A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

沙無座(灰野敬二+伊藤まく)etc.@渋谷Vuenos 08.12.26(fri)

2008年12月28日 01時01分21秒 | 灰野敬二さんのこと
80年代から活動する日本のノイズのオリジネーターNORDのメンバー伊藤まく氏主催の「japanoise night! Stoned Soul Picnic Vol.19」というイベント。
16:30スタートという早いスタートだったが、丁度仕事納めの日だったので早めに会社を出られて間に合った。ドロドロに酔っぱらっていたけど(笑)。

出演者がやたら多い。ざっと並べるとthe ひゃくたたき、Tell Machine、FUMIO/we are time、RH-、VACUUM、ジャパノイズオーケストラ#1&2、灰野さんと伊藤まく氏の新ユニット沙無座(ザムザ)。最近ノイズ系では灰野さん絡みしか聴いていないので、いろんなバンドを観るのが楽しみだった。
Vuenosは初めてだったが2フロアある割と広めのホール。オールスタンディングだったがノイズのライヴでスタンディングは辛く、みんな地べたに座り込んで観戦。

最初がノイズ界のアイドル女性トリオというVACUUM。ユニット名はPerfumeのもじり。暗くて可愛いのかどうか判らん。
その内酔いが回ってきて眠り込んでしまった。演奏は次々続いたようだが殆ど記憶にない。

ラスト前のジャパノイズオーケストラ#2の時目が覚めた。10数人のメンバーがステージに上がりサックス,ヴァイオリン、トランペット,コントラバス、ヴォイスなど様々な楽器で即興するのだが、のっぺりしていて演奏は正直退屈だった。しかしそれにあわせてダンサーがフロアでパフォーマンスを繰り広げ盛り上げる。渋さ知らズのノイズ版といった趣きだ。

トリが沙無座。ザムザとはフランツ・カフカの「変身」の主人公「グレゴール・ザムザ」の名前に因んでいて、チェコ語で「私は孤独だ」という意味があるそうだ。
左にまく氏がPowerBookを2台並べ、右に灰野さんがギター。荘厳なノイズに灰野さんのフルートでスタート。直ぐにギターに持ち替えときに激しくときに静かにフレーズを紡ぐ。まく氏は重低音を中心に電子ノイズの渦を創り上げる。「カモミン」というカモメの格好をしたオリジナル楽器が面白かった。灰野さんのヴォーカルも深いリヴァーブをかけて奥行きの深い世界を産む。50分のステージだったがとても良いライヴだった。今度やる時はVJなども絡ませるともっと面白いのではないだろうか。

伊藤まく氏はjapanoise.netというsiteをやっていて、日本のノイズ・ミュージックの普及に努めている。
japanoise.net HP

ジャパノイズ
世界に誇る
和の文化

殆どのバンドを見過ごしたのは私の落ち度だが、沙無座のパフォーマンスが飛び抜けて凄かったことも確かだ。




コメント
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