流星、夜を切り裂いて ~FLY HIGH~ ver.2

米たにヨシトモファン 京アニに興味あり アニメ語りメイン

kanon 22話 を語る

2007-03-02 17:30:00 | <kanon>
ドロドロしてくると昼ドラみたいな印象があるかもなぁ。
kanonはTVドラマを目指してるんじゃないか?とか勝手に妄想してみたり。



コンテ、演出:吉岡忍  作画監督:米田米良

個人的に待ちに待った吉岡さん演出回。今まで真琴の重要な回を担当されてたので、もしかしたらと個人的に楽しみでした。『吉岡回で真琴参上』という予想が当たって少しうれしかったり。今回の演出は過去のあゆの事故~祐一絶叫、のところなんかは良かったと思います。特に絶叫でカメラを引いてくところは影と光がいい具合で吉岡さんっぽい演出だな~、なんて思いました。光の演出は京アニは上手いのですが、吉岡さんはやや荒削りな印象を受けます。それが味があっていいかな、と思えるんですけどね。真琴の登場シーンも暗闇の中の光として扱ってるのが良かったです。真琴が救いであることをきちんとあらわせているかと。あと、前回の雪ウサギを壊すところの光加減を金ぴかから暗い思い出として色を落としているのは好感持てました。前回は記憶を取り戻す一環&子供時代の名雪の思いとかけてあんな色だったのでしょうが、今回はそれとは対照的です。昔のことを思い出したことが、逆に名雪との関係の悪化に拍車をかけてますね。そういう意味で苦い思い出として回想させるのは良かった。あと効果音の音量が微妙に変わってるような?細かいところの気配りはさすがです。あと飛び出す祐一を見送るようなピロがちょっと愛らしい。作画的には米田作監の味がよく出てました。細かい所まで行き届いているところもいつも通りですが2クールということを思うと流石と思えてくる不思議。

あと今回目に付いたのが雪ですね。吹雪の雪が良かった思います。上手くそういうところ再現してるなぁ、と感心します。雪に関しては特に力入れてますよね。夏のAIRと言えば突き抜けるような空と色鮮やかな緑でしたが、今回は空と雪ですね。降ってくる雪に魅入られることがよくあります。今回は吹雪を上手く使えていたと思います。晴れてるけど、ちょっと雪が軽く降ってるところなども細かいところですが味があります。光に照らされる雪なんか見てると少しロマンチックだよねーとか言ってみる。

脚本的にはこれが精一杯だろうというところまでやったかなぁ、と思います。kanonはあゆか名雪かという話になってくるので、その辺りです。あとはどのように奇跡が降り注ぐのか。個人的な予想ですが、真琴がなんか1つ奇跡を起こすんじゃないかなぁ、なんてちょっと思ってます。ここまで真琴を引っ張るなら10話のラストの天野のセリフが実現するんじゃないかなぁ。形を変えてかもしれませんが。真琴とあゆの出会いを無駄にしないなら、なんらかの処置をとるかもしれませんね。まあ、今後の流れに期待でしょうか。あとこの話で、やっぱ杉田さんが上手い声優さんだな、と再確認。息遣いから伝わってくる緊迫感が素晴らしい。残り2話、楽しみです。


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