灰野さんの新作が吉田氏主宰の磨崖仏リミテッドからリリース。まず目に付くのがこれまで黒に拘っていたアートワークが信じられないくらい明るくポップな色調に出来上がっていることだ。奇妙でカラフルなアートは全て灰野さんが描いたもの。デレク・ベイリーやバール・フィリップスとの共演盤で自らのアートをジャケットに使ったことはあったが、それらはモノクロの神経症的な描画だった。今回のジャケットはそれらとは根本的に違っている。様々な色彩がお互い主張しあって今までにない灰野ワールドを予感させている。
内容もまた然り。ふたりのスタジオ・セッションを吉田氏が大胆に解体・再構築。今まで"No Overdubbing"の一発録が基本だった灰野さんの作品とは全く違った複雑かつポップな感触の作品に仕上がった。灰野さんはアコギとエレキ、フルート、リュートを演奏、吉田氏はドラムとキーボードとベースを演奏している。お互いにヴォーカルを取り その絡みが面白い。ハモリまである!
一曲一曲が短く、全体的に変拍子を多用しているせいか、80年代のフレッド・フリスなどかつてのレコメン系サウンドを髣髴させたりする。かなり磨崖仏色が強いが、灰野さん関連のアルバムでは今までなかった新感覚の完成度を持った作品なのでプログレ系ファンを含み幅広いロック・リスナーにお勧めである。
アルバム・タイトルおよび曲名が全く意味不明のアルファベットの羅列だが、例えば1曲目は「Yeudhujiuasich」、これは吉田氏の趣味と見た。それとも何か意味があるのだろうか。
同系統のパート2も制作したそうで、それは5月ごろJOHN ZORNのTZADIKからリリース予定。そちらも楽しみだ。
磨崖仏 HP
カラフルな
志向が開花
花見かな
灰野さんは3月上旬~4月末まで2ヶ月近く"何にもしない"(本人談)休暇を取っておりライヴが観れないのが寂しい限りだ。5月からの怒涛のライヴ活動に期待がかかる。
内容もまた然り。ふたりのスタジオ・セッションを吉田氏が大胆に解体・再構築。今まで"No Overdubbing"の一発録が基本だった灰野さんの作品とは全く違った複雑かつポップな感触の作品に仕上がった。灰野さんはアコギとエレキ、フルート、リュートを演奏、吉田氏はドラムとキーボードとベースを演奏している。お互いにヴォーカルを取り その絡みが面白い。ハモリまである!
一曲一曲が短く、全体的に変拍子を多用しているせいか、80年代のフレッド・フリスなどかつてのレコメン系サウンドを髣髴させたりする。かなり磨崖仏色が強いが、灰野さん関連のアルバムでは今までなかった新感覚の完成度を持った作品なのでプログレ系ファンを含み幅広いロック・リスナーにお勧めである。
アルバム・タイトルおよび曲名が全く意味不明のアルファベットの羅列だが、例えば1曲目は「Yeudhujiuasich」、これは吉田氏の趣味と見た。それとも何か意味があるのだろうか。
同系統のパート2も制作したそうで、それは5月ごろJOHN ZORNのTZADIKからリリース予定。そちらも楽しみだ。
磨崖仏 HP
カラフルな
志向が開花
花見かな
灰野さんは3月上旬~4月末まで2ヶ月近く"何にもしない"(本人談)休暇を取っておりライヴが観れないのが寂しい限りだ。5月からの怒涛のライヴ活動に期待がかかる。