昭和初期に活躍した横手山が昭和12年に開いた、両国界隈では最初という老舗のちゃんこ料理屋です。
ここのちゃんこは正統派そっぷ炊き。「そっぷ」というのは以前「焼き鳥 ちゃんこ鍋 相一」でもお話しましたが、オランダ語でスープを意味する"sob"が語源といわれています。それが転じて鶏がらを連想させるからなのかどうかは分かりませんが、相撲用語では痩せ型力士のことを「そっぷ型」と言ったりします。
鶏と昆布の出汁にたっぷりの野菜と白滝、油揚げ。そこに鶏モモ、砂肝、レバーが加わります。あっさりしていて、素材の旨みが楽しめる安心できる味です。
鍋以外に焼き鳥も美味しかったです。上の写真はレバー、砂肝、レバー、ハツと刺した串で、1本で違った食感を楽しむことができます。レバーとハツの相性が非常に良かったと思います。
ただ、店員さんにとても個性的な方がいらっしゃるようで、僕はその方の相撲談義が非常に楽しかったのですが、接客の面で一般的にはどうかなと。
ちゃんこ川崎
東京都墨田区両国2-13-1
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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