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魔法少女まどか☆マギカ [新編]叛逆の物語 その2 を語る

2013-10-28 22:50:23 | ■新房昭之


初見時はテンション上がりすぎてたけど2回目以降はさすがに冷静に見られる。
個人的に変身シーンを繰り返し見たいのだけど、
BDが出るのは半年後とかそんな感じなんだろうな、と思うと辛い。
色紙はマミさんが出ればコンプリートと思いきやまどか単独もあるのか。

以下ネタバレ感想。
まあ前記事で大体触れたので今回は取り留めのない感想+メモ的な感じで。



変身シーンで好きなのはやっぱ盛り上がる杏子さやか。
特に杏子の千手観音から目のクロースアップまでの流れが印象的。
あの瞳の炎をたぎらせるような杏子を本編の活躍で見ることが出来ないのが非常に残念。
もし仮に続編があるなら、それは杏子から始まって欲しいです。

さやかは画面から右へ消えたかと思いきや、
左にいる魔法少女の姿に走りながら合体する、
っていうアクロバティックな変身の仕方。
イメージ的にはTV版のOPでまどかが変身するシーンをもっとシンプルにした版って感じ、か?
そこから後ろ姿から中抜きでポーズ付ける辺りのタイミングが好き。
カッコイイですよね。

ほむらはCMで一部使われてますが、あの影の中から飛び出てくるのが良いかなと。
まどかは愛らしい感じが好印象。最後に覗きこむように手で顔を隠す辺りも可愛い。
マミさんは美しいけど、BGMが少し物足りなかったかな。

他にもほむらが魔女化する辺りなんかも好きですね。
キュウべぇを屠りまくる直前の一部白骨が見える辺りとか、
斎藤千和の演技と合わせて一番ゾクリときて楽しいですし。

見返してみるとさやかの重要度が高いことに改めて驚かされる。
魔女の姿すらも制御し、まどかがいた頃の記憶すらも持っている。
さやかが持っているものをほむらは何も手にできていないっていう対比は正直堪える。

花畑でのやり取り、ほむらの髪を触っているまどかは、
三つ編みの頃のほむらしか知らないのかな、と思う。
正直今のほむらに昔のほむらに戻って欲しいみたいな扱いをするまどか鬼畜すぎるだろと思ったけど。
記憶が無いなら仕方ない。
だからこそ、最後のまどかは三つ編みのほむらを知らないまどかなのかな、とか。

個人的に見ててほむらが魔女化を途中で解除されるっていうのはちょっと不可解。
それがまどかの説得によるものであるっていうのも。
だったらさやかも魔女を克服できる要因があればなしに出来たのか?とか。
まあインキュベーターの操作で色々あったからっていうのはあったかもしれないけど、ちょっと疑問?
あとなぜほむらは安々とインキュベーターにソウルジェムを奪われてしまったのか、とか。
OPで絶望に暮れている姿を見れば、その虚を突かれたのかなと納得もできる、かな。

ほむらが魔女化から一旦抜け出す辺り、
まどかを抱き上げてる自分を打とうとするほむらっていうのは、
あそこのシーンを一番の後悔だと思っているっていうことなのか、っていうのが凄い引っかかる。
まどかと永久に離れ離れになるというシーンで対象となるまどかが嗤っている、
っていうのは魔女化でほむらの憎しみの感情が追いかけてきている、
っていうことなんでしょうが、自分の中であのシーンは正にこのイメージなので、
そこの場面でまどかが助けに来るっていうのは正直狙いすぎているような気がした。
笹木信作さんのコンテだけど、やっぱ切った方もそういう風に認識しているとしか思えないというか。
まあ自分は単にまどかが嫌いだから言っているだけですが。

自分が言いたいのは、要はまどか自身が「自分だけを助けて欲しい」
と願ってしまったことに対して向き合ってないことがなんか嫌、っていうことなんですよね。
アルティメットまどかになった時にそのことに全く触れていない時点でまどかが純粋とか全く思えない。
そのことを念頭に置いてみた場合っていうのが自分の感想という感じ。


個人的には杏子に相談するほむらとか全然意外ではなく。
アメをせっかく貰ったのにメガネと一緒に捨ててる辺り、
扱いが全く変わってないところがちょっと笑える。
真実に近いところに出くわすのが杏子という気がするので、
杏子にはほむらを止める役をどこかでやって欲しい気もするな。
赤っていうイメージはほむらの名前と同一のイメージがありますし、
その炎で正しさを説いて欲しいなと思えていたり。

そういえばほむらが最後に変身する辺りの空間は血液を思い出すけどなんなんだろうなとか。
水は最終的にほむらが汚すことを意識しているっていうのもあるのかな。
さやかが水のイメージを含んでいるので、そのイメージの延長なのかなとか。

最後の踊りのシーンは冒頭を考えると現実が悪夢化したことの現れでもあるのかな、とか。
ほむらは自分自身の覚めない夢を覚まさせることを望んでいるのかもな、とか。
まあどうでもいい話。


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