『マードレス ~闇に潜む声~』
MADRES(2021年アメリカ)
監督:ライアン・サラゴサ
脚本:マリオ・ミシオーネ
マルチュラ・オチョア
出演:テノッチ・ウェルタ
アリアナ・ゲラ
エヴリン・ゴンザレス
ケリー・ケイヒル
エルビディア・カリーロ
■ストーリー■
ベトとは妊娠している妻ディアナを連れ、カリフォルニアの農場で働くために引っ越してくる。しかし、ディアナは英語しか話せず、スペイン語が話せないため友人ができず孤立して疎外感を感じていた。ディアナは、前の住人のテレサの幽霊を見るのだった。また、体調が悪くなり、それは農薬のせいではないかと考えるのだが、、。
□■□ネタバレあり□■□
ネタバレしてるので、観てから読んで下さい、、。ドンデン返し系の作品も驚きの展開、、。
■感想■
Amazonプライム、ブラムハウス製作のアンソロジー”Welcome to the Blumhouse”の1本。
オカルト系のホラー映画だと思って観ていると、最後はとてつもなくイヤな展開になる社会的スリラー映画でした、、、。
でも、一応、幽霊は出てきます。
だから、ホラー映画といえば、ホラー映画かも??
かつて家に住んでいた女性の幽霊を見たり、体調が悪いのは呪いのせいでは??それとも農薬のせいでは、、。などいくつもミスリードしていきますけど、、、まさかのオチ。
最後に出る字幕がイヤーな感じで、現実に引き戻してくれます。
「怖すぎです、、」
ミスリードだけでなく、町で英語以外お断りという貼り紙があったり、それらしいヒントもあるんですが、気づくわけないです、、。
ところで、今作は製作費1,200万ドルって、映画作るのにいくらかかるんでしょうか??
ジャンル映画を観るような軽いいつもの感覚で観ていたら、最後は現実は怖いですよー!!みたいな展開、、。
1970年代にアメリカで実際に行われていた優生学運動がオチって、、、。
幽霊より怖い、人間の仕業、、。
ところで、ベトの雇い主って、なぜこの思想にとりつかれているんでしょう??
メキシコ系なのに、、。
現実が怖すぎ度 ★★★★★
ある意味驚きの展開度 ★★★
ホラー映画度 ★
でも、ちゃんとミステリー的要素や、オカルト映画的要素も入れてるという、、。
ホラー映画でなく、社会派ドラマで作った方が良かったのでは、、。
社会派ドラマで作ったら観る映画ファンは多くないから、より多くの映画ファンに観てもらうには、こういうアプローチもありでしょうね、、。
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