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せっかく伊豆に遊びに来たんだからとかつて孤独のグルメseason3で井の頭五郎がおかわりするほど絶賛した河津七滝温泉の『かどや』さんにお邪魔する。
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伊豆半島の真ん中を走る国道411号をまっすぐに南に向かう。途中、旧天城隧道などに寄り道をして、河津七滝ループ橋を降りて入口すぐのかどやには10時過ぎに到着。
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朝食後まだあまり時間も経っていないことからまずはご主人の稲葉さんの話を売店で聞く。稲葉さんはよく切れる包丁で取れたばかりのわさびの整形をしていて、葉茎と花、わさび本体、葉を分ける作業中。
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わさびの生産にはかなりのキャリアがあり、こちらが立派なわさびですねと言うと立派なわさびでも1年半は育てないと水っぽいものしかできないが、今はスーパーなどにわさびを並べる時代だから形ばかりに目がいくが、これではダメだと厳しいご意見。頑固そうだが、優しく親切に色々と教えてもらう。
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では、わさびの食べている部分は植物の根、茎何れか分かりますか?実は茎、正確には根茎と言って葉茎とは区別されるが、あのゴツゴツした辺りから葉茎が出ていたもの。わさびが伸びていくうちにゴツゴツした痕跡を残すのだ、なんて話をする。
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そのあと10時半には食堂に行くが、腹が減らないので妻と2人でわさび丼(550円)1つを注文。ちなみに五郎さんが食べた頃は400円であった。
すぐに7センチくらいのわさびとサメ肌おろしが登場。おばさんから『葉を落とし、そちらから丸を描くように全ておろして』と指示。妻と2人で全ておろすがいい香り。
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5分ほどしてご飯に鰹節がたくさんかかったものとわさびの珍味4種(わさび漬け、茎の酢漬け、わさび海苔、わさびの味噌漬)が登場。おばさんから『ご飯の真ん中にわさびを載せて周りから醤油をかけ、全体を混ぜて食べる』と指示され、それに従い食べる。辛いのに強い小生は甘ささえ感じるわさびと醤油、鰹節がよく混ざり、シンプルだが美味い。妻にはやや辛いようだが、それでも箸が止まらない。
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2人でだからなのか、すぐに完食。他にも蕎麦や茶漬けなどがあるが、やはりここまできたらやはりわさび丼だ。周りには既に河津桜は終わりかけ、今は菜の花が咲き乱れている。11時になると次々にお客さんが来店、やはり人気店である。
かどや
静岡県河津町梨本95ー1
0558357290