流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

『MUNTO』から思った京アニの『少女』 を語る

2007-03-02 20:08:24 | ■京都アニメーション
このアニメを見てると、京アニは少女と空が大好きなんだなぁ、と思います。いつも空を見上げるユメミ。これって今の京アニ作品にも脈々と引き継がれてる『少女』の要素ですよね。AIRなどを見ると、空を見上げる観鈴たちなどが印象に残ってる人は多いと思います。美凪なんかは特に特徴的だったように見えます。また今放送してるkanonでも少女の目線を大事にしている、空を見上げる少女というのを匂わせてきます。kanonの場合目線の先の空をよく映してくるので、以前より傾倒が激しいかなぁ、なんて思っちゃいます。これはなんなんでしょうね?

ハルヒなんかも例外ではありません。OPでハルヒは夜空を見上げ、天からの誰かの手をうれしそうにとります。フルメタふもっふなどでも2人で見る夕日など、空を見てると言えます。今思うとハルヒ00話でのキョンの『間に困ったら空映してないか?』というのは自虐を誘うようなセリフだったんじゃないかとも思えてきます。それは流石に考えすぎですが(笑)
以前、武本さんは夕日が好き?とか言いましたが、みんな好きなんじゃないかと今更思います。

他にも頭振り回したり、少女の汗臭さだったり、何かしら少女に対する入れ込み方、アプローチの仕方が面白いです。ハルヒ12話なんかは京アニのというよりヤマカンの『夢見たい少女』になっていたのかもしれません。

こういう所を突き詰めると、自分が京アニハルヒに抵抗を感じる部分がわかったような気がします。
はやい話が『俺のハルヒじゃねぇ!』なんですけどね(笑)
特にOPはね。ケレン味あってヤマカンのダンスよりマシじゃ!とか思ってた時期もあったんだけど、結局OPもEDも作り手の色が入ってるわけですよ。OPだったら脈々と受け継がれる『少女像』、EDはヤマカンの『少女像』というね。それが本編にも影響してきたんじゃないかなぁ、と思う。なるほど、それでハルヒ嫌いだったのかぁ、とちょっと自分で納得。ハルヒOPは中学時代のハルヒならわかりますが、今のハルヒからは感じられないハルヒだったように今なら思えます。あくまで自分の中の。

MUNTOで空を見上げる少女を『ユメミ』という名で置いてるのは、空を見上げる少女=夢見る少女と置きたいからだと思います。そうした少女イメージを少しづつ刻み続ける京アニが、将来的にどういうキャラクターを作るかちょっと楽しみですよね。ヤマカンが変えてくのかね?
らき☆すたに注目だぁ~(笑)
MUNTOは個人的には割と楽しめましたけど、目をつけられそうな要素がまだありそうなんでもう少し見ていきたいかなぁ、と思います。なんだかんだで、また少し京アニが好きになれた気がします。

でもなぁ、みんな好きだよね。少女と空なんて。そんなのゴマンとあるし。
重要なのは目線なのかもなぁ。まあ、結局話半分なんですが。

http://www.kyotoanimation.co.jp/index.html
京アニ公式HPトップ絵が『らき☆すた』に。
見事な堀口絵ですね。このアニメでも細部に拘る京アニなんだろうか。
だとしたらどういうアニメになるかちょっと気になる。


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