県庁や市役所などの公務員の欠点は、事なかれ主義であるということだ。だいたい3年くらいで部署が変わるので、みずからがそこの部署にいるときは何ごともなく過ぎていくことをだけを考えて仕事をこなしていく。もめ事も起きないように、とにかく無難に過ぎていくことだけを考える。
上から言われることはやるけれども、自主的に何かをすることはしない。自分のためでもあるし、あとからその部署に来る人のためでもある。
役人根性が、いつのまにか習い性になる。それは、退職してからも、である。力ある者に従い、権威にすがる。自分自身を主張することはしない。
だから、役所に関わっていろいろな問題が、後から起きる。
熱海の土石流災害もそうだ。県や市の職員の事なかれ主義が招いたものだ。もちろん業者が悪いのだが、そのワルを放置していた県や市も悪いのだ。