急に冷え込みが厳しくなった12月13日の夜、いつもお世話になっている常連の社長さんにお誘いいただき、初めて常磐線・三河島駅下車、東日暮里の山田屋さんにお邪魔してきました。予約必須の超人気店だそうです。銭湯も残る東日暮里に、煙もくもくの昔懐かしい焼肉屋さんです。
社長さんには注文のスタイルがあるようで、まずは丁寧にした処理した新鮮なホルモンから入ります。ですが、その前に温かいテールスープから。柔らかい肉は、塩コショウでいただきます。
ホルモンの一皿目は「コブクロ(豚の子宮)刺し」。結構希少部位だそうです。ポン酢で和えてありましたが、コリコリとしてさっぱりとした味わいで美味しかったです。
ホルモンの中では比較的好きな「センマイ(牛の第三胃袋)刺し」。韓国風の酢味噌でもよし、先ほどのテールで使った塩でも美味しいです。
ホルモン(≒テッチャン:牛の大腸)。いかにも真面目そうなご主人を見ても、丁寧なお仕事が想像できます。臭みがなく、柔らかくて本当に美味しい。あっという間に食べてしまいます。
上ミノ(牛の第一胃袋)。正直、ホルモンの中でミノはあまり好きではない部位です。硬くなったイカみたいで、何が美味しいのか分かりません。しかし、このミノは違いました。硬くなるのが嫌で、ついつい早く食べようとするのを社長に窘められ、じっと我慢。ところが、思いの外よく焼いたはずのミノは柔らかく、適度な歯ごたえ。僕の知っているミノではありませんでした。
因みに、キムチの盛り合わせも美味しいですよ。
シロコロ(豚の大腸)。これも僕の頭の中にあるシロコロと違いました。内壁の脂が削ぎ落されてていて、とてもさっぱりしているのです。この日、お酒は飲みませんでしたが、ビールのおつまみに最適でしょう。
ホルモンと焼肉の境界線と言えば良いのか?定義上は内臓肉ですからホルモンに属するハラミ。
そういう意味では、上タンもそうですね。タンはせっかくならタン元である上タンが食べたい。柔らかさが全然違います。いつもは焼いた後、レモン果汁につけて食べるのですが、この日は社長の勧めに従って、塩コショウしたタンを焼き、炉の上でレモンを振ってからいただきました。確かにこの方が美味しい、これからそうします。
上ロース(牛の背中)。考えてみたら、この日内臓肉でなかったのはこれだけでした。集まった皆さんの年齢がそうさせたのか、社長のお勧めなのか、カルビよりはロース派の僕は嬉しかったです。
締めは優しめに。社長のお勧めのたまごスープ。
焼肉山田屋
東京都荒川区東日暮里3-18-10
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます