先日Disk Unionで1972-1975録音のCD Boxを買ってから、マジカル・パワー・マコの虜になっている。
本アルバムは1974年にジャケット通りPolydorレコードからリリースされたメジャー・デビュー盤だ。表面にレーベル・ロゴ、裏面に価格を大きくレタリングした装丁は画期的。解説書には大きく猫と犬の顔の写真が使われていて、レコードのAB面はCat SideとDog Sideとなっており、ただ者じゃないオーラを放っている。
マコさんはこの時18歳。武満徹氏から「天才少年現る!」と高く評価された才能を開花させた作品である。
英語のアナウンス、ケチャ、三味線、ズーズー弁の語り、具体音、その他様々な音が使われており、決して普通のロックじゃない。電波系のハシリのような世界である。
さらにこのアルバムには灰野敬二さんが2曲ヴォーカルで参加しており、若い歌声を聴かせてくれるのも嬉しい。
35年前とは思えぬ進歩性を感じさせるアルバムだ。
1973年に灰野さんとNHKテレビの「昼のプレゼント」に出演し、その演奏に視聴者から苦情が殺到したと言う。以後灰野さんはNHKに出演することはないが、マコさんは番組の音楽を手掛けたりしていた。1986年にはNHK局長賞を受賞している。
マコさんは現在でもクラブ/ノイズ・シーンで活動中。
マコと灰野
若き二人の
実験道場
今この二人が共演したら面白いのではないだろうか。
本アルバムは1974年にジャケット通りPolydorレコードからリリースされたメジャー・デビュー盤だ。表面にレーベル・ロゴ、裏面に価格を大きくレタリングした装丁は画期的。解説書には大きく猫と犬の顔の写真が使われていて、レコードのAB面はCat SideとDog Sideとなっており、ただ者じゃないオーラを放っている。
マコさんはこの時18歳。武満徹氏から「天才少年現る!」と高く評価された才能を開花させた作品である。
英語のアナウンス、ケチャ、三味線、ズーズー弁の語り、具体音、その他様々な音が使われており、決して普通のロックじゃない。電波系のハシリのような世界である。
さらにこのアルバムには灰野敬二さんが2曲ヴォーカルで参加しており、若い歌声を聴かせてくれるのも嬉しい。
35年前とは思えぬ進歩性を感じさせるアルバムだ。
1973年に灰野さんとNHKテレビの「昼のプレゼント」に出演し、その演奏に視聴者から苦情が殺到したと言う。以後灰野さんはNHKに出演することはないが、マコさんは番組の音楽を手掛けたりしていた。1986年にはNHK局長賞を受賞している。
マコさんは現在でもクラブ/ノイズ・シーンで活動中。
マコと灰野
若き二人の
実験道場
今この二人が共演したら面白いのではないだろうか。