大阪・北新地のエンターテイメント系居酒屋、頂鯛にお邪魔してきました。ただ楽しいばかりでなく、素材の良い創作料理が沢山あり、食べる方でもきちんと楽しめるお店でした。
折角なので、最初の一杯目は大阪の地ビール、箕面ヴァイツェン。ヴァイツェンは「ソルポンテ 驛(うまや)の食卓①-横浜ビール」でもご紹介しましたが、バナナのような香りのフルーティーなビールです。
あとでもう一杯、北新地ビールという、すっきりとした地ビールもいただきました。
お通しで活き海老が出てきます。ちょっと可哀想なのですが、海老と氷を入れたビンを振って海老を気絶させ、その間に頭を取り除き、尻尾の殻を剥いて食べてしまいます。頭は焼きか揚げのどちらかにしてもらえます。
濃厚ふわふわクリーム豆腐。ざる豆腐のような柔らかい豆腐が出てくるのかと思っていましたが、何とスプレーで噴出した豆腐のムースでした。これに煮凝り風の出汁を載せ、スプーンですくって食べます。食べるというより舐めるといった方が良いかもしれません。
お刺身階段盛り合わせ。鯛・イカ・マグロなど6種類の魚と河内鴨のお刺身です。これをニンニク醤油、オリーブ油+塩、玉ねぎ醤油の三種類の調味料で食べます。特に河内鴨とニンニク醤油の相性が抜群、イカの刺身をオリーブオイルで食べるというのは、新しい発見でした。
天ぷら盛り合わせ、エスプーマの天出汁で。エスプーマというのはスペイン料理の調理法で、「泡」という意味のようです。その名の通り、天出汁がとろみのあるムースになっています。普段であれば、天ぷらには塩をつけるのですが、このムースの天出汁がやめられず、全部これで通してしまいました。
厚岸牡蠣のガンガン焼き。焼きといっても、実際は茹でです。身が厚くプリッとしていて牡蠣好きにはたまらない一品。
この辺で赤ワインに切り替え。イル・ギッツァーノ 2011年。果実味にややスパイシーさを感じる、イタリア・トスカーナのワイン。
というのは、ここで炭火焼を二品続けたかったからです。河内鴨の炭火焼(写真左)と梅山豚炭火焼(写真右)。河内鴨は地元のブランド合鴨、梅山豚はメイシャントンと読んで、中国の太湖豚が原種の茨城産のブランド豚。国内に100頭程度しか飼育されていないそうです。鴨と豚の深い味わい、ワインとも良く合います。
加賀れんこん雲丹焼。練りウニ(雲丹)を蓮根にぬって焼いたものです。
蒸篭で蒸した温野菜、ジャスミン茶の香り。この辺まで来ると、お酒がすすんでいて、ジャスミン茶の香りがしたかまでは覚えていません。
スパークリングワイン。ドメーヌ・ジ・ローレンス・クレマン・ド・リムー・レ・グレムノス。普段好みのキレのある、青臭いものよりは落ち着いた、華やかさのあるワイン。シャルドネ60%、シュナンブラン30%。ほぼ食事も終わりなので、落ち着いて味わえる、しかし蒸し暑さをスッキリさせるのにピッタリなワインでした。
釜玉フォアグラうどん。うどんにネギ、半熟卵、焼いたフォアグラが載っています。
最後はこのお店の名物、ワッショイ!イクラのツッコミ飯。写真の通り、丼の上にイクラを溢れんばかりに盛り付けてくれるのですが、この時ノリのいい音楽?(隣のテーブルは「あまちゃん」のテーマでしたが、我々の時は何故か「半沢直樹」でした)と共に店員がテーブルを取り囲み、場を盛り上げてくれます。
頂鯛
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-6-21
栄和ビル 1F
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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