A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

失われた青春を今この手に~Super Head Magazine「ZOO」

2009年08月02日 00時39分35秒 | 書物について
中高生の頃愛読していた音楽雑誌は今どこに行ってしまったのだろう。引っ越しの度に処分し、今手元に残っているものは少ない。

そんな中でも私が非常に悔しく思い出すのが、1970年代後半~1980年にミニコミ風に刊行されていたパンク/ニューウェイヴ雑誌の「ZOO」である。XTCもウィルコ・ジョンソンもザ・ポップ・グループもレジデンツもこの雑誌から知った。どういう気の迷いか、ある時引っ越しの際、近所の古本屋に文庫本等と一緒に二束三文で売り払ってしまったのだ。

森脇美喜夫氏を編集長に、音楽評論家の赤岩和美氏、SYZEの川田良氏、イラストレイターの森田ジミー氏などが最新のロンドンやニューヨークの音楽情報を伝えてくれる、生々しいドキュメントであった。パンク/ニューウェイヴだけではなく、ハードロックや当時の日本のニューミュージックをも採り上げ、ジャンルの未分割な時代を象徴する存在でもあった。

先日ヤフオクで当時の「ZOO」を何冊か安値で落札した。懐かしい表紙をめくったとたん、私は高校時代に戻っていた。懐かしいとともに新鮮な気分を味わった。記事は勿論だが、広告にも味がある。加納秀人や甲斐バンド、矢野顕子、ボストン、JAPAN、クラウス・シュルツ。。。ミクスチャーの極地である。

「ZOO」は1980年代に入って「DOLL」と名前を変え、硬派なパンク雑誌として君臨してきた。それが間もなく休刊になるという。時代の流れは無常なものだと強く感じる。

若き日に
ときめきページ
繰った夢

Rockの熱い時代だった。


コメント
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