秋麗(あきうらら)

うーちゃんの節約日記です。
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雷神山病院で気功の一つ「六字訣」

2020-03-05 | コロナ COVID-19
先月末に知ったニュースですが、動画を埋め込めなかったので
動画は☞こちらで

2020年 2月 27日11:11
中国中医医療チーム(上海)上海中医薬大学付属岳陽中西医結合病院で、呼吸内科の副主任を務める王振偉医師は、新冠肺炎患者を受け入れている雷神山病院で、中国伝統の「六字訣」を治療に取り入れて病気の回復に役立てている。
中医では息を吐くことを「吐」、吸うことを「納」という。この調息(呼吸)を主にした功法は「吐納類功法(とのうるいこうほう)」といって、六字訣はその中の一つだ。この六字訣は約1500年前にすでに医学書に記載されていて、その後多くの人々の手によって研究と実践を経て完成したものだ。
六字訣は、「嘘、呵、呼、呬、吹、嘻」の六文字で表される特定の吐気と発声法によって「肝、心、脾、肺、腎、三焦」6つの臓腑の機能を強化する。



六字訣について調べてみました。
吐納類功法(とのうるいこうほう) で中国制定4大気功の一つでした。

ほかには
八段錦
八つの部分で構成された非常に優れたものという意味があり古代健康気功法とされる

易筋経
易筋経原文は禅宗の開祖達磨がインドから伝えられたとされる古代功法 
後の僧 般刺密諦が漢訳した

五禽戯 
5つの動物(虎・鹿・熊・猿・鳥)の動きの特徴をとらえて野生のエネルギーを心身に取り込もうとするもの 

六字訣
6つの字の発音して行う気功で6回ずつ繰り返す
文字の発声の際には堤肛と呼ばれる肛門を引き締めて行う 

1. 予備式
両足を肩幅と同じ広さに広げて立ち、身体の重心を踵に置く。背筋と首を真っ直ぐにし、口を軽く閉じ、舌先を上顎に軽く付け、肩の力を抜く。両腕は自然に垂らし、両掌を多少内側に向ける。下腹は少し引くようにし、両膝は少し曲げ、全身をリラックスし、雑念を排除して静かに立つ。呼吸法は腹式呼吸で行い、身心が充分にリラックスするまで待つ。 

2. 調身調息
直前に行った動作の余韻を収めて次の動作に備えるためのもので、予備式を行った後、「嘘」「呵」「呼」「(口四)」「吹」「(口喜)」の各文字の功法を6回行った後に、引き続いて行う。
腹の前で手を重ねる際には、男性は左手が腹側、女性は右手が腹側になるようにする。これは以降の全ての功法に共通で、調身調息中の呼吸は自然呼吸でする。

3. 嘘の字の功法(6回) XU シー
肝臓の調整をする功法。
肝臓の病気の他に、眼病、目眩、頭痛、倦怠感、不眠症、吐き気、便秘、失禁、子宮下垂、月経不順、怒りっぽい、等々、肝経絡に関わる機能を強化する。
要点:XU シーの発声をする際は、堤肛をし、目を大きく見開き遠くを見るようにする。

4. 調身調息

5. 呵の字の功法(6回) KE カー
心臓の調整をする功法。
心臓の病気の他、動悸、不眠症、寝汗、神経衰弱、精神不安定、喉の腫れ、舌の異常、口の乾き、等々、心経絡に関わる機能を強化をする。
要点:KE カー発声をする際は、堤肛をする 

6. 調身調息

7. 呼の字の功法(6回) HU フー
呼の字の功法は、左右の手の動作を交互に変えてする。
脾臓と胃の調整をする功法。
脾臓と胃そのものの病気のほか、嘔吐、シャックリ、腹の張り、黄疸、頭痛、発熱、下痢、粘液便、倦怠感、精神不安定、むくみ、等々、脾臓や胃の経絡に関機能を強化をする。
要点:HU フーの発声をする際は、堤肛をする。

8. 調身調息

9. (口四)の字の功法(6回) XIE シッ
肺臓の調整をする功法。
肺そのものの病気のほか、肩や背中の痛み、風邪、頻尿、小便の黄変、等々、肺経絡に関わる機能を強化をする。
要点:XIE シッの発声をする時は、堤肛をする。 

10. 調身調息

11. 吹の字の功法(6回) CHUI チューウェー
腎臓の調整をする功法。
腎臓そのものの病気のほか、耳鳴り、難聴、骨が脆い、歯が脆い、脱毛、視力減退、腰痛、倦怠感、動悸、月経不順、足のほてり、下半身の冷え、短気、等々、腎経絡に関わる機能を強化する。
要点:両手を腰にまわしたら、拳の背で腰を数回マッサージします。
CHUI チューウェーの発声をする際は、堤肛する。

12. 調身調息

13. (口喜)の字の功法(6回) XI チイー
三蕉経絡の調整をする功法。三蕉(胸 腹 膀胱)
目眩、吐き気、腹の張り、胸のつかえ、頻尿、小便の黄変、喉の腫れや痛み、耳鳴り、聴力低下、等々、三蕉経絡に関わる機能を強化する。
要点:XI チイーの発声をする時には、堤肛をし、心が満ち足りたイメージを想像する。 

14. 調身調息

15. 収功
これまでの功法で取り入れた気を血液と共に全身に巡らせ、全身を整える締め括りの功法。
身体をユッタリと動かしながら、各部の状態を確かめ、不具合を感じるところがあれば動きを止めて、充分な時間をかけて調整する。 





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