今年はフリクション結成30周年。
昨年出たバイオ本「Friction The Book」に続いて豪華写真集が出版された。
写真集は2冊からなっており、「Zone Tripper」と題された方は1990年代にRECK自身が撮影し、恵比寿にあったクラブ"みるく"発行のフリーペーパー「Tokyo Atom」に「東京二十七時」と題して連載されていた写真を中心にしたもの。東京の夜の風景を写したもので、昼間とは全く違った湿った空気を持った表情を上手く捉えている。人物が写ったものは一枚も無く無機的な景色ばかりであるが、そこには確かに人間の営みが感じられる。RECKの温かい視点が感じられる写真である。
もう一冊の「Friction 1978-2008」はタイトル通りバンドの30年間を追ったヒストリー写真集。フリクションはメンバー・チェンジの激しいバンドだが、その最初期から現在のRECKと中村達也による二人フリクションまで、ステージ、楽屋風景、フォトセッションと様々な姿が写し出される。そのすべてからハングリーな精神が感じられるのがフリクションというバンドを象徴している。
さらに1978年11月1日青山ベルコモンズに於ける裸のラリーズ・コンサートにゲスト出演した際のライヴCDも付いており、最初期のRECK/LAPIS/CHICO HIGEによる演奏が聴ける。荒削りながらつんのめるような演奏には日本のパンクの息吹が漲っている。
定価3990円と多少高めだがファンじゃなくても日本のパンクに興味のある人なら買って損は無い。
写真撮る
RECKとベースを
弾くRECK
どこをとってもカッコいい。こんなロックバンド他には居ない。
昨年出たバイオ本「Friction The Book」に続いて豪華写真集が出版された。
写真集は2冊からなっており、「Zone Tripper」と題された方は1990年代にRECK自身が撮影し、恵比寿にあったクラブ"みるく"発行のフリーペーパー「Tokyo Atom」に「東京二十七時」と題して連載されていた写真を中心にしたもの。東京の夜の風景を写したもので、昼間とは全く違った湿った空気を持った表情を上手く捉えている。人物が写ったものは一枚も無く無機的な景色ばかりであるが、そこには確かに人間の営みが感じられる。RECKの温かい視点が感じられる写真である。
もう一冊の「Friction 1978-2008」はタイトル通りバンドの30年間を追ったヒストリー写真集。フリクションはメンバー・チェンジの激しいバンドだが、その最初期から現在のRECKと中村達也による二人フリクションまで、ステージ、楽屋風景、フォトセッションと様々な姿が写し出される。そのすべてからハングリーな精神が感じられるのがフリクションというバンドを象徴している。
さらに1978年11月1日青山ベルコモンズに於ける裸のラリーズ・コンサートにゲスト出演した際のライヴCDも付いており、最初期のRECK/LAPIS/CHICO HIGEによる演奏が聴ける。荒削りながらつんのめるような演奏には日本のパンクの息吹が漲っている。
定価3990円と多少高めだがファンじゃなくても日本のパンクに興味のある人なら買って損は無い。
写真撮る
RECKとベースを
弾くRECK
どこをとってもカッコいい。こんなロックバンド他には居ない。