フランスの三ツ星レストランのシェフとして腕を振るわれた中安工さんの「工」、再登場です。和とフレンチが融合した、一捻りも二捻りもある料理が楽しみです。
新型コロナの影響で約2年ぶりとなってしまいましたが、その間にお店のレイアウトが変わっていました。前回同様、荒塩やオリーブオイルとバルサミコ酢で食べる刺身の盛り合わせからスタートです。
相性の良い、いぶりがっことクリームチーズ。お酒は赤色酵母を使用した、ピンク濁り。見た目ほど甘くなく、微発泡の爽やかな酸味があり、料理と合わせても邪魔をしません。
前回は確か熊が出てきたと思うのですが、今回のパテとパテドカンパーニュは牛でした。
一緒に行った面子が同じなので、頼むものも似てくるのでしょうか。こちらも前回も登場した、牛ホホ赤ワイン煮。というより、居酒屋で本格的なフレンチが出てくるのですから、頼んでしまいます。
シンプルに椎茸の旨味が楽しめる、椎茸三兄弟。
今回のイチ押しを挙げるとすれば、この豚足バクダン。正直僕は豚足が苦手なのですが、これは美味しかったです。「豚足って美味しいんだ」と初めて思いました。揚げてあるので、外側のパリパリ感と中身の豚足とのコントラスト、香ばしさが加わっている点が良かったのかもしれません。
こちらも良かったですね、豚頭ソーセージ。旨味が濃くてお勧めです。
また次回はどんな料理に出会えるでしょうか?
工
東京都港区新橋4丁目20−8 フジビル B1
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした