都内近郊の美術館や博物館を巡り歩く週末。展覧会の感想などを書いています。
はろるど
「青木良太 展」 TKG Editions
TKG Editions(中央区銀座1-22-13 銀座カーサ1階)
「青木良太 展」
5/24-6/7

1978年生まれの陶芸作家、青木良太の新作個展です。薄手の白磁の茶碗が、思いもよらないような多様な表情を見せています。
その端正なフォルムは、ちょうどルーシー・リーの器を連想させるものがありますが、釉薬を巧みに利用して生じた様々な色や紋様は、たとえて言えば色とりどりの衣装を纏った着せ替えの人形を並べて見ているような味わいが感じられました。真っ白な輝きを放つ白磁の美しさはもちろん、プラチナやシルバーなどをかけた器の軽妙な美感はどことなく洒落ています。また同じシルバーを用いた作品でも、全く趣きの異なった様に仕上がっているのが面白いところです。酸化して黒ずんだ膜が気泡状に覆うものや、あえて磨かずにゴツゴツした質感の状態をそのままにした作品(まるで太古の土器のような味わいがあります。)などはその一例と言えるでしょう。それにプラチナが、あたかもブリキのような渋い輝きを放っているのも驚かされます。一見しただけでは素材が分かりません。
TKG Editionsは、清澄の小山登美夫ギャラリーのアンテナショップです。近くのアラタニウラノでDMを戴いて初めて行きましたが、通常は取り扱い作家の比較的買いやすい作品などを販売していると聞きました。(白磁の上に視線を向けると、村上のスーパーフラットが目に飛び込んできます。同画廊ならではの演出です。)なお住居表記は銀座一丁目ですが、昭和通りよりも東側にあるので、どちらかと言えば新富町駅の方が便利です。
明日、土曜日、7日まで開催されています。
「青木良太 展」
5/24-6/7

1978年生まれの陶芸作家、青木良太の新作個展です。薄手の白磁の茶碗が、思いもよらないような多様な表情を見せています。
その端正なフォルムは、ちょうどルーシー・リーの器を連想させるものがありますが、釉薬を巧みに利用して生じた様々な色や紋様は、たとえて言えば色とりどりの衣装を纏った着せ替えの人形を並べて見ているような味わいが感じられました。真っ白な輝きを放つ白磁の美しさはもちろん、プラチナやシルバーなどをかけた器の軽妙な美感はどことなく洒落ています。また同じシルバーを用いた作品でも、全く趣きの異なった様に仕上がっているのが面白いところです。酸化して黒ずんだ膜が気泡状に覆うものや、あえて磨かずにゴツゴツした質感の状態をそのままにした作品(まるで太古の土器のような味わいがあります。)などはその一例と言えるでしょう。それにプラチナが、あたかもブリキのような渋い輝きを放っているのも驚かされます。一見しただけでは素材が分かりません。
TKG Editionsは、清澄の小山登美夫ギャラリーのアンテナショップです。近くのアラタニウラノでDMを戴いて初めて行きましたが、通常は取り扱い作家の比較的買いやすい作品などを販売していると聞きました。(白磁の上に視線を向けると、村上のスーパーフラットが目に飛び込んできます。同画廊ならではの演出です。)なお住居表記は銀座一丁目ですが、昭和通りよりも東側にあるので、どちらかと言えば新富町駅の方が便利です。
明日、土曜日、7日まで開催されています。
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