毎年続けてきた保育園でのお米作り。
籾を水に浸けて芽出しを行い、籾を蒔き苗を成苗まで育て、田植えを行う。
小さな苗がだんだん大きくなり、夏には花を咲かせ実が付きます。
日にちを重ねるごとに稲穂は頭を垂れ実っていきます。
稲穂が黄金に色づいてくると、のこぎり鎌をもち稲刈りを。
稲刈りが終わると、天日干しをしたいところですが、園の行事の関係で稲刈りと同時に脱穀、籾すりへ。
脱穀は牛乳パクを使い、しごいて行います。
籾すりは、すり鉢に籾を入れ、ソフトボールでゴリゴリ、二枚の板の間に挟みこれもゴリゴリと。
籾すりに時間がかかり、玄米になると最後のお楽しみが。
何といっても自分たちの作ったお米を炊きお握りを食べます。
お米をボールで洗い、新聞紙で紙の薪作り。
羽釜にお米と自分たちが作った玄米を入れます。
水加減は?
手の平をお米の上に置き、手首の部分まで水を入れます。
紙の薪に火をつけ、炊きあがるまで待ちます。
湯気が上がってくると、お米さん達がグラグラと羽釜の中で踊っている姿を見ます。
出来上がると、自分たちでお握りを握って食べます。
おまけのおこげさんも一緒に。
自分たちが育て、自分たちが食べることのできる状態までにしたお米さん。
美味しいに決まっています。
この日ばかりは、時間がかかる園児もあっという間に完食。
お握りのお替りが相次ぎます。
この一連の作業を行うと、その証として「よくできた で 賞」を「小さなお米の匠」として卒園式に渡してもらっていました。
しかし、コロナで保育園に行けなくなり、直接園児たちとお米作りをしていないため、「よくできた で 賞」お渡しすることを躊躇していました。
何もしていないのに、こちらから言うのも厚かましく思いながら、そのままに。
すると、園長先生から私のことを園児たちにいろいろ話されていて、「よくできた で 賞」を楽しみに待っていると。
嬉しいですね。
直接会っていないのに、頑張った証として、修了証書と共に渡してもらえるとは。
「喜んで用意させて頂きます。」と即返事。
卒園式まであと二週間ほど。
これから頑張って用意します。
今しばらくお待ちくださいね。