NECRONOMIDOL1stアルバム「NEMESIS」 アナログ版発売記念サイン会
2016年9月20日(火)19:00〜20:00 中野タコシェ
フランスのヴィニール専門のレーベルSpecific RecordingsよりNECRONOMIDOLの!st アルバム「NEMESIS」(ジャケットのイラストは丸尾末広! 2500円+税)の発売を記念してサイン会を行います。当日、アルバムをご購入のお客様に、その場でNECRONOMIDOLの全メンバーがサインをいたします!
台風16号の接近で大雨の降る夕方、中野ブロードウェイ3Fのカルトコミック/自主制作書籍専門店「タコシェ」には20人近い魔ヲタが集まり、フランスから届いたばかりの30センチ塩ビ盤を手に取って、私服メンバー5人に思い思いのサインをもらっていた。魔ヲタの中にはアナログレコードを生まれて初めて手にする者もいたかもしれないが、推しのグループの音源が30センチ大キャンパスに描かれた美麗なジャケットに満足しきり。5人のメンバー自身も同様で、アナログ盤を聴くためには「おばあちゃん家に行く」(九十九ほたる)しかなく、中には「8ミリの・・・・なんだっけ?(8cm CDのこと)」(柿崎李咲)と勘違いする娘もいる。それでも大きなジャケを嬉しそうに愛でる仕草は乙女の恥じらいそのものだった。
リリース元はBiS階段や水曜日のカンパネラのアナログ盤を発売しているフランスのSpecific Records。全曲リマスターされ、アナログ盤のA/B面の収録時間に合わせた選曲はCDとは異なる曲順で『ネメシス(Νέμεσις/義憤の女神)』の新たなストーリーを描き出している。輪郭のハッキリした音像は今まで気がつかなかったサウンドの拘りや、メンバーの吐息を生で感じる臨場感に満ちていて、再生する度に音楽体験の歓びに身が震える思いがする。
そして何よりも重要なことは、ネクロ魔が海外デビューを果たしたという事実である。今やYouTubeやデジタル配信で世界の何処でも音楽を共有できる時代だが、フィジカル(物体・肉体)として人の手に渡ることこそ、二次元(仮想)ではなく三次元(現実)の接触の証である。500枚限定で世界の人口73億人に対しては、数量的には微々たるものだが、手にした者の心に値千金の爪痕を残す丸尾末広のアートワークが世界各地を侵食する有様は、死民解放軍による暗黒聖戦を勝利に導くための最終兵器になるだろう。
NECRONOMIDOL
NEMESIS
A1. Atai no Tsumeato
A2. VULTURE
A3. SARNATH
A4. LAMINA MALEDICTUM
A5. SKULLS IN THE STARS
B1. AZATHOTH
B2. NAYENEZGANI
B3. puella tenebrarum
B4. Ankoku Shoujyo Sentai
B5. Warabeuta
B6. 'Umr at-Tawil
2016年9月19日(月・祝)『断然LIVE #35』目黒鹿鳴館
これは
侵入ではない
侵略だ
(九十九ほたる)
▼戦友タチ
スターリン『虫』(Climax Records/1983)/オートモッド『レクイエム』(Telegraph Records/1983)
バルザック『全能ナル無数ノ眼ハ死ヲ指サス』(Diwphalanx Records/2000)/恐悪狂人團『NO!~有為転変を乗り越えて不壊不動の境地に至れ!~』(太陽レコード/1988)