グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

自然の花園

2009年09月23日 | 植物
大型台風に翻弄された連休が無事終わり、夕方久しぶりにのんびりした気分で林道へ、犬の散歩に行ってきました。林道では今様々な野草が花をつけ、とてもとても楽しいのです。

たとえば車を止めた足元には、植物全体の姿がホウキみたいなホウキギクが風に吹かれてユラユラ揺れています。今日は夕方だったので、花が閉じてしまっていたけれど、ホウキギクはこんな花をつけます。


そこから数m歩くと今度は、5mmほどの小さい薄紫色の花が目につきます。もう無数といっても良いぐらいの小さな花々。先日お客様とこの場所に来た時は、イチモンジセセリ達が嬉しそうに飛び回って花の蜜を吸っていました。

皆同じ花に見える花も、腰をかがめてじっくり見てみると、実は種類の違う花が交じっています。

こちらは、ヒメジソ(大小様々で大きさによって別の種類に見えたりもするのですが…)。
この場所では、そろそろ花期が終わりに近づいてきたようです。


そしてこちらはキツネノマゴ。まだまだ花の盛りです。花がキツネの顔に似ているからこの名があるなどという話もありますが、まるで狐には見えないのですけど?


ヒメジソとキツネノマゴの間からは濃いピンクのイヌタデ、白いゲンノショウコ、1mmほどのノチドメの花、等々。本当に色とりどりの花が咲き乱れています。

ほんの数m歩くだけで楽しめるこの自然の花園。この中に身を置くたびに幸せな気分になります。

小さくてかわいい花が好きな方、涼しくて歩きやすくなるこの時期にぜひおいで下さい。まだあと1ヶ月少々は花の季節が楽しめますよ。

(カナ)

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