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8月22日、横浜スタジアムに横浜vs中日(20回戦)の観戦に行きました。横浜は7月20日から8月2日にかけての9連敗が尾を引き、優勝争いから脱落。CS進出を賭け、3.5ゲーム差をつけられた3位阪神を追撃しなければいけないにも関わらず、その後も8勝6敗1分と波に乗れません。一昨日から始まった中日戦は2連勝することができましたが、来る27日からの阪神との直接対決に向け、この中日戦と次のヤクルト戦はぜひとも確実に勝っておきたいところです。
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横浜の先発はジャクソン投手。ここまで5勝7敗ながら、現在の横浜の先発陣の中ではエース東投手に次いで安定感があります。その立ち上がりも、わずか11球で三者凡退と上々でした。
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一方、中日の先発は横浜に強い松葉投手。
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ところが、先頭の梶原選手に投じた2球目のカーブ。キャッチャーは外角低めに構えていたのですが、内角に甘く入ってしまいました。左打者からはおあつらえ向きの球。これを捉えた打球はライト中段に消え、先制のホームラン。前日1vs7大勝の流れを受け、幸先の良いスタートを切りました。
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しかし、それだけにとどまりません。2回裏、先頭の牧選手がファウルで粘った7球目をセンターへ弾き返します。お盆明けぐらいからの横浜打線ですが、以前と比べて粘れるようになってきた印象があります。
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ようやく打撃の調子を取り戻しつつある(それでも上位10傑に入っているのですが)、つづく宮崎選手も10球粘って、センターオーバーの2塁打。これで無死3塁・2塁。
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すると、今年まさにブレイクした捕手の山本選手が、内角低め、脛あたりに落ちたカットボールを見事に掬い上げ、3ランホームラン。早くも0vs4。苦手の松葉投手を相手に、序盤から主導権を握りました。この宮崎選手、山本選手の並び、非常にうまく機能していると思います。
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一方、中日の反撃は3回表。1死から小柄な田中選手がレフト前ヒットで出塁。
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続く松葉投手は一塁線に送りバント。ところがこの何でもない処理を一塁手のオースティン選手が手前に弾き、慌てて一塁に送球した球も松葉選手に当たり悪送球に。2死2塁のはずが1死3塁1塁となってしまいました。申し訳ないですが、オースティン選手が集中力を欠いていた、あるいは前日の快勝に続き、この日も早々に4点を先取した流れで、何となくチーム全体が浮ついていたように思えてなりません。結果的にこの回は1点で終わり、6回までで1vs7とリードすることになるのですが、蟻の一穴、この時すでに綻びが見え始めていたのかもしれません。つづく福永選手はボテボテのファーストゴロ、2死2塁であればこの1点はなかったのです。
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その後に迎える驚くべき展開の予兆とも言えるプレーがもう一つ。中日が1点を返した直後の3回裏、横浜は2死からオースティン選手がセンターへ詰まりながらもヒットで出塁。
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牧選手もレフト前ヒットで続き、2死2塁1塁。
ところが、です。ここで先ほど2塁打の宮崎選手を迎えた追加点の好機に、何と牧選手が牽制死。今年何度見たことか、横浜の牽制死。2塁上にオースティン選手がいるのに、です。信じられない結末で、この回無得点に終わりました。
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とはいえ、4回裏。1死から山本選手がライトに3塁打を放ちます。中日側は徹底して内角低めを突いてきました。恐らくデータがあるのでしょうが、前の打席も山本選手は内角低めのさらに厳しい球を本塁打にしています。そして、続く京田選手のスクイズが決まり、再び4点差となる1vs5。
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ジャクソン投手は6回までで被安打3、1失点、74球。一方、中日は松葉投手、藤島投手と繋いで、6回裏から3番手橋本投手が登板。
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すると、先頭のオースティン選手がセンター前ヒットで出塁。
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牧選手はセンターフェンス直撃の猛打賞となる2塁打。
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宮崎選手もセンターに弾き返し、まさに釣る瓶打ち。無死で鮮やかに2点を追加し、1vs7。ただ、この後の下位打線が続かず、この2点どまり。
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7回表。大抵6回あたりでバテることの多いジャクソン投手。この日は球数も少なかったので、7回も行けるかなと思ったのですが、先頭の石川選手にレフトへ2塁打を浴びます。
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続く宇佐見選手にもレフト前ヒット。これで無死3塁・1塁。
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村松選手は倒れ1死としますが、田中選手にセンターへヒットを浴び、2vs7。この回打たれた球はいずれも高めに上擦っていました。
