hokutoのきまぐれ散歩

ブログも12年目、4000日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

総本山 金峯山寺(奈良県)

2014-06-08 05:00:00 | 日記
金峯山寺(きんぷせんじ)には昨年4月に奈良吉野の桜を見に行った際に訪問。この寺のある金峯山は古くは飛鳥時代から聖地として知られたところで7世紀の後半に役行者がこの山で修行し、悟りの世界を導くために金剛蔵王権現を祈りだしたと言われる。山上ヶ岳と吉野山にお堂を建てp参りしたのが蔵王堂の始まりでこの寺の創始である。それ以降修験道の道場として中心的な役割を果たしている。
寺内には数々の建物があるが、駅から登り始めるとまず銅の鳥居をくぐる。これは発心門とも言われここで修行の道に入ることを決意する。

さらに登ると仁王門があり、それをくぐると国宝の蔵王堂が見える。

この蔵王堂は金峯山寺の本堂で本尊蔵王権現3体を始め多くの尊像を安置している。この木造蔵王権現立像3体は1592年に制作された巨大な青いお顔の仏様で中尊が釈迦如来、右が千手観音、左が弥勒菩薩を本地とするもので、それぞれ過去・現世・来世を象徴している。秘仏で通常は見ることができないが昨年は3月末から6月9日まで特別拝観ができたため、お参りすることができた。とくに、中尊は7メートルもありその迫力に衝撃を受けた。

特に今回の百日御開帳では通常一般人が入ることのできない内陣まで入り、祈念することができた。一度に6人しか入ることができないためかなり待たされたが、ちょうど中尊の前に入ることができ、日頃の懺悔をする貴重な機会を得た。大きなお顔の前では嘘が付けない気分になり、自分を見つめ直すことができた。

吉野の桜も素晴らしかったが、たいへんいい思い出になった拝観であった。