豆名月

　♪　月がきれいなのは十三夜～　♪
　たしか沖縄の唄でしたね、題名が思い出せません(汗）ごめんなさい。明日は十五夜。そして豆名月・栗名月の十三夜は今月末ですね。

　あいにく今夜は雨が降ってしまってお月見はできません。昨日の夕方、犬との散歩の時に雲間から見えた月を試し撮りしてみたのですが、きれいに撮れませんでした。残念。

　それで２～３日前に撮った植物の写真です。大きなサヤに入った豆です。近所の荒れ地に自生しているジャケツイバラの豆果です。海岸にあるハマナタマメのような大きさのサヤ－－－１０ｃｍほどもあります。

　春に濃い黄色の花を咲かせます。別名カワラフジと呼ぶようですが、垂れ下がるフジの花とは逆に、立ち上がって鮮やかで大きな総状花序を咲かせます。

　和名のジャケツとは「蛇結」と書くようです。夏緑（落葉）ツル性で鋭いカギ状の刺（とげ）が多いのでイバラ（茨）。ヘビが結ばれているように見えるのが名の由来だそうです。

　高い木に登っている花も見たことはありますが、多くは人の背丈ほどの所に茎を伸ばしていて、トゲはとても危険（ヘビのよう）なので注意して下さい。キレイな花にはトゲがある典型です。

花は４月２９日撮影です。



　まだ、試していませんが、解熱や下痢止めの生薬に使われています。夏に豆果を採集し、天日干しをして、黒褐色の種子をよく乾燥させ煎じ薬にするそうです。いい色をしていて、なんか効きそうですね。

　明日の晩は、十五夜のお月さんが観られそうとの天気予報。美味しいお酒を少し用意して待つとしましょうか。



豆果は６月２０日撮影。長さ約１０ｃｍです。

（なるせ）