ご心配をおかけしました。
悲しい知らせに自失状態の我をどうしょうもなくて、こころおだやかならず
思いついて、亡き父、母のお墓参りに熊本へ。
野の花を墓前にそなえ、お線香の香りに包まれているうちに、
ようやく我に返ることができました。
そして遠くにみえる鈴なりの柿
そう・・・あれは、5年前にもなろうか。
多くの癌と戦うジャーナリスト、
鳥越俊太郎さんの講演を聞くために、JRで小倉へ行ったときに知り合ったのが
Uさんご夫妻だった。
http://blog.goo.ne.jp/himawari_008_may/e/8136c2c7da0b40e4aaf649010c4cf917
会場で隣り同士に座ったのがご縁で、おたがいに名前や住所などを交換して
それからはがき交際へと続いた。
福岡県の北(直方)と南の端にお互いが居住しているので、
遠くてなかなかお顔を合わせることはなくとも
季節の変わり目のはがき交換や、ブログもちょっとのぞいてくださり、
愉快なコメントで私を熱くしてくださった。
たまたま、この9月に再び鳥越俊太郎さんの講演があるので
Uさんに逢えることを期待して、下記のような葉書をだしたのでした。
http://blog.goo.ne.jp/himawari_008_may/e/5099c1a5702a3f48f60e2c62bc622794
ところが運悪く台風19号の直撃、その日はJRは運転停止。
私は足をうばわれ、講演会には残念ながら行くことができなかった。
10月になった。几帳面なUさんなので、
何かの形で知らせが来るはずなのになんにもないし
「おかしいなぁ・・・」
そして、届いたのは思いがけない訃報だった。
「うそ!信じられん! 明日、直方にいってくる! Uさんの家に行ってくる!」
じいやは首をよこに振った。
「それは無理たい・・・」