針外し/爺さんの独り言。役にたたない情報ばかり。

自作のスピナーベイトで今日もバスを釣るぞ!。人はそれを「G」と呼ぶ。爺さんの「G(ジー)」の意味だった。ガクン!。

今西砥石商会をご紹介します。(砥石を砥ぐんだ。)

2008-07-28 05:14:56 | 包丁砥ぎ一考察。

  針は何時も包丁砥ぎの日々研鑽を積んでいますが(とは言ってもたいした事はないけど)、当然、砥石は砥いでいると真ん中が減ってきます。砥石の形状が悪いと決して綺麗に刃が砥げない。そこで粗砥を使って、削ってみたのですが、なかなか歯が立たない。というよりか全く歯が立たない。クレンザーをもっと粗くすればもっと削れるのではと思い、地元の商店街にある「椎橋商店」に昔ながらのクレンザーを買いにいった訳だ。

 針はお喋りですからね、「砥石を砥ぐ事に使うんですよ」と言ったら 砥石を砥ぐなら専用の砥石があるよ。「え"-、そんな砥石あるんだー!?」

 で、以前商売上お付き合いのあった、渋谷区の広尾の「今西砥石商会」を紹介して頂いた。雑貨も売っているが、砥石が専門だ。こんな高層高級ビルに入っている砥石屋さんなんて・・・と思っていると思いますが、中に入って見るとごく普通の昔ながらのお店だ。

所謂、ご商売の他に家賃収入でビルを建てて、1階は自店を出しているのだ。 

        

お店のURLをお書きします。クリックすると上のお店の写真がでます。一度見てね。
          http://home.etown.ne.jp/imanishi/  

 最初ご接待してくれたのは御内儀。「砥石を砥ぐというのは理屈に合ってますか?」とお尋ねすると、「その通り!。合ってますよ」「おー、これは期待出来そうだ!。」 

 親爺さんらしき人とお子息らしき人が出てきたぞ。どちらも昔ながらのおっかない親爺風の人達だぞ。言葉は江戸っ子弁(ぶっきらぼう)だけど、丁寧に説明してくれる。というか、一生懸命に説明してくれている。今はこういう人が少なくなっちゃったなあ。針は少しは江戸っ子なので、この気質が理解できる。言葉は恐いけど、心はとっても優しいんだぜ。

 でも、この朴訥で、荒っぽい言葉が、「客あしらいが下手」とい見方をする馬鹿が多くなってしまった。こちらがちゃんとした意向(どうしたいのか)を言うと、(ちゃんとした理由を言って、それをわかってくれると、一生懸命説明してくれる。)

   
先ずは柔らかい細目の方から試して見る事に。

 これが「水平君」だ。見れば分かるけど切り込みがあって、砥げた粒子が下に落ちて絡まないようになっている。  

         

 裏面は刃こぼれしてしまった、包丁を研ぐのや、砥石をある程度砥いだ後に最後の完成するのに適している。↓ちょっと砥いでみて分かったんだが、凄く砥げるというのが第一印象だ。これはいいかも知れない。というか、これこそ針が望んでいた物だ。

 まず水に漬けて、十分に水を含ませる。この水砥ぎは針の鈑金業でもしていた事だ。① 絡まない。遂げた物が流される。 ② 熱を持たない。とまあ、いろいろ利点があるんだよ。要は、目がつまらない訳だ。

         
       ほんの2,3回擦って(力は入れてないよ)この感じだ。

          
        いろいろな方向に擦るんだよ。この縦方向だけでは駄目だ。

         
 この方向、左右も大事だよ。この縦、斜め2方向で大体砥げてしまうぜ。え",?鶏の足のような針の手なんてどうでもいいんだよ。

          
 この方向に擦ると、きちっとした、角が立ってくるのだ。針は自動車の鈑金屋でしたからね。ある程度研ぎ方は知ってるんだよ。

          
 我々素人はこの位でOKだ。あんまり几帳面にしても、元の砥石が減ってしまいますからね。勿体無い!。

 まだ今一だけど、あっと言う間に砥げた。これはいい物を見つけたぞ。実は砥石を砥ぐ砥石はダイアモンドの粒子が付いている物(40、000円以上)等、いろいろある。この砥石は一桁違う4000円。使ってみて分かると思うが一生物だよ。これより大きいプロ用もあったが、この砥石がコンパクトな上に、もっと上質。とってもお勧めだ。

 包丁砥ぎで、お悩みの方、是非、お尋ねになってみられたら如何でしょうか?。確かネット販売されているので問い合わせされてもいいかと。砥石が原因な事もあるんだぜ。キャベツの千切り、刺身を切れ味いい包丁で捌く。これだけでも料理が美味くなるって言うもんだ。

 最後に、針なんかよりも凄い人のサイトを見つけました。ハンドルネームをお持ちでは無いみたいなので、仮に「凄腕砥石」さんとでも、お呼びしましょうか。よくお調べされているぞ。大変参考になりますので、是非、「永久保存版」にされたら如何でしょうか。

   http://www015.upp.so-net.ne.jp/toishi-erabi/index.html

 包丁砥ぎの研究も此処までくると、立派だよ。

コメント (9)
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