大盛りにはあまり興味がないが、周囲からの誘いもあり、事務所近くでは有名な大盛り蕎麦の店を訪ねる。店の名前は『堀留屋』、店のある名前を屋号にしており、2009年にできた割には歴史を感じる佇まいである。
店の外には『一杯で満足、満腹そば』とある。自動でない戸を開けるとカウンターのみで選抜高校野球の中継中。ややこわ目のおじさんが店主らしく1人で切り盛りしている。先客は早いので1名のみが大盛りのざる蕎麦と格闘中。かつては600gの普通盛りまでは同価格だったとのネットに記載があったが、今は小盛200g、中盛400g、大盛600g、特大800gとボリュームダウン。まあ、原材料の高騰と食べ残しが招いたのではと勝手な想像。
冷たい蕎麦が中心のようだが、飽きそうなので『肉南蛮蕎麦、熱、中盛』(900円)を注文。8分程度待たされてやってきた蕎麦は大きめの丼に目一杯。上から見ると煮込まれた豚バラとネギ、さらに晒した(^○^)スライスオニオンが掛かっており、別に振りネギも付いてくる。
さすがに量は多く、上に乗った具材を脇によけながら蕎麦を食べるが、中々いい味が。鯖節か鰹節か、よくダシが利いていて、ネギも甘く煮えている。蕎麦だからか早めに食べようと努力したからか、まともな盛りまでまず食べる。
言い忘れたが七味の容器もデカく、栓は箸で代用されている。これが大は小を兼ねずつかいにくい。
最後は豚バラがボリュームがあり、やや苦戦したものの、10分足らずで完食。さすがに最後の方はつゆが冷え気味となったが、やはりつけ麺にせずに正解。確かに満腹となった。ただ、やはりあまりデリカシーはないかな。
堀留屋
中央区日本橋堀留町1ー6ー10