山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

きらわれもの

2008年09月12日 | 自然
いよいよ秋本番?稲刈りのシーズンになりました。

稲を干すときに使う丸太を取りに行ったときでした。

一杯草が多い茂っていました。

綺麗な花だなと思いましたが、どこやかしこに多く茂って手がつけれません。

何の花かな?

草刈りのときも邪魔で村では一番の嫌われ者です。

「くずかずら」と言い「役にたたん厄介者」と言われました。

でも調べてみると、これは、「秋の七草」と分かりびっくり。

さらに、根っこからは、「葛粉」が取れるんだって。

葛は上薬の代表で血圧安定、肝機能の高上など色々あります。

風邪を引いたとき飲む「葛根湯」も主成分は「葛」だそうです。

根には窒素を蓄えた根粒バクテリアが付着しているため、土壌が肥沃化して、他の植物も育ちやすい台地を作ります。

調べれば、調べるほどに「厄介者」から「宝物」になってきました。

さあ、大変です。

冬になるとまた仕事が増えてきました。

「吉野葛ね~・・・」