするが帰り道で謎の怪物に殺されてしまうのだった。
 翌日、目覚めたビジネスマンのストーンは、同じエレベーターに乗った男が死ぬ場面に立ち会うのだった。その死んだ男のそばにいた男は、ホッケー選手のときの記憶に出てきた自分に意地悪をした審判の男だった。イアンは自分の彼女メディアに、大学時代、ホッケー選手だった話をするのだが、卒業アルバムには、ホッケー選手の自分は写っていないのだった。イアンは、自分にはなぜホッケー選手の記憶があるのか不思議に思うのだった。
 翌日、会社に通勤するイアンにある男が話しかけてくるのだった。「君が記憶を無くすまで、奴らは君を殺し続けるだろう」と。その男が言うには、イアンが殺される度に違う日常が始まるというのだった。話している最中に、魔物が現れ、その男は連れ去られてしまうのだった。

 □■□ネタバレあり□■□
 ネタバレしています。オチもネタバレしちゃってるので観てから読んで下さい。

 ■感想■
 何度も殺されてしまう男を描いたホラー映画。
 2007年の何度も殺されてしまう主人公を描いたループを描いています。
 昨日に続きループ物の記事を書きます。
 Sci-Fi映画でなく、ホラー映画です。ホラー映画のループ物はなんでもありなんであまり好きではないです。Sci-Fi映画でもなんでもありですけど、、。
 
 今作は【サターン賞】2009年 ベストDVDリリース賞 ノミネートされました。

 ストーリー的には、何回も殺されるストーリーが前のエピソードに関係なく続くので、少しくらいカットしても全然大丈夫な感じです。
 ランニングタイム87分ですが、あと、15分くらい短い方が良かったかも、、。
 別にテンポが悪いわけではないですけど、かつて1980年代にあったTV東京の90分の地上波の90分の映画枠で放映するのにちょうど良い感じの作品です。
 実質68分くらいになったら、テンポ良くなりすぎでしょうか??

 何で狙われてるの度         ★
 コミックのヒーロー映画の第1話度 ★★
 オチが分かってもスッキリしない度  ★★

 ★マークの2行目で、ネタバレしちゃいましたけど、結局、コミックのヒーロー映画の第1話みたいなオチ、。
 かつては、アメリカのTVドラマでは、TVシリーズ化する前の視聴者の反応や視聴率を調べるためにパイロット版のTVムービーが製作されましたけど、、まさにそんなオチ、、。
 
 こういうオチなら、もっとコミックヒーロー映画のようにしちゃえば良かったのに、全体の雰囲気はミステリー系のホラー映画のようです。
 
 
 でも、今作を観た1番の理由は、監督のダリオ・ピアーナは『華麗なる殺人 死ぬには美しすぎて』(1989年)の監督だったから、、。
 『華麗なる殺人 死ぬには美しすぎて』は『ドレスの下はからっぽ』(1985年)の続編として製作されたファッション業界を舞台にしたイタリアのジャッロ映画です。
 『華麗なる殺人 死ぬには美しすぎて』は、ごくごく普通の作品ですが、ジャッロ映画の監督が作った作品ということで観たくなり鑑賞しました。


 ダリオ・ピアーナはイタリアのミラノ生まれの監督で、今作以外のは「ロストボーイ」シリーズの『ロストボーイ サースト:欲望』(2010年)を監督していますが、残念ながらこちらは未見です、。機会があったら鑑賞してみようかな、と思っています、。

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『荒鷲の要塞』【ムービープラス吹替追録版】放送

2024-01-06 12:09:47 | ホントの日記

 CS放送の「映画専門チャンネル ムービープラス」で、ブライアン・G・ハットン監督、リチャード・バートン、クリント・イーストウッド出演の戦争アクション映画『荒鷲の要塞』(1968年)の日本語吹替音声追加収録版が2024年1月8日(月)と1月23日(火)に放送されます。

 1月  8日(月)10:00
 1月23日(火)13:30 
(放送日、放送時間詳細は、「映画専門チャンネルムービープラス」で検索お願いします)

吹替キャストは

 リチャード・バートン  :木村幌(星野貴紀)
 クリント・イーストウッド:山田康雄(多田野曜平)
 メアリー・ユーア    :弥永和子(木村香央里)
 ( )内が追加キャストです。

