◆ちゃんとしゃべれ!治納由気(はるなゆき)◆

変な日本語、敬語もどき、崩れていく日本語、そして、正しい日本語とハムスター。

「本体は取り付けされていません」って?

2011-10-12 19:58:32 | 気になる言葉、具体例
                              モフる、モフモフする

 「本体は取り付けされていません」というのを読んで、なぜ「本体は取り付けられていません」と書かないのかと非常に疑問に思いました。「取り付ける」をわざわざ「取り付け」+「する」って、変じゃないですか? 前から気になっていたのですが、もともと動詞なのに、名詞+「する」の形で言う人が多くなっているようです。
 「約500種類、取り扱いしておりますが」は、本来「約500種類、取り扱っておりますが」と言うもので、「取り扱う」をわざわざ「取り扱い」+「する」って、変でしょ? 「名刺を手渡しする」も聞いたことがありますが、なぜ「名刺を手渡す」と言わないのでしょうかね( ̄_ ̄)?
 「今までずっと間違いしてたってこと?」は「今までずっと間違ってたってこと?」ですし、「何度も念押しして」は「何度も念を押して」、「気負いせずに魚料理に取り組めます」は「気負わずに魚料理に取り組めます」と言うものですよね。「気負いせずに」なんておかしいでしょ(ーー;)?
 それから、「勉強する」「料理する」は、「勉強」+「する」、「料理」+「する」で、「勉強をする」「料理をする」でも違和感はありませんが、「非常に大きな影響をするので」「赤色は、興奮をしたことを示します」「実現をしていきたい」「充実をさせる」「雨雲が発達をする見込みです」「日本で滞在をしながら」「74年前に記録をした」は変でしょ?
 正しい言い方は、「非常に大きく影響するので」「赤色は、興奮したことを示します」「実現していきたい」「充実させる」「雨雲が発達する見込みです」「日本に滞在しながら」「74年前に記録した」です。このくらい、ごく当たり前の日本語だと思うのですが、なぜ「を」が入るのか、「を」を入れる人に聞いてみたい(~_~;)。
 前回、「お父さんがどんなことをお話ししているかというと」は、羽鳥慎一が「お話ししている」という謙譲の形を認識しておらず、ガキンチョみたいに「お話、している」という感覚でもって言っているのではないかと書いたのですが、久々に、ちゃんとしゃべれの神様降臨m(_ _)m、妙なものを見ました。
 NHKの番組かな、「家族とお話、しておいたほうがいいよね」と子どもたちに向かって話す人がいて、大人が相手なら「家族と話をしておいたほうがいいよね」ですが、子どもが相手だからまぁいいですよ、でも、テロップが「家族とお話ししておいたほうがいいよね」で、???、妙でしょ~~~(⌒⌒)。

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