東洋経済のオンラインで、この記事を読んだ。
うつ病、休職、自殺…同僚が自殺した学校現場で見たパワハラと「隠ぺい体質」 校長は「勤続」で責任不問、職員室は異様な静寂
管理職のパワハラを抑止する最大の力は、労働組合の存在だと思う。もちろん、組合の幹部になれば管理職になるという御用組合ではだめだ。労働組合があれば、管理職の横暴を集団で抑止することが可能となる。組合がないと、そこで働く人びとは、それぞれが孤立した存在となる。そういう状況の下では、パワハラを一人一人が受けることになってしまう。
職場を健康的に維持していければ、仕事も順調にいくはずだ。管理職にとってうるさい存在であっても、そういう抵抗体があることによって職場が健全に運営されていけば、それはそれで好結果を生む。
しかし残念ながら、日本の支配層は、そうした労働組合の破壊に狂奔してきた。結果、職場はそこで働く人びとにとって、ただカネを稼ぐだけの、我慢するところと化してしまった。
労働は、人間を成長させる面もある。あるいは充実感を獲得するものでもある。その労働が、人間にとって桎梏となるような職場は、生産性もあがらないはずだ。
私は思う、自殺するくらいなら、闘え!と。