今年売れたCDはなんだろう。タワーレコードにて。

今日は久々にタワーレコードでいくつかのCDを購入しましたが、袋の中に「2004 CD&DVD BEST SELLERS」が入っていました。これは要するに今年のベストセラーです。もちろんクラシック部門もあります。ここに10位まで挙げてみましょう。

1位 シューベルト:交響曲第8番「未完成」、ブラームス:交響曲第4番、他
    クライバー&VPO、ドレスデン国立歌劇場O
2位 シューマン:交響曲全集
    ジンマン&チューリヒ・トーンハレO
3位 ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第1&2番
    ツィマーマン(P)、小沢征爾&BSO
4位 マーラー:交響曲第1番「巨人」
    コンドシラン&北ドイツ放送SO
5位 マーラー:交響曲第5番、第10番(バルシャイ編)
    バルシャイ&ユンゲ・ドイチェPO
6位 モーツァルト:レクイエム
    アーノンクール&ウィーン・コンツェントゥス・ムジクス
7位 マーラー:交響曲第2番「復活」、ドビュッシー:海
    アバド&ルツェルン祝祭O
8位 ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第2&3番
    アルゲリッチ(P)、アバド&マーラー室内O
9位 マーラー:交響曲第6番「悲劇的」
    バルビローリ&BPO
10位 ドヴォルザーク:交響曲第8番、他
    テンシュテット&LPO

1位は、言うまでもなく今年亡くなられたクライバーの追悼盤です。手に取られた方も多いのではないでしょうか。しかし、あらためて言うのも今更ではありますが、本当に亡くなられたのが残念でなりません。最近になって、クライバーのCDやDVDがたくさんリリースされるようになりましたが、出来ればやはり生前に出てほしかったと思います。

それ以下で目につくのは、やたらとマーラーが多いことです。ベストテンの中に、なんと4枚もマーラーのCDがあります。コンドシランやバルビローリあたりは、海賊盤などで話題となっていたのが、正規盤として発売されたもののようです。「良い音質で伝説の名演を聴きたい!」そんな根強いファンがおられるのではないでしょうか。

ジンマンも何気に凄い指揮者です。決して廉価レーベルの専門指揮者などと侮ってはなりません。昨年だったか、ベートヴェンの全集が大変に話題となりました。来日はなさらないのでしょうか。

このランキングは、これ以下にも40位までありました。詳しくは、タワーレコードのサイトで確認できます。私自身は今年、CDを買うことからかなり遠ざかってしまいましたが、皆さんはどのようなCDとの出会いがありましたでしょうか。しかし、こうしてランキングを眺めていると、どれも聴いてみたいものばかりです。

今年も残すところあと半月ばかり。こういった企画がなされているのを見ると、いよいよ年の瀬だという気がします。
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