山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

ぼくだって生活権あるんだもん

2009年07月15日 | 農業

     白く、かすり状の部分が青虫さんに食べられたところ
   
葉っぱがかすり状になっています      葉っぱを折りたたんだ中に潜んでいます
ちなみに羽が付いている虫は関係有りません


田んぼの中には、色々な生きものが住んでいます。

当然稲にとって余り歓迎されないものもいます。

この稲青虫(フタオビコヤガ)もそのうちのひとつです。

イネアオムシは、イナワラの中で「さなぎ」の状態で越冬し、年に何回も発生を繰り返します。

さなぎからかえった成虫は4月下旬から5月上旬に産卵し、6日でふ化、幼虫は葉を食害しながら大きくなり、20日で葉を折り曲げてその中で「さなぎ」になります。

さなぎは6日で成虫になり、世代を繰り返すそうです。

幼虫による葉の食害箇所はかすり状の白斑なりますが、発生が多いと、葉が軸だけになってしまいます。

稲作り最初の年は、田んぼ一面に繁殖され、茎ばかりになりました。

でも、稲さんは強いですね~。

見事に復活しました。