だいぶ前になってしまいましたが、9月26日、7年ぶりにマラッカ(マレー語でムルカ)へ行ってきました。駆け足の訪問だったので、ゆっくり見物して回ったわけではありませんが、訪れたところをいくつかご紹介したいと思います。
まずは、町のシンボルともいうべき「オランダ広場」から。マラッカは1641年から1824年までオランダ領であり、その時代に建てられたマラッカ・キリスト教会や時計台、旧オランダ総督邸(スタダイス)などが残る広場です。
現在、濃いピンク(朱色に近い)の建物が印象的で、それが名物ともなっているオランダ広場ですが、オランダ統治時代、建物はみな白かったそうです。それがイギリス領時代(1824年~1941年)に濃いピンクに塗られたそうです。その理由は定かでありませんが、一説には中国系労働者が檳榔を吐き出して建物を赤く汚してしまうので、ならばいっそのことと建物をピンク色にしてしまったのだと聞いたことがあります。
これはマラッカに寄贈された、第一次世界大戦時に鹵獲された、ドイツの塹壕迫撃砲だそうです。
広場の中央に位置するのは、イギリス領時代の1904年に建てられたヴィクトリア女王(1837年‐1901年)噴水。噴水の銘板には「偉大な女王を記念して、マラッカ市民によって建立された」とあります。
オランダ広場(Dutch Square)
繻るに衣袽あり、ぼろ屋の窪田でした
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