 『荒鷲の要塞』は、アリステア・マクリーンが脚本を書いて、のちに自ら小説家しています。

 1979年日本テレビ「水曜ロードショー」放送版に「映画専門チャンネル ムービープラス」で追加収録した版で、初回は2021年5月にしたようです。

 1975年に「水曜ロードショー」で放送されたときは2週に渡って前後編で放送されましたが、すでに音源はないんでしょうね、、。
 今作はランニングタイム160分の作品なんで基本的に2時間枠で2回だとでノーカットのはずなんですが、、、(後編放送時に前編のあらすじをやっても)どうだったんでしょうね、、。

 
 ブルーレイに収録されているのは、短縮版の音声なので貴重なノーカット音声です。

 すでに3年前なので、「映画専門チャンネル ムービープラス」が観れる片で、前回チェックできなかった吹替ファンは要チェック!!


脚本&原案アリステア・マクリーン自ら小説化。

日本語吹替音声にこだわらなければBD発売中

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『TIME CRIMES タイム クライムス』 バックトゥザ1時間後

2024-01-05 23:14:02 | SF/タイムトラベル・時間

TIME CRIMES タイム クライムス
LOS CRONOCRIMENES(2007年スペイン)
 監督:ナチョ・ビガロンド
 脚本:ナチョ・ビガロンド
 出演:カラ・エレハルデ
    カンデラ・フェルナンデス
    ナチョ・ビロガンド
    パルバラ・ゴエナガ

 ■ストーリー■
 エクトルは林の中の家に、妻と引っ越してくるが、何気なく覗いた林の中で美しい女性が服を脱いでいるのを見てしまう。エクトルは林の中に見に行くと、さっき見た女性が全裸で倒れていていた。そして、エクトルは、顔を包帯で覆った男にハサミで襲われてしまうのだった。     
  エクトルはその場を逃げ出し、柵を越えて何かの実験施設へ入り込んでしまう。その実験施設には、わずかな時間だけ過去に戻れるタイムマシンがあり、エクトルは乗り込んでしまうのだった。

 ■感想■
 スペインのタイムトラベルを描いたSci-Fi映画。
 主人公は知らずにタイムマシンに乗って時間旅行をすることに、、。
 と言っても、すこーし前の1時間前の時間にですが、。
 1時間前なので、当然、1時間前の自分がそこにはいます。
 どうなるんだろうと思っていると、ドタバタしているうちに最後は無事解決みたいな、。
 
 2009年当時、ハリウッドでリメイクが進んでいると言われていましたが、その後、どうなったんでしょうか??
 フランス映画『ブルーレクイエム』(2004年)も、ハリウッドにリメイク化権が売れて『キャッシュトラック』(2021年)が作られるまで、すごーく時間がかかりましたから、気長に待つしかないですね。

  裸の女性につられて、林の中に入っていったおじさんが、タイムマシンに乗っちゃって1時間前の自分を発見して、、、と、DVDのパッケージからハードなSci-Fi映画を想像していたら、なんとこじんまりとした登場人物4人の舞台劇のような作品でした。
 
 包帯の男の正体とか、裸の女性が倒れているとかなど、ジグソーパズルのピースがはまるように最後の方ですべて回収されるので観てて気持ち良いです。
 主人公が事態を収拾しようと動くたびに、こんがらがっていって思わず突っ込みたくなるような感じ。

 現実だったら、こんな感じになっちゃうんでしょうけどねー。

  ランニングタイム88分なので、あっという間に終わっちゃいます!!
 こういう作品をTVの地上波で夜中とかに放映すれば良いのに、、。
 観た人が話題にしてくれると思うんですが、、。

 すごいですね、スペイン映画。
 今作を最初、2009年頃に観たときは、
 「スペイン映画のサスペンス系の作品って面白いなぁ!!」って、思っただけだったんですけど、その後、いくつものスペインのサスペンス映画を観て、スペインってサスペンス映画、面白すぎるのでは??と思うようになりました。
 
  今、ちょこっと思いつくだけでも
 『ロスト・アイズ』(2010年)
 『ロスト・ボディ』(2012年)
 『暴走車 ランナウェイ・カー』(2015年)
 『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』(2016年)
  等々、面白すぎな作品が多すぎ!!