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代打のブライト健太選手には7球粘られ四球。これで1死満塁。
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1番の福永選手を迎えるにあたり、ジャクソン投手を諦めた交替は妥当と思われます。2番手として佐々木投手が登板。福永選手を内野ゴロに討ち取りますが、併殺崩れの間にさらに1点。3vs7。ただ、残り2回を残し、まだ4点差。流れが中日に渡ったという感じではありませんでした。
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そのターニングポイントが訪れたのは8回表、山崎投手登板の時だと感じたのは、恐らく僕だけではなかったと思います。
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カウント0-2と追い込みながら、川越選手に2塁打を打たれ、
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細川選手、石川選手を討ち取り2死とするも、代打の高橋選手にフルカウントから四球。
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村松選手に2塁打を打たれ、2者生還。5vs7。もはや追いつかれるのは時間の問題という雰囲気。
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2死ながら、この流れを止めるため山崎投手に替え投入されたウェンデルケン投手。怪我から復帰してまだ日が浅く、本来の調子でないこともありますが、それ以上に、心身ともにどれだけ準備ができていたでしょうか?急遽登板した感が否めませんでした。
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後ろの投手の不調を前の投手に帰するのは酷というものかもしれません。しかし、見ている側からすると負の連鎖であるように映ってしまうのです。全く精彩を欠いたウェンデルケン投手は、村松選手に四球。
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代打山本選手に投じたチェンジアップはど真ん中。これをレフトに弾き返され、ついに1点差。
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そして4打席凡退が続いていた福永選手にも打たれ、ついに同点。6回終了時まで6点差あったものが瞬く間に同点。
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それでも横浜は直後の8回裏、登板した清水投手から牧選手が猛打賞となる2塁打で出塁。
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途中から守備についている柴田選手の送りバントで、無死3塁のチャンス。
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そして山本選手もショートの頭を超える、猛打賞となるヒット。7vs8、横浜が勝ち越し。
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この虎の子の1点の死守は、抑えの森原投手に託されました。しかし、8回裏の横浜勝ち越しを受け手も、球場内は中日の勢いを感じていました(僕が三塁側内野席にいたことも一因かもしれません)。その見えないプレッシャーを跳ねのけるのは、容易ではないと思えたのです。
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それとも6回終了時までの1vs7を受け、リリーフ陣は皆準備不足だったのか?そんなことはないと思いますが、いずれの投手も気持ちを上げられないまま登板しているように見えました。いずれにせよ、森原投手は先頭の川越選手にヒットを浴びます。
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続いて細川選手にも。
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石川選手はレフトフライに討ち取りましたが、木下選手にライトに運ばれ、1死満塁。お膳立ては整いました、この日の森原投手に流れを断ち切れる要素は感じられませんでした。来るべき時をどうか来ないようにと、固唾をのんで見守る状況だったのです。
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そして村松選手の当たりは、高いバウンドが不運にも満塁がために前進していた二塁手の頭を越え、同点。
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たまらず横浜は中川(颯)投手に交替しますが、最早万事休すでした。
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村松選手同様、田中選手の当たりも決して良いものではありませんでしたが、ショートの頭を越える、いわゆるポテンヒット。ついに中日が勝ち越し、9vs8。
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最後は、マルチネス投手の前になす術なく、三者連続三振
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に終わりました。CS進出に一縷の望みを託し、必ず取らなければならない試合。電光掲示板に虚しく映る「横浜進化」のスローガン、あまりにも痛い敗戦となりました。強いて言えば打線が上向きなので、今のゲーム差で8月を耐え、9月にスパートをかけることができれば…。それを祈るばかりです。
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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