フェルメールからのラブレター展(東京 Bunkamura)、開幕!

いよいよ、本日12月23日よりBunkamura ザ・ミュージアムにて「フェルメールからのラブレター展」が始まります。



既に先行した京都、仙台でも大きな話題となりましたが、ともかく今回の目玉は、日本初公開の「手紙を読む青衣の女」の他、フェルメールの3点の作品に他なりません。


ヨハネス・フェルメール「手紙を読む青衣の女」1663-64年頃 アムステルダム国立美術館

特に「手紙を読む青衣の女」は、2010年より約1年間、現地にて修復が行われた後、オランダ本国を含め、初めて展示される作品です。フェルメールの得意とする繊細な光の描写がより美しい形で蘇りました。


ヨハネス・フェルメール「手紙を書く女と召使い」1670年頃 アイルランド・ナショナル・ギャラリー

総出品数は約50点、その全てが17世紀オランダ風俗画ですが、展覧会タイトルに『ラブレター』とあるように、手紙にまつわる作品が多いのも特徴です。



それにしてもこのラブレター展を皮切りに、来年の東京都美術館でのマウリッツハイス展(真珠の耳飾りの少女)、そして国立西洋美術館でのベルリン国立美術館展(真珠の首飾りの少女)と、フェルメール絡みの展覧会が続きます。



マウリッツハイス美術館展記者発表会(拙ブログ)
フェルメール「真珠の首飾りの少女」初来日決定。(弐代目・青い日記帳)

既にフェルメールは押しも押されぬ大人気の画家ですが、その熱気もまたさらに高まってくるのかもしれません。


ヨハネス・フェルメール「手紙を書く女」1665年頃 ワシントン・ナショナル・ギャラリー

さて本日、展示に先立って行われたプレス内覧会に参加してきました。その内容についてはまた後日まとめます。

「フェルメールからのラブレター展」 Bunkamura ザ・ミュージアム
会期:2011年12月23日(金・祝)~2012年3月14日(水)
休館:1月1日のみ
時間:10:00~19:00。12/30、12/31を除く毎週金・土曜日は21:00まで。(入館は各30分前まで)
主催:Bunkamura、テレビ朝日、朝日放送、博報堂DYメディアパートナーズ
協力:朝日新聞社
協賛:大和ハウス工業株式会社



フェルメールと名の付いた展覧会で混まなかった例は殆どありません。京都展も会期末は大変な行列が出来たと聞きました。まずはいつも以上にお早めの観覧をおすすめします。

注)写真の撮影と掲載は主催者の許可を得ています。
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