  これらの作品は海外でもリメイクされました。
 リメイク作品を紹介すると、
『ロスト・ボディ』は、韓国で『死体が消えた夜』(2018年)としてリメイクされました。
『暴走車 ランナウェイ・カー』は、ドイツで『タイムリミット 見知らぬ影』(2018年)、韓国で『ハード・ヒット 発信制限』(2021年)、アメリカで『バッド・デイ・ドライブ』(2023年)としてリメイクされました。
 『インビジブル・ゲスト 悪魔の証明』は、イタリアで『インビジブル・ウィットネス』(2018年)、インドで”Badla”(2019年)、韓国で『告白、あるいは完璧な弁護』(2022年)としてリメイクされました。
 
 スペイン映画としては普通の『ロスト・ボディ ~消失~』(2020年)も他の国の映画だったら傑作って思ったかもしれないです。
 観る前に期待しすぎでハードル上げすぎで観ちゃったのと、それに途中でネタがわかっちゃったんで自分的には『ロスト・ボディ ~消失~』は評価あまり高くないです。

スペイン映画をいくつか。

 

 

 

 

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『コンティニュー』 コメディタッチSci-Fiアクションのタイムループ

2024-01-04 00:57:32 | SF/タイムトラベル・時間

コンティニュー
BOSS LEVEL(2021年)
 監督:ジョー・カーナハン
 脚本:クリス・ボーレイ
    エディ・ボーレイ
    ジョー・カーナハン
 出演:フランク・グリロ
    メル・ギブソン
    ナオミ・ワッツ
    ミッシェル・ヨー
    アナベル・ウォーリス

 ■ストーリー■
 元デルタフォースのロイは、妻ジェマの開発したオリシススピンドルという装置によって同じ日を繰り返すことになってしまう。オリシススピンドルを使って歴史を変えようと企てている上司ベンターの計画を阻止しようと、ジェマがロイをオリシススピンドルでタイムループさせたためだった。
 
 ■感想■
 フランコ・グリロ、メル・ギブソン、ナオミ・ワッツ、ミッシェル・ヨー出演のコメディ寄りのSci-Fiアクション映画。
 今作も以前に観たのに、そのまんま記事にしていませんでした、、。
 コメディ寄りと言っても、少ーしだけ。
 コメディ+Sci-Fi(タイムループ)+アクション+感動ドラマみたいな欲張りな感じで大好きな作品です!!
 
 でも、基本はアクション+タイムループのSci-Fi映画です。

 でも作風をハードにしたら、とてつもなく重くなっちゃいそうなんで、コメディタッチで大正解って感じです。なのに、最後はけっこうシリアスな感じで終了って、。

 なんで、そこだけマジメなの??

 フランク・グリロとメル・ギブソン出演していますが、2人とも良い役も悪い役も演じる俳優ですが、今回はフランク・グリロが善人役、メル・ギブソンが悪役です。
 ナオミ・ワッツにミッシェル・ヨーと共演者も超豪華。
 メル・ギブソンとの対決はさぞ見ごたえあるのかと思いきや、、、。
 
 「えー、あっけない」

 メル・ギブソンはソフトのパッケージにもメインで出てるのに、、。
 
 タイムリミットが迫っててそれどころじゃないのは良く分かるんですけど。
 アクション映画としてどうなの??

  アクションで1番盛り上がるのは、ボディガードの観音との対決シーンですからね。でも、その対決もミッシェル・ヨーに剣の扱いを習ってメチャクチャ強くなっているという、、。(何回目の対決か覚えていませんが、、。)
 
 
 アクション映画度 ★★★
 タイムループ度  ★★★
 Sci-Fi映画度     ★★★
 コメディ度    ★★
 ラストのマジメ度 ★★★

 やっぱり大作は、良くできていますよねー。誰もが楽しめるように。
 ランニングタイム100分が、本当にあっという間です。
 観ている人が映画ファンをやめたくなるようなZ級映画とは、時間の進み具合の感覚が全然違う、、。 

 

 今作が紹介されたとき、「面白そう」と思って、期待して観たのに、期待感通りの面白さ!!
 期待して観ると、大体、期待が大きすぎて、ガッカリすることが90%なんですが、今作は大丈夫でした!!

 とても大好きな作品ですー。

 

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