流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

アニメ雑記 10/2 を語る

2012-10-02 22:09:05 | ■米たにヨシトモ
●劇場版TIGER & BUNNY
初日に見たんですぐ感想書けばよかったんですが、まあリハビリに。

TV版1話やOPのコンテ切ってた米たにヨシトモさんが監督。
久々の米たに映画でしかも長編物って初になるのかな。

虎徹の過去の回想、特に奥さんの回想が多いのが米たに作品っぽくて、
米たに作品見てるぜ感があって楽しかった。
1話のコンテ切ってるのでそれを再編集するかのような出だしとか、
長回しで虎徹の姿を追う劇場版っぽい空間の大きさを見せる演出があってグッときたかなと。

劇場版では新キャラの犯罪者が出てきてヒーローたちを惑わす展開に後半入りますが、
あそこからのジワジワした恐怖感というか不気味さが新鮮に感じられてGOODだった。
敵の目的とか過去とかあからさまなキャラ的な掘り下げはなかったですが、
だからこその恐怖みたいなのがあって良かったなと。

TV版があからさまな悪意を放出するジェイクみたいなキャラがいたことを思うと、
ただ逃げるだけの犯人はいささか物足りなさもあったりとか。
しかし、ヒーローたちを弄び、嘲笑をばらまき、
そして周囲の人々を人質にとることができるのにも関わらずそれを強調しない姿が見せる駆け引き、
それらに裏打ちされる根底にある絶対に捕まらないという自信。
ヒーローたちとのやり取りの中でそういう犯人の有り様を見せられていくのが良かったかなと。
米たに作品でいうならドラパンがロボット学校七不思議のボスになったような感じっていうか。

最初の劇場版ってことで今後の大きな事件を予感させる、
導入的な感じでの悪意の見せ方だったように思いました。
ジェイクのようなステレオタイプもいれば今回のような犯人もいると。
虎徹の言うようなヒーロー観からはずれたバーナビーがいるように、
従来からは少し外れた悪が存在したということなのかもなーとも思ったり。

機会があったらまた見に行きたいですね。パンフレットなんかも欲しいし。
次回がまたあるみたいなので、また楽しんで見れる作品を期待。


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