窪田恭史のリサイクルライフ

古着を扱う横浜の襤褸(ぼろ)屋さんのブログ。日記、繊維リサイクルの歴史、ウエスものがたり、リサイクル軍手、趣味の話など。

新山そば-沖縄そば(沖縄県名護市)

2016年02月15日 | 食べ歩きデータベース


  18年ぶりの沖縄だというのに、直前に恐らく風邪で胃をやられてしまい、ほとんどまともな食事を摂ることができませんでした。

  そんな中でも辛うじて食べられたのが沖縄そば。実際、沖縄らしい食べ物と言えば二杯の沖縄そばだけでした。
 
  さて、訪れたのは沖縄県名護市にある「新山(しんざん)そば」。1925年(大正14年)創業の老舗だそうです。沖縄そばが誕生したのは明治以降と言われており、しかも戦前にあったお店は沖縄戦でほとんど姿を消してしまったそうなので、かなりの老舗と言うことができるでしょう。

  住宅街の中にひっそりと佇む小さなお店。どこにあるのか探すのも一苦労ですが、店内には芸能人や政治家、スポーツ選手などの色紙が多数掲示されており、良く知られたお店であることが分かります。



  沖縄そばは、「そば」と言っても小麦粉に鹹水を加えて作られた、分類としては中華麺に属する麺だそうです。こちらのそば(上写真「新山そば」)は「きしめん」のような幅広麺で、ソーキ(豚のあばら肉)に揚げ豆腐、結び昆布がトッピングされています。昆布の効いたスープはあっさりとしていて、胃の具合が悪かった僕にも優しく、美味しくいただくことができました。



  てびち(豚足)そば。こちらは体調を整え、改めて食べてみたいと思います。

  名護と言えば18年前、本部町の塩川ビーチから名護市外れの宮里まで、約10㎞強の道のりを夕食のためだけに歩いて行った思い出があります。夕暮れ時、当時は街灯もなかった海沿いの道をとぼとぼ歩いたのですが、陽が沈んでしまうと自分の足のつま先さえ見えないほど暗くなってしまい、正直非常に心細かった記憶があります。宮里までたどり着き、人の姿を見かけた時には、まるで新大陸を発見したかのような喜びと安堵感がありました。

新山そば

沖縄県名護市大東1丁目9-2



繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
コメント
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