グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

トビモンオオエダシャク

2020年03月21日 | 
ちょっと前、2月23日の撮影です。

早春のガとしてイボタガと並んで私の大好物です。


このモフっぷり!(激萌)


なぁーんか元気がなかったけどそっと草むらに置いてきました。

がんま
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桜と椿

2020年03月20日 | ツアー
今日は午前中、ものすごい風でした。
で、午前の半日ツアーを午後に変更し、ゆっくり山を目指しました。

道中、光に照らされたハチジョウキブシの花や…


クルクルのウラジロの新芽など、春らしい植物に心トキメキました❤️


無理して広範囲を歩かず、景色を眺めて裏砂漠の風を体験した後…


引き返して、草の防風効果を体験!


さらに火山島ならではのジャリジャリ感を味わいながら昼寝。


「いつも一緒に旅をしている」というクマ子(女の子なのだそう)も一緒に、昼寝していました😁


「生き物や自然が大好き」というお2人は、イタドリの赤い若葉に注目して撮影してくれたり…


草地に緑の木が点在する風景を「他では見たことがない!」と評価してくれたり…


約240年前に溶岩流に運ばれてきた、大きな溶岩を「王蟲だ!」と言って、楽しんでくれていました。


「溶岩顔ハメ」にも感動してくれたみたい(?)で、嬉しかったです😁

いっぱい共感したなぁ〜❤️

最後の写真は、開花を始めたオオシマザクラとまだ咲き残っているヤブツバキ。

大島らしい、今の時期ならではの風景をみんなで楽しみました❤️

(かな)
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知識があれば…。

2020年03月19日 | 今日の大島
昨日〜今日の2日間、取材にいらした皆さんと歩きました。
そしてまたまた、2日間でいろいろな発見がありました!

1・地層大切断面に…

顔が!

笑っていました!!

2・三原山にはキョンが!

以前から「犬に見える」という話はありましたが、取材にいらした方は「キョンにしか見えない!」と…

で、2013年に柳場が撮った写真と比べてみました。

写真はオスなのでツノがありますが、確かに輪郭は似ていますね〜!

3・火口一周コースと火口の間に広がる地面には、1986年噴火の溶岩と、1951年噴火の溶岩の両方がある!

確かに、2つの高さがあることに、言われて初めて気が付きました!
もうかれこれ、数100回見ているのに、今頃〜(^◇^;)

4・裏砂漠側に飛んでいる大きな石は、1987年にそれまでふさがっていた火口が爆発で再び口を開けた時に飛んできたもの!

私はてっきり、1986年の割れ目噴火で飛んできた石かと思っていました(^◇^;)

そして5つ目は、大島ならば普通にある小道の土手の緑なのですが…


近づいて観察したら、小さな緑の苔の胞子体が一面に広がっているのに気が付きました!

なんとも言えない可愛さです!

本で調べたら「ジンガサゴケ」が一番近かったのですが、本とは葉の色が違っていたので、苔の専門家の方に聞いてみました。

そして「ジンガサゴケで間違いありません。柄はこれからもっと伸びます。葉の赤紫色が本来の色です。構造色なので、みる角度によって虹色に光ります」と教えてもらいました!

この可愛い「傘」みたいな胞子体がもっと伸びて、葉が虹色に輝く風景を想像したら、なんだかドキドキしてきました!(笑)

知るって素晴らしい!!
「知識」があれば、普通の景色が何倍にも楽しくなりますよね!

時間ができたら、苔の葉の虹色探してきます〜😁

(かな)



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セイタカシギ

2020年03月18日 | 
過去にこのブログで大島で出会った個体を何度もUPしていますが、今回は今月初めに行った沖縄での撮影です。
小さな溜池のようなところにいました。





さすがに大島で3月に出会うことはありませんから見つけたときは嬉しかったです。

オマケは同じ場所にいたミシシッピアカミミガメと、



調べてみたらどうやらナイルティラピアという外来魚のようです。
どちらもぽわ~んとしていました。

がんま
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目まぐるしく変化!

2020年03月17日 | ツアー
とある会社の皆さんが、一昨々日と昨日、違うメンバーでツアーに参加してくれました。

1回目の一昨々日は朝から雨!

長靴と雨合羽で完全武装(?)

風の影響が少ない森に、場所を変えたりして歩きました。


そして2回目の昨日は、朝から晴れ!

