プチヘブンさんの第二段に行く前にちょっと山の話し。
針の家に入る途中の右側に森谷先生の家がある。この方、東京の中延、豊町にお住まいの方です。東京でも針の家に近いんです。このハウチワカエデを植樹した日に先生に購入した旨を伝え、ヤマボウシも花を付け始めたので自慢しいしい見に来て頂いた。
と、その時ヒョンな事から先生、ギターを習い始めたという事だ。ぶふふ、「先生!、針もこう見えても、ギターリストなんでっせー。」
と言う訳で、お茶というかー、お酒をお出ししたぞ。奥方様は、「針さんち、ウィスキーある?。」なんてー見くびった事を仰っている。馬鹿にしちゃーいけないよ。
先生のために「オールドパー」をお出ししまっせ。「え"ー、そんな高いの出すのー!?」「何時もは角よ!ー」「まあまあ、いいじゃありませんか!」「どうせ、人から貰った物だしー」ナンダナンダ、もらい物かよ。
てな事言っているうち、いよいよギターの演奏開始だよ。針の得意分野はリバプールサウンズだ。(って、それしか出来ないけどね。)
山には[Gretch]社の6120ボディー、ブライアンステッツアーモデルの虎目。ビンテージが山に置いてあるので、CDを掛けて、音を瞬時に合わせて(大袈裟なんだよー)チャラチャラと目の前で自慢たらたらと弾いてみせる。ブヒャヒャ。
先生、お年には見えない、「乗り」だ。奥方様なんて、手拍子まで飛び出した。なんせ、CDの音と寸分違わない音で弾いているので、臨場感たっぷりだぜ。
ナッシュビル・ティーンズの「グーグル・アイ」が40年振りにオークションで手に入れる事が出来た。感激だワン。
初心者の先生に簡単なレクチャーをブッコイタ。針は、自分が出来ないから、苦労した分だけ教え方が上手いのよね。要は、何処がつっかえるかわかっているんだ。
スペンサーデイビスグループって名前は知らないだろうけどスティービーウィンウッドという名前は聞いた事があるだろう?。彼は今でも現役だよ。
今日は初回なので、THE BYRDSのMr.tambourine Man My back pages ROLLING STONES のスマッシュ ヒッツ その他、あ"-面倒臭い!。後はカタカナね。ゾンビーズ、タートルズ、アニマルズ、まあ、20曲位ぶちかましましたぞ。
先生、奥方様、もう「目が点」状態。普通コード展開(俗に言う、回転コード)だけだが、針のは、其処にチョットした「こねくり」を入れるのだよ。酒楽臭せー(しゃらくせー)テクなわけだ。(ほんまいやらしいやろー)
ハーマンズ・ハーミッツの「朝から御機嫌」の簡単なコード展開だけど、ただ弾いていただけでは、個性が出ない。
リバプールサウンズの頃の楽譜は当時でもマズ無い。銀座のヤマハの輸入楽譜のコーナーに行っても、かなり有名なバンドでも仕入れていなかった。つまり、仕入れ担当の係りも知らない曲ばかりだったから、当然取り寄せもお客に聞いて取り寄せる始末。曲名を聞いてもトンチンカンなので要点を掴めないので相手に届かないのよね。
でだ、そこで針は、耳で聞き取ってそれで弾く事を始めたわけだ。でもただの回転コード弾きじゃないんだよ。永年、(中学の頃から)やっているので、それを教える事が出来ないんだ。
当時のバンドの音作りは、簡単に言うとコードの中にメロディーを少しでも入れると言う事だ。その為にリフ、小指を頻繁に使う。その癖というべきテクが、針の体に染み付いているのだ。(おうおう、嫌に自慢するじゃねーかよ)
だからね、当時の曲を耳で聞いてギターのフィンガーボードの上にそれらしく乗せる事ができるんだ。これは場合によっちゃー楽譜で弾く人より上手く聞こえるのだ。でも力量は其処まで!。やはり楽譜がある、楽譜を読める人には敵わない。特に早弾きはね。ぎゃふん。
先生ご夫婦凄い乗りだ。頭が柔らかい証拠だね。それの方が吃驚したよ。