◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「金粉の降り掛かる肉まん」って?

2010-01-27 20:54:25 | 気になる言葉、具体例
                                     レアです
 ある朝、たまたま日テレ系列を見ていたのですが、何だか忙しくしゃべる女性が登場していて、ローカルのアナウンサーかなぁ、スタジオではなくロケで、いろいろな食べ物を紹介していました。そして、「金粉の降り掛かる日本一の肉まん」「こちらで頂いていただきますのは」「東京では5000円相当もするお肉」などなど、変な日本語連発です。
 これが短時間に次々と出てくるのですからすごい! あの小倉智昭でも、あの二世アナウンサーTでも、こんなに連発はしませんよ。あ、そういえば、俳優K・Kの息子ちゃん俳優は、「徹子の部屋」に出たとき、いい年して敬語を話すのは生まれて初めてなんじゃないかと思うほどひどいしゃべり方でしたから、いい勝負かも。
 でも、ローカルではけっこういますよね。何も気にせずしゃべっている一般の人でもここまで変な日本語をしゃべることはないだろうと思うくらい、つまり、素人よりも変な日本語をしゃべるプロのアナウンサーというのが現実に存在するのです。テレビ金沢という日テレ系列の局にもいますよ、本当に日本人なのかと疑問に思うほど日本語がだめな女子アナが。( ̄ ̄)
 さて、「金粉の降り掛かる日本一の肉まん」ですが、「金粉」ではなく「金箔」ですね、どう見ても「金箔を振り掛けてある肉まん」でした。「ふりかかる」と「ふりかける」は全く意味が違いますし、漢字も違います。あのね、金粉ショーじゃないんだから、肉まんだから。(⌒ー⌒)ニシシ
 「こちらで頂いていただきますのは」なんてよく聞く間違いですが、食べるのはこの人から見てゲストですから「こちらで召し上がっていただきますのは」です。あの二世アナウンサーTでさえ、「皆さんに頂いて・・・いただいて・・・いただいている間に」と迷いつつ言っていた「頂いて」をこうもすらすらと・・・( ̄д ̄)ダラケッ!
 「東京では5000円相当もするお肉」は、「東京では5000円相当のお肉」もしくは「東京では5000円もするお肉」ですね。もっと大げさに言いたいなら「東京では5000円相当にもなるお肉」でしょうか。あ~~~そんな高いお肉、「さぁ、召し上がれ」なんて言われてみたいわぁ。(⌒¬⌒)ジュルル
コメント (2)
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