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中伊豆旅行の定番はやはり浄蓮の滝と天城隧道、河津七滝などが挙げられる。今回は河津七滝に関しては近くでわさび丼を食べただけだが、残りの2つにはしっかり立ち寄った。
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伊豆長岡を朝早めに出て国道136号、さらに国道414号を走り南下する。天城越えが近くなると道の脇にワサビ田が広がり出す。道の駅『天城越え』の先の分岐を左に行くと旧道に。舗装が途切れ、1車線のダート、しかも路面は雨水にえぐられて特にカーブはかなりガタガタくる。
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あまり車高も高くないので気にしながら走るが、それにしてもこの道はよく曲がる。2kmほど行くと急に右側に駐車場があらわれ、目の前には古ぼけたトンネル。それもそのはずで1904年に作られた現存する石造りのトンネルでは日本最古、松本清張の『天城越え』でも有名である。幅は3.5mしかないため、車1台が通過するのがやっとで、もちろんトンネル中ではすれ違えない、その上に薄暗い。
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トンネルの入口は横の崖を登ると入口の真下を臨むこともできる。先客は一組、彼らは元の道を戻って行ったが、小生はせっかくだからとトンネル内を通行。ぽつりぽつりと電球の暗い光しかないトンネルの中を目一杯にヘッドライトを照らし、走るがやはり狭い。出口で改めて止まるが、こちらの駐車場の方がやや広い。そのまままっすぐ行くとまた元の国道に出れるが、こちらのほうが道もだいぶ広く走りやすい。
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この後、前にレポートした通り、わさび丼を食べて、ループ橋を通り、また元の道を戻る。途中、浄蓮の滝に寄るが、ここは大型バスが止まれるからか、人がとにかく多い。しかも、滝が好きなのか中国人の団体ばかりが目につく。小生はここも何度か訪れているが、入口は国道沿いだが、その先は下り坂、つまり後の登り坂を考えると気が重くなる。
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浄蓮の滝は滝の近くに浄蓮寺があったことにその名前は由来する。落差は25mある立派な滝で、向かう途中の道からも今の季節はよく見渡すことができる。
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道を下って行くと滝つぼ近くには売店やマス釣りの事務所などがあるが、その隣はワサビ田で美しい水が流れている。マス釣りは若いカップルに人気で、これまた意外によく釣れる。
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また、滝つぼの横あたりには熊本県と伊豆半島のみで自生が確認されているハイコモチシダの群生地にもなっている。
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滝からはマイナスイオンが沢山出ているのか大変空気が爽やかで気持ちがいい。だからではないな、わさびを中心に販売している売店ではついつい先程食べたわさびを3本購入。
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しかし、この滝をみると石川さゆりの『天城越え』しか浮かばないのはやや発想が貧困かなあ。これで伊豆までの小旅行も終わり、あとは東京に戻るだけである。