山の自然

身近な野山の花、虫や鳥たちの写真を撮ってます。それと農業も。

残っていた脱穀

2017年12月24日 | 食育
保育園での今年のお米作り、おコメの品種と天候と稲刈りの時期の問題で、園児たちが刈った稲は稲架干しをしたままとなっていました。

つまり、脱穀作業が出来ていませんでした。

量的には、直径が3cm程の稲束が40束あるだけ。

脱穀機を山から持ち帰って行うほどはありません。

そこでどうしたものか?

早速、稲作りの歴史をひも解いてみました。

昔は?

脱穀機の前は、千歯扱きというものでしていたようです。



写真を見ると、この鉄の櫛のようなもの見たことがあります。

しかし、当時は何に使うのか知りませんでした。

こんなことなら、とりあえず置いとくべきでした。

でも、今はありませんからどうしようか?

鉄の櫛でなく、竹の櫛でもしていた?

でも、竹を割り、先を細くしたものを数を多く作る必要があります。

もっと楽にできるものは?

ありました、ありました。

これも竹で作ってありました。

「扱き箸(こきはし)」と言うものです。





竹を半分に割り、先を細くします。

片方の端をくくり固定します。

先のとがった方に穂を差し込み引っ張るのです。

これで籾が一粒づつになります。

でも、引っ張り方を上手にしないと、籾が落ちずに茎ごと取れてしまいます。