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ススキの創りだす雰囲気が新鮮なアバンだったな、と。
季節の変化とカンヤ祭を前にした古典部の前日の姿を千反田を中心に見てて、
古典部の抱える問題っていうのを意識させられる作りだったかなと。
珍しく千反田が描写の中心になってくる回だったので、こういう描写だったのかもなとか。
アバンでの髪をまとめた千反田がまた可愛くてグッときたかなと。
車が通りすぎていくところでちょっと立ち止まってる描写を入れたりとか、
氷菓5話、三好回リスペクトしてるのかなーとか、
そういう部分を読み取れそうな感じがまた楽しかったり。
今回の演出・作監さんはお二人とも初演出・初作監なので、
どういうカラーを見せてくれるのか楽しみだったので、
アバンでの仕掛けはちょっとワクワクさせられました。
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登校。
氷菓は大きな章の始めは折木の登校シーンと里志とのやり取り、
っていうのがセットになってくるみたいですね。相変わらずの導入というか。
その中で折木以外の目線を強調した、里志の主観で見せる伊原を強調したりとか、
折木以外の視点っていうのを扱おうっていうが引っかかる感じだったかな。
これが折木がやらかしちゃったからこその古典部のあり方なのかなと。
しかし伊原がやらかしてしまっても全員でカバーしてる辺り、
やっぱ愚者後っていうのを意識させられる始まりだったのかなと思います。
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部室。
今回は文化祭っていうことで古典部も文集を売る関係で机の位置ずらしたりしてて、
そういういつもと変わった席で見せる古典部のやり取りっていうのを意識させる構図使ってて、
それがいつもと違う演出の方の回っていう型にもハマる感じで、
こういった変化を感じるようなところが新鮮でした。
まあ文化祭っていうイベント自体がいつもとは違うし、
文化祭の雰囲気っていう勢いもあって良かったかなと。
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一瞬のショットでまた遊んでたりとか。
この里志と千反田のツーショットが実現しなかった、
というところに繋がる感じでもあるし、新鮮だったかなと。
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今回は色々と動くキャラだった里志。
土星を被って部室に入るところだったりとか、
この辺の芝居だとか、何かとリアクションも大きて楽しかったな。
頭に繋がってるリード線の描写とか、横顔のタイツの描写だとか、
キャプのところでの指の指し方を強調するタメツメだとか、
何かと目が行くキャラクターだったなと。
しかし千反田が文集に手を向けるところで手の勢い強調したりしてたし、
割と原画の方の色気が残るシーンだったかな。
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モブがいっぱい。
里志たちはコスプレ?してるから既にお祭り感が出てるけど、
折木周辺からお祭り感が消えててちょっと引っかかる感じ。
折木の後ろのメガネの子とか好みかも。
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ブレイクダンス、でいいのだろうか。
フォルムなんかを見るとやっぱ石立さんかな。
石立さんは3話で演出やって今回初演出の小川さんが補佐で入ってたので、
面倒見るような形で入ってたのかなとか。
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千反田放浪記。
この辺、光の加減で廊下の色を見せてたりとちょっと新鮮だったな。
アバンでも月の光に照らされて反射する道が印象的だったけど、
小川さんってばそういうところ萌えな方なのかしら。
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笑ってる表情で頬の肉というかを見せてる辺り、
久々に京アニのリアル系作画きてるねという感じに。
けいおん!なんかだと映画でもイギリス人の描写とか、
割りとフォルムとかデフォルメで見せてる印象が強かったので、
久々にこういう一撃を喰らったような感があったかなと。
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放り投げる奉太郎。
今回はペンやら札やら何かと投げつけられたり投げたりしてた感。
これが姉弟的な描写というやつなのだろうか。
カット割らずに投げた状態っていうのを見せ続ける雰囲気とか、
本当に札に何の意味も持たせないような投げやり感は新鮮だったなと。
こういうところが演出の照れなのかなー、とか思ったり。
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千反田可愛い。
撮影会とかイベントをフルに活用してこういうのを見せてくる辺りサービスしすぎだろうと。
メダル?ぽいのを首から下げてる辺りとか、
髪がマフラーを巻いた時のように遊んで膨らみができてたりとか、
ああいう描写も可愛らしくて良かったな。
髪のフォルムも内藤さんなんかは結構手を入れてそうな感があるかなー。
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手前のモブのキャラに琴吹紬+天海春香みたいな印象が。
途中で頭にローソク乗せてた子とかいたし、モブを見るのも楽しかったな。
脚本:村元克彦
絵コンテ・演出:小川太一
作画監督:内藤直
小川さんもだいぶ若い方ですよね。
今回は同ポなんかも多用しながら省略しつつも派手な回になってて楽しかったな。
伊原が漫研に入るところの望遠だったり、ちょっと引っかかるような構図もありで、
そういうの見るのも新鮮だったかも。
内藤さんの千反田も可愛くてグッときますね。
アバンでの伊原の部屋にかけてある服だとか、
伊原のコスプレなんかも良かったな、と。
今回のモブはどれくらい西屋さんデザインだったんだろ。
割りと各回のモブは作監に寄るところが大きいみたいな話もあった気がしたけどはてさて。
今回は折木の時間から切り離した古典部のキャラを追うのが楽しい回でしたが、
このエピソードがどのように収束していくのかまた楽しみです。
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絵コンテ・演出:武本康弘
作画監督:西屋太志
新ED。
ホームズに追われる折木って何かの皮肉ですかという気も。
里志の表情が凄く悪い顔しててグッときたなぁ、と。
新OPもあるっぽい?のでそちらも楽しみです。
奉太郎も、一応のエイエイオーをするくらいに馴染んできたのが、妙に笑ってしまったです。
えるは「好奇心の亡者」過ぎ。でも可愛い!
なお、輪もあるし、里志がかぶっているのは土星かと。
その感想は新鮮ですね。>馴染んできてる
あとサターンを完全に脳内でジュピターだと思ってました。
作中でもジュピターって言ってたような気がしてましたが、サターンでした。
自分よくこういうの間違えちゃうんですよね。
直しときます。
言われてみれば、奉太郎はあんなものかも知れません。
普通の高校生に近付いたり、離れたりしながら、全体として少しずつ近付くのかなとは思いますが。
どっちなのか、気になります!ので、氷菓を楽しもうと思います。
氷菓が大好きで何度も見返しています。
天海春香ちゃんに似てるよなーと思って検索したらこのブログに出会いました。
勝手ながら読者にならせていただきました。