…のはずが「天候は不安定」との予報。

歩き始めてすぐにアラレが降ってきました(^_^;)

(写真中央の白いものが氷の粒です)

でも途中から青空が広がり、「いろいろな雲が浮かんでいますね!」などと言いあいながら、空を見上げて楽しく歩きました。

しかし裏砂漠でお弁当を食べていたら、スマホに「雨雲接近」のお知らせが入ったので…

慌てて帰路について…


なんとか降られずに、木漏れ日の森を歩きました。


そして歩き終わったと同時に、大粒の雪が降ってきました!

いや〜ギリギリセーフのタイミング…本当に目まぐるしく変わる天気でした😵

山の季節は、さらに進み…

溶岩の上に、ハチジョウイタドリの赤い若葉がいっぱい伸び始めました!

背景に三原山を入れたくて悪戦苦闘していたら、お客様が「こっちもいっぱいありますよ」と教えてくれました。

(ありがとうございます!)

春を代表する花「ヒサカキ」も、咲き始めました!

いつも独特の匂いが話題になり「何の匂いか?」を言い合いますが、昨日は、味噌ラーメンの粉派と沢庵派に分かれました(笑)

もしどこかで、ちょっとオカシナ匂いが漂ってきたあら、ぜひ花を探してみてください。

2〜5mmの小さな可愛い花が見つかると思います!😁❤️

ところでこの日の昼ごろ、海沿いで竜巻が発生したそうです。

柳場が写真と動画を撮って、自分のFBにアップしています。(動画はこちら

裏砂漠や火口周辺を歩いている時にこれに出会う可能性もありますね(怖)
どこに逃げるか考えながら歩かないと…と改めて思いました(^_^;)

(かな)
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小さな世界

2020年03月16日 | 植物
小さい所からこんにちわ


『わ~ きついな もう少し詰めて!』


少しさみしい


こ こぼれる




『春が来た もう大きくなっても良い?』


『初めまして』


ムニュムニュムニュ


小さな鉢作りの一つ一つを見ているみたい
でも、ここは

道路わきの擁壁にある水抜き穴です
朝の雨も相まって苔が壁面を覆ってきれいでした

でも、時々(夏など)蛇やトカゲ・虫達も出てくることが有るので心して あ!鳥が出入りしていたのを見たことも有りました。今回は誰も出てくれなかったのが残念でした(しま)

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将来はゲームデザイナー!

2020年03月15日 | ツアー
先日、若い女性と甥御さん(T君)が半日ずつ2日間、ツアーに参加してくれました。

3月11日は、柳場と強風の裏砂漠へ。
3月12日は、私と三原山へ!

縄状溶岩を観察したり…


「溶岩が流れるポーズ」を決めたりしながら三原山に登り…


火口もバッチリ鑑賞しました!

(この写真、T君に「いいねぇ!」と褒めてもらいました😁)

前日に歩かれた裏砂漠と三原山の両方を背景に、記念写真❤️


青空と雲に向かって歩いて…


立ち上る湯気を眺めて…


火口一周、達成しました!


その後、西側斜面を下ったら…


地面からシマタヌキランの若葉が伸びて、黒い地面に若草色が点在し始めていました!


若葉のみならず、花穂(たぶん)も伸び始めていて、それがとても薄い色だったのにビックリしました!

出てきた瞬間はこんなに淡い色なのでしょうか?
今まで見てきたものは、小さな時も、茶色だったような気がするのですが…??

ところで、溶岩でも楽しそうに遊んでいたT君でしたが、彼の"オモシロイモノを見つける目”は、ツアー後半になってますますパワーアップしました!

「ねえ、見て…」と言いながら…


ススキの茎を抜き…


また戻して「〇〇(弟さん)へのお土産はこれでいいかな?」と一言!

(都会で買えない素敵なお土産ですよね!)

前日の強風で砂が動き、フラットになった地面に、木の枝が映って絵のようになっていました。


私はただ「綺麗だな」と思っただけだったのですが、T君は地面に小枝を差し…


「こっちから撮るといいよ」と教えてくれました。

なるほど〜!

そして最後に、干からびたカエルを見つけて小枝に乗せて…

再び「〇〇(弟)へのお土産、これにしようかな」と!😁

さすがに「いや〜、やめた方が良いよ。お母さんが困るよ」と、大人2人で止めたけれど…

とても楽しそうでした!

