◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「戦略なんちゃらっていう」って?

2012-12-23 09:43:57 | 言葉についてあれこれ
                                お茶がこぼれるぅ

 2009年4月29日の記事で、「度肝を抜かされたんですが」について、小倉智昭は「押しも押されもせぬ」と「越すに越されぬ大井川」をごっちゃにして「押しも押されぬ」と言っている、同様に「度肝を抜く」と「腰を抜かす」をごっちゃにして「度肝を抜かす」とふだんから言っているのではないかと書いたのですが、どうやら当たっていたようです。先日また言ったのですよ、「度肝抜かされました」と。
 言葉に限らず、ひょいと間違って覚えてしまい、直す機会にも恵まれなかった、ずーっと間違えていた、ということはだれでも一つや二つ・・・たくさんあるでしょうけれど、他にあまり影響を及ぼさない一般人ならまだしも、キャスターなのにものすごく言葉の誤りが多いというのは困ったことです。
 例えば、「シュミレーション」「どんどん進み上げて」「どんな家族生活を送っているのか」「結局的には」「協会に対する不満も満ちあふれていました」「恐怖感におののいている」「結婚披露宴を挙げたり」「このデータが何の活用にも生かされてなかった」「影響は少なからずともあったと思うんですよね」「年配のかたには定評のゴルフクラブ」など、局アナだった時期があるとは到底思えません。
 「新しい新内閣について」「小さな小国」「炎天下の中で」「お昼のランチで」「おしゃれな服装を着る」「○○が辞職願いをして辞表を提出して」「それに対して対応しなけりゃいけないだろうし」「カナダの沿岸沿いに移動する」「被害を被ったことはない」といった重複も多いし、逆に、「エコノミー症候群」「花粉にいいお米」といった訳の分からない省略もあります。
 「折り合いがつかずに・・・」「どうもピンと来ないで」「タイガー・ウッズにも影響力を与えたと思うんですが」「どこまで姿勢を正してやっていけるかどうか」「ステアリングをどこで握ることができるかどうかということで」「ゴスペルを歌わせたりアカペラをやらせるとうまいんですよ」「国民からは人気が高い」「熱いお茶を出しすぎたために」「精神面でも強くないとならない指揮者」「差別に値するようなこと」も変です。
 「なんでこんなに競馬が詳しいんだというくらい」「異星人が地球に訪れたときに」「異星人が地球に訪問してきた場合」「格段と激しい」「あれだけいいバッターがそろえていて」は助詞がおかしいし、「菅さんは戦略なんちゃらっていう・・・」と言ったり、「ひかりの輪」を「ひかりのかい」と言ったり、かなりいいかげんです。間違えたのではなく、テキトーに言ったのですから、もはや報道をやる資格はない! 番組名を「とくダネ!」ではなく「小倉智昭ショー」にしたら?
コメント
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