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5vs0、7安打8奪三振完封。追撃すべき8月二度目の上位2チームとの対戦。1日~6日の対広島、阪神6連戦は1勝4敗1分。18日からの阪神3連戦は1勝2敗で負け越し。追撃どころか4位巨人とCS進出をかけた3位争いさえ危うくなってきました。しかし、なす術なく完敗。何も得るところのなかった試合、「横浜頂戦」のスローガンが虚しい…。何とかして「頂戴」。
先に結果を言ってしまいましたが、8月22日、横浜スタジアムに横浜vs広島19回戦の観戦に行ってきました。
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横浜の先発は、ここまで7勝2敗の今永投手。しかしながら、前回登板の16日ヤクルト戦では5回までに6失点で敗れています。前回を踏まえた調整を期待しての今回の登板だったわけですが…
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塁に出すとうるさい、最も警戒しなければならないはずの先頭菊池選手、つづく野間選手に判で押したように1-1からの3球目、真ん中に甘く入った変化球をレフト前に痛打され、あっという間に無死2塁・1塁。
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3番小園選手は初球を難なく送りバント。無死3塁・2塁。
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4番西川選手には真ん中低めのストレートをレフトに運ばれ、1死もとれぬ間に2失点。
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デビッドソン選手を討ち取りようやく1死とするものの、今度はめったにホームランなど打たない堂林選手にライトスタンドへ2ランホームラン。8月ここまで18試合の平均得点が3.5点というチーム状況にあって、初回の4失点はあまりにも重い。一気に萎えました。
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一方、広島の先発はここまで6勝3敗の九里投手。これまで対戦してきた感触からすると早い回の内に捉えておきたい相手です。
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すると横浜はプロ入り2年目、この日1番に抜擢された梶原選手が初球をレフト前に痛烈に弾き返します。これで横浜ファン、ワーッと盛り上がったのですが、
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その梶原選手、肉離れなのか足首を捻ったのか、負傷交代で関根選手が代走に立ちます。折角のムードに水を差す形に。そして後続の桑原選手、佐野選手、牧選手がレフトフライ、センターフライ、ショートゴロで凡退。打てない8月の打線を象徴するような展開、初回にして早くも大勢は決していました。
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それでも、今永投手は2回以降立ち直り、四者連続三振を含む無安打5三振で2回、3回を終えます。しかし、一方の横浜も九里投手の前に1安打に封じられます。
そして迎えた4回表、先頭の堂林選手にカウント3-1から今度はレフトスタンドに1発。しかし、最早この1点はおまけのようなもので、珍しい堂林選手の2打席連続本塁打が見られたという程度。
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とはいえ、5回裏、横浜はようやく反撃の糸口をつかみます。1死から戸柱捕手がライトへの二塁打。
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そして続く京田選手もセンター前ヒットで1死3塁・1塁。
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しかし、その後の林選手、代打楠本選手がいずれも倒れ、無得点。
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唯一の収穫と言うべきものを無理やりひねり出すとすれば、この日2軍で活躍していた育成出身5年目の宮城投手が6回に1軍デビューを果たし、1四球こそあったものの、2イニングを無安打に抑えたことぐらい。
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7回裏、先頭の牧選手がセンター前ヒットで出塁。
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ソト選手は凡退しましたが、それでも戸柱選手がライト前ヒットで1死2塁・1塁。しかし、京田選手三振、高い得点圏打率を誇る期待の代打大和選手も浅いセンターフライに倒れ、無得点。
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腹立ちまぎれに積みあがるビール。喜ぶは、ビールの売り子ばかりなり…。
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結局このまま九里投手に完封を許す結果となりました。CS争い、さらには優勝争いをしていく中で上位の阪神、広島に力の差を見せつけられた8月。しかし、昨年は8月に猛烈なスパートをかけた結果、9月に力尽き、CSでも余力は残っていませんでした。根拠なく前向きに捉えれば、このゲーム差で何とか耐え、9月に追撃するための今は我慢の時ということなのかもしれません。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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