A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

ゆらゆら帝国、Friction他@渋谷AX 2009.10.18(sun)

2009年10月20日 00時58分17秒 | 素晴らしき変態音楽
「NYLON 100%×U.F.O.CLUB presents LEGENDARY GATE」というイベント。NYLON 100%とは70年代終わりから80年代半ばまで渋谷にあったニューウェイヴ・クラブで、プラスチックス、P-モデル、戸川純、ケラなど当時のニューウェイヴ界の最先端のメンバーが出入りしていた伝説的な店。それと東高円寺のサイケなライヴハウス、U.F.O.CLUBがコラボレーションしたイベントだ。

開演前にロビーでCDR、オシリペンペンズ、渡辺"カント"作郎がオープニング・アクトとして登場。特に観客も巻き込んだカント氏のパフォーマンスはユニークだった。

ライヴは8 1/2からスタート。1979年のアルバム「東京New Wave」に入っているバンドで、久保田慎吾氏の尖ったvo.、上野耕路氏の卓越したkbdプレイが特色だった。あれから30年。レイドバックしたというか普通になったというか、今ひとつ生彩の欠いたステージに感じられた。

続いてRECKと中村達也氏のふたりFriction。相変わらずソリッドでパワー溢れる演奏だ。「カ・ガ・ヤ・キ」「I Can Tell」「Deeper」「Crazy Dream」にジミヘンの「Fire」、キンクスの「You Really Got Me」のカヴァーを演奏。中村達也氏は様々なプロジェクトに参加し、映画の主演までしてしまう売れっ子だが、Frictionの時が一番楽しそうだ。しかし個人的にはもう数回観たふたりFrictionには少々飽きがきていることも確か。

最期がゆらゆら帝国。クリック・ノイズにおもむろに坂本氏がハンドマイクで歌い始める。次の「順番には逆らえない」もb,dsをバックにした歌を聴かせる。3曲目からやっとギターを手に。坂本氏はハーフスリーヴの黒のTシャツに赤いパンタロン。亀川氏は全身黒にサングラス。サングラスをかけるとホント灰野さんに似ている。柴田氏はオレンジのボーダーTシャツ。
毎度思うのだがゆら帝は音の立ち方が違う。PAエンジニアの中村宗一郎氏の手腕もあるのだろうが、バンドとしてのアンサンブルを極めたサウンドだ。新曲を2曲(内1曲は20周年記念の日比谷野音でやった曲)も含め1時間のライヴ。「午前3時のファズギター」のギターソロはかなり狂っていた。USリリースも果たしてノッてる彼らの貫禄のステージ。
Set List:1.宇宙人の引越し 2.順番には逆らえない 3.ソフトに死んでいる 4.新曲(穴ぼこ) 5.はて人間は? 6.誰だっけ 7.つきぬけた 8.新曲(おじさんの墓) 9.グレープフルーツちょうだい 10.午前3時のファズギター 11.3x3x3

様々な
バンドが時代を
超え共演

とにかくゆら帝の凄さを思い知った夜だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする