グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

生きもの好きのお客様と

2024年09月22日 | ツアー
9月18日は、茨城県から来られたお二人と、1日ツアーに行ってきました。

9月も半ばだというのに、この日は島の上空だけが雲に覆われる「島曇り」状態。

霧で見えないけれど涼しい…、という状況の中で歩き始めました。

「パホイホイ溶岩」の看板を見て、「昨日、パホイホイ溶岩アイス(トリトンというアイスクリーム屋さんで販売している黒いアイス)を食べました」というお二人。

「ではぜひ、パホイホイ溶岩と写真を撮りましょう!」ということになり、この1枚!

😄

遠くの景色は見えませんでしたが、この時期ならではの「出てくるのに苦労しているススキ」を観察したりしながら

のんびり歩きました。

道の上にいた黒い虫を見て、お客様が「あ!オオヒラタシデムシの幼虫だ!」と、正体をピタリと言い当てられたのにはビックリしましたが

後から動物園で飼育係をされている、動物好きの方たちだと知って納得しました!

山を登り切ったところで一瞬、青空が見えたので期待しましたが

火口展望所は…霧!

手すりの奥にはアシタバの花が満開で、お花畑状態になっていました!

ここだけでなく、あちらこちらにアシタバの花が咲いていて、ハチたちに大人気でした。

火口展望所にしばらく滞在しましたが、霧は晴れないし、風があって肌寒くすらなってきたため退散。

しかし「これから裏砂漠側に降りよう」とするタイミングで青空が!

ありがち〜😅

下山後は、火口の代わりに”マグマの飛沫でできた芸術作品の鑑賞場所”に立ち寄り

裏砂漠へ!

空に浮かぶ雲が可愛くて、絵になりました〜!

で、空の雲を見上げながら、いつもより長めにお昼寝タイム💕

めちゃくちゃ、気持ちよかったです!!

帰りの草地では、動物好きのお二人らしく…

シオヤアブの写真を撮ったり

「触覚がピンクのショウリョウバッタは初めて見た!」と言って観察したり😄

お客様は、職業柄か(?)バッタの捕まえ方がとても上手で、優しく手に取っていたので、バッタもくつろぎの表情(?)
放した後も飛んで逃げたりせず、おとなしく草に移動していました(素晴らし〜)

タイワンリスが木の幹で歯を研いでできた“横の線”も話題になりました。

「動物園でもリスを飼っているが、いっぱい噛む木と、少し噛んでやめてしまう木もある」とのこと。リスに気に入られる木と、気に入られない木は、どこに違いがあるのでしょう??(謎)

ということで、生きもの好きのお二人と、色々な話をしながら楽しい時間を過ごしました。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!!

(かな)
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2 コメント

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Unknown (yasunariengltd2024)
2024-09-22 21:13:43
確かにヒラタシデムシとは違いますね!オオヒラタシデムシは、道東では激レア、札幌では超普通という、中々のものです。あ、道東の地熱地帯でとったヤツ、未発表でした!昆虫生態館に残ってるかな?
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Unknown (分布、不思議ですね!)
2024-09-23 12:24:35
>yasunariengltd2024 さんへ
オオヒラタシデムシは、道東では激レア、札幌で普通...地続きなのに不思議です。(島にいると地続きならどこにでも行けそうな気がしてしまいますが、小さな虫にとっては遠い世界なのでしょうね)ヒラタシデムシは北海道の特産なのですね!!初めて知りました〜!!(見たことない)
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