T君は将来、ゲームのデザイナーになりたいのだそうです。
もしその夢が実現したら、この日の体験を生かして「自然の楽しさを伝えられて本物を見に行きたくなるゲーム(どんなの?)」を、デザインしてほしいです😁

…ということで、お2人のおかげで、またまた楽しい時間を過ごしました😁
ありがとうございました〜❤️

(かな)


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アカウソとマヒワ

2020年03月14日 | 
以前アカウソをUPしたのはもう4年も前でした。
今季もやっと3月になって撮影できました。
昨日のことです。

・・・顔が見えませんね(汗)

ちょっと移動して



綺麗なオスでした(同一個体)
ハコネウツギの種を食べていてメスもいたのですが飛んで行ってしまいました。
残念!撮りたかったのにー。
総勢5羽の群れでした。

少し歩くとマヒワがやってきました。
じっとしているとすぐ近くに!

なんだかキョトンとした顔。
このすぐ下に水の溜まった発泡スチロールの箱があってその水を飲みに来たのです。
そのシーンは草に隠れて撮れませんでした。
これまた残念!

がんま
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「祝」

2020年03月13日 | ツアー
コロナの影響で学校関係、団体旅行のお客様がキャンセルになる中、山では大学卒業記念旅行中と思われる若い男性グループの姿をよく見かけるようになりました。

3月9日(月)も、卒業旅行の男性陣が「三原山ツアー」をリクエストしてくれました。

スタート地点から、若者らしいノリ(笑)


この景色でも「すごい!」と言って足を止めていました。

「何がすごいのかな??」と思って聞いてみると…

人の背丈を越えて、ひときわ高く伸びたススキを見ての発言でした😀

たぶん周りの木より高くなって、種子を風に飛ばす必要があったのですね。

溶岩の流れを止めようとする…の図??(笑)


足元に落ちていた溶岩のカケラで「つけ髭」を作ったり…


「保護色だ!」と言って写真を撮ったり。

え〜っと、溶岩の中に人が紛れているのがわかるでしょうか?

本当に、見事な保護色だったので感心しました(笑)


とにかく元気で、発想も面白い若者たち。


火口を見た時は「すげ〜!」と褒め称えてくれ…


帰り道でも、ジャンプしていました〜!

(楽しそうだぁ〜😁❤️)

スバラシイ乗りの彼らは、カメラを向けるとポーズ!


波乗りならぬ、溶岩乗り?(笑)


1人1個の石を見つけて、バランスを取る遊び!


火山灰に足跡をつける遊び!!


山を下ったところにある「幻の池」には薄っすら水が残っていて、風でさざ波が立つのを「おおお〜!」「かっこいい!」とみんなで見とれました。


ツアーコースも終わりに近づいた頃、火山灰斜面に「今日の記念になる文字を作ろうよ!」ということになり、チャレンジを始めました。

どんな文字ができたでしょう?

完成〜!

足跡の砂(火山灰)が乾くまでの、世界に一つの作品です!

みんな、卒業おめでとう❤️

そして楽しい時間をありがとう❤️

(かな)




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テレビシンポジウムで世界災害語り継フォーラム

2020年03月12日 | 火山・ジオパーク
3月14日(土)14時~15時、NHK・Eテレで放映される「テレビシンポジウム」で「2020世界災害語り継ぎフォーラム」の1日目の様子が放送されるようです。
https://tv.yahoo.co.jp/program/?sid=8007

過去にこのブログでも、1日目と2日目の様子を簡単に報告していますが…
https://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/faea18114780cd1fab20d3161234bd7c
https://blog.goo.ne.jp/gscrikuguide6/e/a5f9d6d3b2699208cb5e9d2b0da30d11
3日目の報告はまだできていませんでした。

3日目のポスター発表では、妖怪を防災に活用した取り組みの発表など、興味深いものが沢山ありました。


私は2日目の分科会「ジオパークと語り継ぎ」でパネリストとして登壇しました。
…で、あらためて「私はツアーの中で何かを語り継いでいるのだろうか?」と考えて、以下のプレゼン資料を作りました。

ツアーではいつも「地球は常に変化を続ける生きている星だ」という思いで歩いています。


過去に流れた溶岩地形が人の暮らしに影響を与え、災害リスクにも繋がることも語っています。


沢山の専門家の方達が火山活動を監視してくれていますが、それでもわかっていないことも多いということもお話しします。


そして、こんなふうに考えました。

このフォーラムへの参加は、自分自身の活動を振り返る、とても良い機会になりました。

そして同時に、あらゆる角度から「災害を語り継ぐ」方法を模索し、真剣に議論する人々の存在に、心を動かされました。

放送されるのは3日間のうち1日目のみのようですが、それでも雰囲気は伝わるかと…
お時間とご興味がある方は、ぜひご覧ください❤️☺️

(かな)
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